ミズシナの書いたスマートフォンゲーム『シャドウバース』の記事が、電ファミニコゲーマーというメディアに捕捉されているのに、天下一品の画像と大富豪のことを書いたおれの記事が載らないのはなぜなのかと不思議に思う、浅葉、34歳です。
ミズシナ「お前らチンパンジーのために、『シャドウバース』の基礎から丁寧に記事にしてやったぞ。ありがたいことに、前後編になってるからな」
おれ「評判もいいみたいだな。でも、お前肝心なこと忘れてるよ」
ミズシナ「まだわからないことでもあるのか?まぁ、β落選してプレイできてないから当然っちゃ当然か」
おれ「いや、おれとナカジマは、ゲームする前に説明書を読まない」
ナカジマ「おれの主戦場は、ボタン押したら相手の体力がとりあえず減る格闘ゲームだからな。ここ最近、紙の説明書がついてこなくなって、マジで読まなくなったわ」
ミズシナ「つまり?」
おれ「冒頭だけは読んだ」
ミズシナ「このチンパンジーどもが……。でも、『シャドウバース』は、ゲーム内のチュートリアルがかなり丁寧に作られてるから、貴様らチンパンジーでも楽しく遊べるだろう」
『シャドウバース』のβテストに当選したゴジライン内の唯一神・ミズシナは最近やたらと元気で、かっての”ゴジライン”連中のどんちゃん騒ぎを見守るだけの立場から、非常にアクティブな存在になっています。記事も書き、LINEグループにも書き込みが増えました。
そして、メンバーたちとのコミュニケーションも増えたのですが、ミズシナの発言の節々に「”珍さん”」、「”ウィンナー”」(『コードオブジョーカー』というカードゲームの用語らしく、とある種族とかカードのスラングのようです)”といった言葉が何回も何回も何回も出てきて、コイツコミュ障ではと疑っているのが現在、3月4日の進捗状況となります。
おれ「そういえば、お前が最近使ってる”エラッタ”(※)っていう言葉の意味がようやくわかった。twitterとかでたびたびつぶやいてて、何いってんだコイツって思ってたけど、あれもカードゲーム用語なんだな」
※エラッタ:カードゲームにおいて、カードの効果が公式ルール上で変更されること。格闘ゲームでいう、調整に近いイメージとのこと。
ミズシナ「着実にカードゲーマーへの道を歩んでるじゃん」
おれ「でもエラッタって、格闘ゲームでいうところの、調整とか下方修正みたいなもんでしょ?ミズシナが格闘ゲームの話するときに、”格闘ゲームはすぐにエラッタされるから”みたいなことをこの前言ってたじゃん。あれ、完全に、イキってるんじゃねえの?」
ミズシナ「すげえスマートでしょ。エラッタ。荒らし、ぶっぱなしみたいな物騒な業界用語が多い格闘ゲーム界に知性をふりまいてる」
ナカジマ「決闘者をデュエリストって読む世界、深すぎる。牛丼が値上がりしたときは、牛丼がエラッタされたっておれも言っていこうと思う」
おれ「しかも今日、マリガンとかいう、『ヴァンパイアハンター』のモリガンの友達みたいな単語が出てきて怒ってる。これはどういう意味だ」
ミズシナ「文字の響きだけで友達にするのやめろ。マリガンつうのは、最初に配られた手札を引き直すことやね」
おれ「マリガン連打したら最強の手札ができるやないか」
ミズシナ「ゲームによってマリガンのルールが違う。たとえば、『コードオブジョーカー』は、手札を全てを交換するマリガンが5秒間やり放題。『HearthStone』や『シャドウバース』は、カードを指定して引き直せる。こっちは一回だけだけどね」
おれ「ふむ」
ミズシナ「つまり、デッキを理想的にまわしやすくするための措置みたいなもんだね」
おれ「初めて聞いたら、モリガンの友達みたく思うやつもいるだろうから、この記事すげえためになると思う」
ミズシナ「モリガンの友達かなとか考えるのは、サイコパスか老害格闘ゲーマーだけ。カードゲームの用語ってのはつまり、日本語だと表現するのに文字数がかかったり、伝えにくかったりすることを、単語にしてるわけやね。で、それが英語ベースなのは、『マジック・ザ・ギャザリング』みたいなカードゲームが最初英語版から始まったところに由来してるんじゃないかな」
おれ「おれもいつか、あのエラッタがさぁ、マリガンなんだよねぇ。シナジってなくてやべえよ、とかいうようになっちまうのか」
ミズシナ「それ日常で言ってたら相当ヤべェやつだから気をつけろ。カードゲームの話がわかる同士の場で、ミーハーすぎない程度に使うんやぞ。空気を読め、サイコパスども」
おれ「ちなみに、おれがマリガンって何やってtwitterでつぶやいたとたん、ちょもすさん(著名カードゲーマー)が意識の高い発言してきた。この人、『大富豪』で正気に戻さないといけない」
優雅に外出して最近“エラッタ”されたゲームの“マリガン”しに行きます
— chomosh / ちょもす (@chomosh) March 4, 2016
ミズシナ「これこそが、サイコパスだね」
ミズシナさんに常識を教えてもらえるのは、きっと世界で、ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインだけ。”珍さん”、”ウィンナー”の謎はいまだ解けませんが、今はそっとしておこう。
そして、おれとナカジマは、カードゲームの世界にまた一歩足を踏み入れてしまいました。まだ遊べていない『シャドウバース』の世界で、エラッタ、マリガンなどの単語を使う日がいつか来るのだろうか。未来のことに夢を馳せ、今日はこれから、至高のカードゲームである『大富豪』・ゴジライン最強決定戦のレギュレーションを決める打ち合わせをしたいと思います。