【ボードゲーム】嵐の中で大熱戦!『桜降る代に決闘を』第1回ゴジライン大会レポート

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今夜勝てるかも知れない『ふるよに』TIPS

ということで、めでたく「(暫定)ゴジライン最強王者」の地位を就くことができたので、調子に乗って「自分が対戦で感じたり、“有識者”に教えてもらって参考になった豆知識」的なものを書かせていただきます。これから『ふるよに』を始める方は、よければ参考にしてみてください。また、有識者の方もご意見などもありましたら、ぜひご一報ください!

01.【眼前構築について】

・デッキに入れる攻撃カードは最低4枚は欲しい
慣れないうちは、デッキにどのカードを入れるか迷いがちですが、まずは「攻撃カード」を4枚以上は入れるとデッキが安定する印象です(よほど特殊なキャラクターでない限り、相手を攻撃しないと勝てないゲームなので……)。対戦時も2回くらい攻撃しないとライフにダメージを与えられない場合も多いので、ある程度の攻撃カードをデッキに入れる事を心がけた方が良いと思います。

△自分が「ユリナ/ユキヒ」を使う場合、「斬」「一閃」「ふりはらい/たぐりよせ」「しこみばり/ふくみばり」の4枚を基準に、相手のタイプによって「居合い」を足したり、ユキヒの攻撃カードを他のものに差し替えたりする方針でやっています。

 

・切札のコスト合計は8~10くらいを目安に

切札はついつい強力なものばかり選んでしまいがちですが、切札を使うために必要な「フレア」のコスト合計には注意を払いたいところ。できれば1回の対戦ですべての切札を使い切れるようにすると、対戦も有利に進むことでしょう。1ゲームのうちに無理なく入手できるフレアは、(ゲームに慣れないうちは)10個手に入れば良い方という印象です。つまり、コスト合計を10くらいまでに押さえれば、すべての切札を無理なく使い切れるはず。また、そのうち1枚は強力な直接攻撃の切札を持っておくと、トドメや逆転に使えるので心強いです。

△ユリナの「浦波嵐」は、低コストで強力な防御効果を持っていて超優秀。ぜひ入れておきたい1枚。

02.【桜花決闘について】

・「前進」は超強いムーブ!

数ある基本行動の中でも、「前進」は「距離を詰める」うえに「オーラが増える」という、1粒で2度美味しい行動。特に近距離で戦うタイプのメガミなら、積極的に使っていきましょう。

△一気に距離を詰める「足捌き」も一見強そうですが、「カード1枚使って、オーラが増えない移動をする」というのは「前進」よりもリスキーな印象です。対戦相手によって採用するかどうか考えましょう。

・ライフに2ダメージを与える攻撃は喰らわない、しかし相手には喰らわせろ!
ライフ8からスタートするこのゲーム。でも実際は、山札再構築時に支払うライフで2~3点ほど減ることが多く、「先にライフに5~6点ダメージを与えた方が勝つ」という展開がよく起こります。ライフ2ダメージを与えることができる攻撃は、実質、相手ライフの1/3ほどを削る攻撃なので超強いです。隙を見て狙っていきましょう。

△相手のオーラが4以下の場合、ユリナの「斬」を使ってオーラを3減らしたあとに、「一閃」を使えばライフに2ダメージ! しかし実戦では、相手もそれを見越して敢えて「斬」をライフで受ける……という駆け引きが発生することも。

・山札の再構築前に、手札を1枚確保しておくのが「オシャレ」!
山札を再構成する時に、できれば手札を1枚持ってる状態で再構成をするのが「デキる決闘者スタイル」。こうすることで、山札が6枚になる=3ターンで綺麗に引き切ることが可能になります。山札に1枚しか残ってないけど、その残ってるカードが超引きたい!という事態を避けられるのは地味に強いです!

△キーカードが残り1枚の山札に残ってるまま、やむを得ずシャッフル……という細かい失策が生死を分けることもあるはず。

03.「死んで覚える」の精神が大事

メガミの組み合わせは膨大で、さらに同じ組み合わせでも取れる戦略は無数にあります。実際にプレイしてみないと、その強さが実感できないことも。バンバン対戦して覚えていきましょう!

△ちなみに、先日参加した公認大会では、この「もじゅるー」というカードを中心としたコンボでずっと相手のターンが続いたまま死にました。死なないと分からない世界もある!

次回大会では、さらに強敵が待つ……!?

こうして私・イナガキの優勝で幕を閉じた「第1回406系ふるよに大会」。しかし、「406ゴジライン」には、新たな挑戦者がまだまだ待ち構えている様子です。第2回も、この調子で防衛していきたいですね!

△「406ゴジライン」で大会実況中の一コマ。新たな強敵出現の予感……!?

TCG的なデッキ構築と、格闘ゲーム的なキャラ特性を生かした駆け引きが楽しめる『ふるよに』というゲームは、知れば知るほどその奥深さに驚くばかりです。この独特のゲーム性は、TCGが好きな人にも、格闘ゲームが好きな人にも、そして新しいゲームが好きな人にも、楽しんで貰えるんじゃないかと思います。もし、この記事とかで興味を持っていただいたら、ぜひ一度遊んでみて欲しいですね! ただ、残念ながらこの記事を書いている9月中旬の時点では『ふるよに』基本セットは品薄状態のようですが、公式ブログによると10月下旬頃より再版分が各ボードゲームショップなどに入荷されるとのこと。まだまだ熱い『ふるよに』、これからもぜひ追いかけていきたいと思います!

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イナガキ

イナガキ

ゴジライン愛読者のおっさんゲーマー。アナログゲームのイベント運営やTCGプロデューサーなどの仕事を経て、某出版社でアナログゲーム系書籍の編集者に。好きなボードゲームは「ティカル」と「王への請願」。LINEグループ「406ゴジライン」でボードゲームの話題が出ると途端に長文を投稿し始めるタイプのオタク。

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