【鉄拳7】今夜から始める『鉄拳7』01.基本的なかけひきを覚えよう

1年ぶりくらいの登板になる、ゴジラインの「春人」と申します。
ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインには、意外にもビッグタイトルである『鉄拳』シリーズを遊ぶメンバーが少なかったのですが、『鉄拳7』をきっかけにガチャガチャと戦いを始めたようです。そこで、代表の浅葉から「今夜勝ちたいからなんか書いて」という大変雑な注文を受けたので、私がキーボードをカチャカチャしている次第です。
現状のゴジラインの対戦レベルはというと、「強キャラ誰っすか」とか「打っとけば勝てる技ないんすか」といったようなところで、”初心者だけど勝ってドヤりたい”やつらの集まりとなっています。
そんなわけで、今回の記事では、『鉄拳』の超・基本的な駆け引きと、上達の流れについて紹介します。ゴジラインのおっさんたちのように、今作から始めるという人は、ざっと目を通してみてくださいね。

△ゴジラインでは二夜連続で、トーナメントモードを使った対戦で盛り上がっています。初心者から上級者までそろった対戦会になっていますが、皆楽しそうに暴れまわっています。

ガードを揺さぶる”二択”が『鉄拳』の醍醐味

基本的に『鉄拳』は、中段攻撃の見返りが大きいため、ガードする側は「立ちガード」を基本にします。そこをこじあけるために、下段を狙うのですが、下段にはガードされた時のリスクが大きいという弱点があります。このため、下段メインで攻めるというよりも、大ダメージにつながる中段のアクセントに下段を使うという心構えで試合を進めてみましょう。

△中段と下段の揺さぶりを仕掛けられる近距離は、大ダメージにつながる駆け引きが発生しやすい。

△立ちガードを軸として守ることが多いため、スピードの速い下段はガードしにくい。しかし、下段技の多くは、ガードや空振り時の隙が大きいというリスクもある。

EX:当てやすい技から始動するコンボを覚えよう
『鉄拳』には、さまざまなコンボが存在しますが、遊び始めたばかりという方は、「当てやすい技」からのコンボを覚えましょう。中段からのコンボ、反撃用のコンボ、そして後述する暴れつぶしからのコンボをおさえておけば、ひとまず『鉄拳』らしい駆け引きを楽しめるはずです。

△トレーニングモードのキャラクター別のコマンドリストから、サンプルコンボを確認することが可能。実戦的なものが揃っているので、まずはこれから練習してみよう。

二択に持ち込むまでの駆け引き

いくら近距離での二択が強力とはいえ、やみくもに突っ込んでしまうと相手の繰り出している攻撃にボコボコ当たってしまうので、リーチの長い技で相手の動きを止めたり、逆に相手のリーチの長い技を誘い、ガードしたり、空ぶらせてから攻めを仕掛けるというかけひきが発生することになります。ここを突き詰めていくと、かなりオタク的な話になってしまうので今回は割愛しますが、ひとまずは自分のキャラクターのリーチの長い技を把握し、相手のリーチの長い技に対しては中段であればガード、上段であればしゃがみからの反撃や、「しゃがみステータス」という上段攻撃に対して潜り込む性能のある技で対処するということを意識してみましょう。

△相手の出鼻をくじくリーチの長い技は”けん制”として使えます。ただし、空振り時のリスクが大きいため、他の行動のアクセントとして使いましょう

EX:特殊なステップについて
後ろ入力を2回すると後方へとすばやくステップを行いますが、動作後にやや長めの硬直が発生します。しかし、後 後 後 斜め下後 後 後 斜め下…(テンキー表示だと441441441…※通称「山ステ(山田ステップ)」)という入力をすることで、後方へのステップをしゃがみで強制的にキャンセルしつつ、後方に素早く下がることができます。その他にも後ろ後ろ下or上…(442or8…※通称「野ステ(野口ステップ)」)といった、じわじわ横移動しながら下がる方法も存在します。これらの特殊なステップについては、オタク的テクニックなので、今後の記事で詳しく解説します。
LPで攻めの起点を作る

LPはダメージこそ少ないものの、ガードされても攻めを継続しやすい技になっています。この技で、相手の出鼻をくじき、そこから中段、下段の揺さぶりに加えて、動こうとする相手にヒットする”暴れつぶし”を仕掛けましょう。暴れつぶしに適しているのは、カウンター時のリターンが大きい発生の早い攻撃です。

△ジャブからの中段、下段の二択に割り込もうとする相手には、攻撃発生の早い技でカウンターを狙おう。

相手が続けざまに攻撃を出してきている場合も、ガードからのLP、しゃがみLPによる割り込みを狙えるポイントです。ただし、LPは”上段攻撃”となっているため、”しゃがみステータス”属性のついた技には弱いことに注意。しかも、しゃがみステータスのついた技には、浮かせ技なども多いため、安易にしゃがませないように中段を混ぜたり、技そのものをつぶしやすい下段攻撃も織り交ぜていきましょう。

△LPは上段なので、読まれてしまうとしゃがみでの回避から反撃を受けてしまう。

EX:横移動をしてくるオタクへの対処法
有利な状況を意識して技を繰り出していても、横移動で避けられてしまうという場合は、相手がやや『鉄拳』オタクである可能性があります。上級者になると、この横移動の読み合いが攻防に加わってくるのですが、慣れないうちは各キャラクターに用意されている「ホーミングアタック」といわれる横移動で避けれない属性の技で対処していきましょう。

△ホーミングアタックには、白いエフェクトが発生する。キャラクター共通のホーミング対策として、ロングレンジスロー(6RP+RK)も使えるが、こちらはリスクも高め。

どういう手順でうまくなるのか

『鉄拳』は、いざ始めてみればわかりやすいゲームですが、上達の指針をゆるっと押さえておけば、ある程度のラインまではスムーズに強くなっているのを実感できるはず。スーパー大雑把な上達の流れとしては、以下のようなものがオススメです。

レベル1⇨ジャブでターンを取りつつ、間合いを詰めながら中下段の2択をかけられる。

レベル2⇨横移動を取り入れた様子見も混ぜつつ、中下段の2択をかけられる。

レベル3⇨ステップによる間合い調整ができるようになり、相手の技への確定反撃を意識し始める。

レベル4⇨相手の技を誘う動きをしながら、技のスカリを見てスカリ確定が入れられる。

これらすべてをきっちりこなすというのではなく、レベル1がある程度できてきたなと思えば2へ、2もある程度身についてきたなと思ったら3へと移行していきましょう。今後の記事では、横移動やステップを交えた攻防についてもより詳しく解説する予定です。

特別付録:今夜だけ勝ちたいポール攻略
格闘ゲームは、好きなキャラクターを使うほうがモチベーションの維持につながるという建前を書いたうえで、ここでは本作から鉄拳を始めるプレイヤーに超オススメのキャラクター・ポールのご紹介をいたします。
ポールといえば、崩拳(236RP)と龍王霹靂掌(2RK RP WP)の大ダメージ二択が有名ですが、この攻めは初心者からオタクまで使っていける永遠のパワープレイになっています。ゲームに慣れないうちは、LPからこれらの技を使い分けていきましょう。二択に対してガードしようとしない相手には、LPからの3RPを狙いましょう。壁を背負わせた状態では、瓦割崩拳と瓦割り落葉がお手軽かつ強力な揺さぶりになります。瓦割単体で止めておけば、リスクも小さいので、うまく使い分けて相手の体力を奪いましょう。

△体力ギリギリまで追い込まれても、壁際でレイジドライブ崩拳(236WP)が炸裂すれば、すべてを台無しにできることも。

今夜だけ勝ちたいコンボ集

・3RP→震軍(LK RP)→双斧(4LP RP)【S】→236P崩拳

・軍馬(しゃがみ状態から3WP)→あびせ蹴り(66RK)→獅鷹(立ち途中LK RP)【S】→龍王霹靂掌(2RK RP WP)

※【S】はスクリューやられを示します。

今回はこの辺で。
皆さま、よき『鉄拳7』ライフをお過ごしください。

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春人(こずえはると)

春人(こずえはると)

ゴジラインの素材作り担当。田舎で隠居中。
浅葉の居るところ突如現れては、気が付いたら音信不通になってたりする。
ゲームでは強者の部類ではないものの『機動戦士ガンダム 連邦vsジオンDX』のシングル全国大会において"ゴッグ全一"になったり、コスプレイヤー時代には某コスプレコンテストで優勝していたり、某アーケードゲーム雑誌で4コマ漫画を描いていたりと、もはや良くわからない過去がある。
人生の2/3をエルフ族に捧げており、残りの1/3はカレーに捧げている。現在は田舎のロケーションが最高過ぎて更なるロードバイク沼に沈み中。「やっぱり大自然には勝てなかったよ…」

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