【2XKO】遊びやすいが独特で奥深い要素も満載!『2XKO』アルファラボをより楽しむためのシステムガイド

『League of Legends(LoL)』、『VALORANT』などの超大型eスポーツタイトルを抱えるRiot Gamesが満を持して『2XKO』というタイトルで格闘ゲームジャンルに参入!
格闘ゲームファンならもうご存じの方も多いだろうが、EVO Japanなどで行われた試遊も大人気。期待のタイトルとして待っている方もいるのでは。

『2XKO』は同社の超強力IPである『League of Legends』を題材とした作品で、2人のプレイヤーが1組で戦う「デュオモード」という特徴的な仕組みを備えている。(もちろん1人で2キャラを扱うモードも存在する。)
格闘ゲームで複数人で遊べるものというと、『ストリートファイターシリーズ』のドラマティックバトルや、『GUILTY GEAR 鶍[ISUKA]』や『鉄拳タッグトーナメント2』などで実装されていた2vs2のモードなどの前例もあるが、『2XKO』はプレイヤー2人が息を合わせるという部分を、システムにしっかりと反映してきているのが挑戦的なところだろう。試合中にアシストを呼ぶのにも、交代するのにもプレイヤー同士が「息を合わせる」必要があるのだ。

本記事では、『2XKO』のシステムをご紹介する。

期待作『2XKO』のアルファラボ(βテスト)が以下の日程で開催される事が告知されている。

『2XKO』のアルファラボ


日程(日本時間):2024年8月9日~19日
地域:米国、カナダ、英国、フランス、ブラジル、日本、メキシコ
プラットフォーム:PlayStation 5、Xbox Series X|S、Windows PC

公式サイト:https://alpha.2xko.riotgames.com/ja-jp/

参加登録フォームのへの受け付けはこの記事の投稿時点で打ち切られているが、当選者には追加で一人を招待出来る招待コードの配布が予定されているため、当選した友達に声をかけてみよう。

システムが多彩すぎる……!
まずは基本操作から解説!

アルファラボ直前ではあるが、実はこのゲーム、既に動画等による解説も進んでいる。試しにYoutubeで『2XKO』で検索してみてほしい。Riot Games自体がストリーマーやプロゲーマー達を招待して対戦会を開いていたりプロモーション活動をしているからだ。
海外では、様々な格闘ゲーム配信をしているMaximilian Dood氏や、格闘ゲーム界のレジェンドであるJustin Wong氏等をはじめ、様々なプレイヤーが動画をアップしている。

日本でも、『マーブルVSカプコンシリーズ』等、チーム格闘ゲームに造詣の深いネモさん等がシステムに言及した動画を出している。

筆者は4月に東京で開催されたEVO Japanと、7月にラスベガスで開催されたEVOでこの『2XKO』体験会ブースに齧り付いてプレイしていたのだが、『2XKO』はその自由なゲーム性を支えるために、豊富なシステムを盛り込んだ作品だと感じた。現在、アーリ、ヤスオ、ダリウム、エコー、イラオイ、ブラウムの6キャラが参戦予定であり、各キャラクターごとに独特かつ奥深い要素が様々明らかになっているが、この記事ではまず豊富な共通システムについてまとめていこうと思う。実は、システムが多彩すぎて、公式のインストカード見ても正直何が何やらという感じだったので、主にその解説となります。

ボタン配置について

ボタン配置は以下のPostのとおり。

格闘ゲームではおなじみのL(弱)・M(中)・H(強)攻撃の3ボタンと、今や当たり前になったワンボタンの必殺技ボタンがS1、S2の2種類。それとアシストを操作するためのT(タッグ)ボタンの6ボタンが必須ボタンとなる。

特殊な攻撃操作について

特殊操作一覧は以下のイオライの紹介Postから確認できる。最初にL、M、Hボタンを使用する攻撃的な操作について解説していこう。

ダッシュ:L+M
バックステップ:後ろ方向とL+M

Lボタン+Mボタンでボタンダッシュを繰り出せる。後ろ方向を入れるとバックステップになる。また、一部キャラ(ex.アーリ、エコー)は空中ダッシュもできる。
ちなみに、『マーブルVSカプコン』シリーズでおなじみの「ウェーブダッシュ」もダッシュボタン>下入れ>ダッシュボタンと交互に押す事で使用可能だ。体験会では必須テクニックには感じなかったが、以前の開発者インタビューの際にウェーブダッシュ時のキャラクター挙動にも拘って作った旨が報告されていた事もあり、ゆくゆくは必須テクニックになってくるかもしれない。

▲ウェーブダッシュは変則かつ高速の移動手段となる。ダッシュボタンの重要性が上がるかもしれない。

投げ:M+H

Mボタン + Hボタンで投げが出る。ガードで防ぐことはできないため、ガードの揺さぶりに使えそうだ。また、前投げと後ろ投げがあり、投げられたタイミングで投げを押し返すと投げ抜け(グラップ)が発生する。
全キャラクター共通で空中投げもあり、一部対空行動が貧弱なキャラクター(ex.アーリ)などでは対空に使うシーンもありそうだ。投げのリターンはキャラクターによって異なるようで、リターンが大きめに設定されているキャラクター(ex.イラオイなど)も確認できた。

▲投げから追撃可能なキャラも一部いる。超必殺技も繋がるので中々のリターンが見込める。

Hボタンを使う特殊行動

Hボタンにはいくつかの特殊行動が設定されているため、それも順に紹介していこう。まず、斜め下(レバー3)を入れながらHを押すと浮かせ技が出て、エリアルコンボに移行可能となる。
距離が近くないと当たらないが、連続技の始動となるため、最初はL⇒M⇒H⇒3Hと連続で押すのがオススメだ。エリアルコンボは大ダメージを与えられるうえ、爽快なので、技を当てられるシーンでは積極的に狙うことになりそうだ。

▲打ち上げ⇒エリアルが最も簡単でダメージが出る。最初はコレを練習しよう。

H攻撃を溜めると赤く光るクリティカル攻撃が発生し、相手のガード時の硬直が増加するようだ。地上版のクリティカル攻撃はダッシュキャンセルが可能で、密着有利の読みあいを始める事が出来るため、攻めの起点として活用しよう。

▲赤く光るクリティカル攻撃はどうやらパリィ以外の防御アクションができない。強制密着状況から相手を破壊しよう。

下(レバー2)を入れながら押す事で対空攻撃が出る。上から攻めてくる相手を迎撃したり、ジャンプで逃げようとした相手に仕掛けたり、さまざまな用途がありそうだ。いわゆるジャンプキャンセルが可能なのは基本的にH系統のヒット時だけとなっているため、コンボをする時は注意しよう。

▲対空の2Hはキャラによってかなり性能格差があり製作意図を感じる。ちなみにダリウスは凄い。

また、空中下(レバー2)Hを押すとめくり攻撃が出る。このシステムを使うことで、全キャラクターめくりを仕掛けられるのも面白いところ。これも溜めてクリティカル攻撃にする事ができるため、攻めの起点として活用しよう。

▲全キャラめくり攻撃を持っている珍しいゲーム。アシストと組み合わせるもよし、コンボ技として使うもよし。

ゲージまわりも特徴あり!


ゲージ関連も非常に特徴的であり、各キャラMaxで3ゲージ保有できるが、2キャラクター共通ではないのがユニークなところ。デュオモードでゲージを奪い合うという事態を避けるためだろうか……。
ゲージは各キャラ2種類の1ゲージ超必殺技と、2ゲージ超必殺技の発動に使うほか、後述する強力な防御システムにも関係してくる。基本的にはあまり腐る事は無く、むしろ油断するとあっという間になくなるため、慣れてきたらゲージ管理も重要となりそうだ。

Tボタンを使うことで
本作の面白さが加速する

このゲームのキモであるT(タッグ)ボタンに割り当てられている操作について解説していく。Tボタンで最も注意すべき点は、ソロプレイ時とデュオプレイ時で操作方法が異なる事だ。

▲タッグシステムを制す者が2XKOを制す。Tボタンをどんどん活用してみよう。

アシストアクション:6or4+T

前(レバー6)と後ろ(レバー4)入れ+Tボタンでそれぞれ異なる効果の「アシストアクション」が発動する。試遊版では、6入れアシストは突進系の攻撃、4入れアシストは立ち回り用の技がセットされているキャラクターが多かった。

タッグゲームではおなじみの要素ではあるが、『2XKO』の場合はソロプレイの際は1人のプレイヤーが操作する。ただし、デュオプレイの際はアシストアクションの権限はその時操作してない側のプレイヤーが持つという一風変わった仕様になっている。つまり、パートナーの「アシストアクション」を呼んでほしいタイミングを察して、ボタンをポチっと押すことになるのだ。アシストを絡めた固め、コンボ、崩しは従来のタッグゲームと同様に超強烈に作られてるのだが、当然、起点となるアシストの操縦桿をパートナーが握っていると途端に難しくなる。

▲例えばイラオイの後ろアシストは触手を叩きつけて広範囲を攻撃する。固めとしても優秀だ。

アシストは使用後も、数秒で再使用可能となるため、かなり頻繁に押す事も出来るが、相手にアシストごと手痛い反撃を決められてしまう危険性もあるので要注意。また、他のゲームであまり見ない特徴として、Tボタンを押し込み続けるとその間アシストキャラが前進し続けるといったアクションが可能も存在する。(Tを放すと即時攻撃に移行する。)これは『チャージアシスト』と名付けられているが、普通のアシストと見分けるのが困難なので、「そういう事もできる」と覚えておこう。

攻撃タイミングを変えてフェイントを仕掛けたり、リーチの短い技を無理矢理相手に届かせたりと様々な使い方が出来るだけに、デュオモードでは相当な意思疎通が必要になってくるだろう。

▲例えばイラオイの前アシストは上方向にも強い突進だが距離が短い。「チャージアシスト」で十分歩かせよう。

また、残り一人となった上で、残り体力が一定量減少するとアシスト性能が格段に向上した「ラストスタンド」に変化する。パートナーと交代して戦うことはできなくなっても、「ラストスタンド」によるサポートは活用可能というわけだ。「ラストスタンド」時のアシストは各キャラ1種類となるが、とんでもない性能の技が用意されているため、よく把握しておこう。また、「ラストスタンド」も1度きりでなく一定時間経てば再発動可能となる。最後の1人になってもまだ逆転チャンスはあるというわけだ。

▲『ラストスタンド」はどれもスゴ技。ヤスオの超速度技や、ダリウスの超火力技、アーリやブラウムの超拘束技など個性も豊かだ。

クイックタッグ:T長押し
ハンドシェイクタッグ:アシストキャラが画面に出ているときにT
アシストランチャー:攻撃ヒット中にT

前後のキャラ交代方法は3種類あり、一つ目はTボタン長押しで交代する「クイックタッグ」だ。交代までにやや時間がかかるため、ダウンを奪った際や、相手が離れてる時、あるいは後述の「プッシュブロック」の直後等、相手の攻撃を受けないタイミングで使うことになりそうだ。デュオモードでは操作側プレイヤーの入力が必要になるので、知らないと延々と相方とプレイを替われないという状況に陥る。

アシストキャラが画面内に出ている時にTボタンを押す事で発動する「ハンドシェイクタッグ」は非常に強力。画面内にアシストキャラが出ていればほとんどの状況で即時発動して交代することができる。アシストアクションの時だけでなく、後述する「ダイナミックセーブ」の後にもチェンジ可能だ。デュオモード中の「ハンドシェイクタッグ」はプレイ中の操作中のプレイヤーしか出来ないため、非操作プレイヤーの「アシストアクション」等から、操作プレイヤーが「ハンドシェイクタッグ」を入力する必要がある。ボイスチャットも活用した阿吽の呼吸が必要になってくるため、デュオモードを共にプレイする相方とは要練習しよう。

基本的には何か技を出しながらハンドシェイクタッグでチェンジする事で、強力な攻めの起点になったり、高速の表裏択を仕掛ける事ができる。ただ、他のチームバトルゲームと異なり比較的視認はしやすい印象なので、上級者の闘いでは一工夫必要かもしれない。

▲ハンドシェイクタッグを活用すれば、超高速かつ超高密度の連携が可能だ。

コンボ中の交代行動としてTボタンで発動する「タッグランチャー」も便利だ。「タッグランチャー」を当てれば、キャラを交代しつつかなり長い受け身不能時間を確保出来る。コンボの最後に『タッグランチャー』を入れて、叩き落とし攻撃を行い、起き攻めという流れも強そうだ。ゲージ管理が各キャラという関係上、例えば片方のキャラしか2ゲージ超必殺を打てないのであれば、「タッグランチャー」で交代してから、2ゲージコンボという戦術もとれる。

▲コンボの〆にはタッグランチャー。使いこなせると一気に戦略性が増してくる。

超重要な守りのシステムを紹介!

ここまで強力な攻めのシステムについて紹介してきたので、「『2XKO』は攻めが強いゲーム」と判断してしまうかもしれないが、攻めに負けないくらい防御システムも強力なものが揃っている。

後退ガード:ガード中にダッシュボタン

「後退ガード」はガード中にダッシュボタンを押す事により、ガード硬直をキャンセルしてバックステップを繰り出すシステム。この行動がガード時にとにかく強く、最初は何かガードされたらとりあえず擦っておくとくらいの勢いで使って良さそうだ。相手と距離を簡単に離す事が可能なうえ、成立させるとゲージ回収までついてくる。

画面端だと当然それ以上距離を離せないので後退ガードの使用が困難となることも覚えておこう。

▲今夜勝ちたいならまず後退ガード。成立すると何故かゲージも回収できる超スゴ技。

プッシュブロック:ガード中に前要素+ダッシュボタン

被ガード中に前入れ(レバー6)ダッシュボタンを押す事により「プッシュブロック」が発動し、強制的に距離を離せる。タッグ系格闘ゲームの代表作ともいえる『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズではおなじみの「アドバンシングガード」と呼ばれるシステムと似たような使い勝手となっているので、同作のプレイヤーならここの駆け引きにすぐ馴染めるだろう。

後退ガードと異なり相手を弾き飛ばすので、端を背負ったらプッシュブロックで距離を離すことを意識するといい。基本的に『2XKO』は攻撃の密度が高いため、後退ガードやプッシュブロックを使わないと、延々と攻撃を繰り返されることになるので、攻められたらまずは後退ガードやプッシュブロックを意識するといい。

▲画面端で固められたり、危険を察知したらプッシュブロックで対応しよう。

パリィ:L+H

LボタンとHボタンを同時に押す事で、1ゲージを消費して「パリィ」が発動。パリィには相手の攻撃を受け止める効果があり、タイミングよく受け止めると反撃が成立。ヒットさせれば1ゲージを瞬時に取り返して手痛い反撃を叩きこめる。相手の攻めを読み切った際に使うほか、クリティカル攻撃等の一部の攻撃はガードキャンセル系の行動が出来ない属性が乗っているようなので、パリィが光る瞬間はほかにも多くありそうだ。

見返りの大きいシステムではあるものの、大きなリスクとして下段攻撃にはレバー2入れパリィでしか成立しないという弱点がある。下段を軸にした攻めを仕掛けるだけでパリィを振り分けられるはずだ。

▲パリィが成立すると、一定時間相手が無防備となり手痛い反撃を入れる事ができる。

▲玉をパリィしてもゲージ消費しないため、玉抜けが難しいキャラは選択肢になってきそうだ。

起き上がり攻撃:起き上がり時にS1orS2

全キャラ共通で起き上がり時にS1またはS2ボタンを押しっぱなしにする事で「起き上がり攻撃」が発動する。発生はそれほど早くなさそうだが、相手の攻めへの対抗策として使えるシーンは多そうだ。もちろん起き上がりにガードされれば隙を晒す事になるし、1ヒット技であるためアーマー攻撃を重ねられた場合無効化されつつ吹っ飛ばされるリスクがあるため注意しよう。

本作のダウン復帰時は「通常受け身」と「後ろ受け身」の2種類が用意されているが、受け身不能時間がかなり長めに設定されているため、起き攻めのセットアップがしやすい環境になっている。移動起き上がりだけではどうにもならない状況も多いので、起き上がり攻撃や先述したガードからの派生行動をうまく使って相手の攻めから逃れよう。

▲連携や対策が確立されていないアルファテスト初日は起き上がり攻撃をどんどん出すのもアリ?

ダイナミックセーブ:S1+S2+T

上述の強力な防御行動でどうにもならない場合はS1+S2+Tボタンで出る「ダイナミックセーブ」で仕切り直そう。HPの下にあるゲージを消費して発動出来る緊急回避行動で、2D格闘ゲームでよくある「バースト」的なシステムだ。発動がかなり早く、ジャンプキャンセル行動が少ないゲームなので読んでもガードするのはかなり難しい。ただし、ガードが成立すれば勢いよく壁バウンドし、手痛い反撃が待っている。使用状況はよく考えよう。

強烈なコンボを喰らえば50%以上飛んでいくゲームの性質上「ラストスタンド」のために体力をぎりぎりで残すという調整は普通に戦っていては難しいが、「ダイナミックセーブ」をうまく活用する事で残り体力をコントロールするといった戦略もとれそうだ。

▲絶体絶命のピンチには迷いなくダイナミックセーブ!その後、素早く交代もできる。

変化は無限大!『フューズシステム』で君だけのチームを作ろう!

個性的なキャラクター達と、数々の強力な攻撃・防御システムへ最後に味付けとして加わるのが「フューズシステム」だ。選んだフューズによって、使用可能なシステムなどが変化するため、同じキャラクターであってもフューズによってプレイフィールを変えられるのだ。

今回のアルファラボでは5種類のフューズが使用可能と予告されている。

▲戦闘開始前にフューズを選ぶ。同じキャラクターのチームでも戦略性に全くの違いが出る。

①PULSE

「PULSE」は簡易なオートコンボルートが用意されるフューズだ。例えばL⇒L⇒L⇒~であればノーゲージコンボ。M⇒M⇒M⇒~であれば1ゲージコンボと各キャラによって基本コンボが自動で出てくれる。『2XKO』はそもそも必殺技が簡素なコマンドなので、コンボの補助要素が最も強い。

初心者向けとはされているものの、通常のコンボも普通に出来るし、EVOで実演された開発陣のデモプレイでも「PULSE」モードでハイレベルな対戦をしている。

ただし、2L⇒2Lと刻もうとしたらオートコンボに移行してしまう等のデメリットもあるので注意したい。

とりあえず初心者はこの「PULSE」モードを選択して、慣れたら他のモードを使用すると良いかもしれない。

②FURY

「FURY」モードは、各ラウンド1回だけ、キャラクターのHPが40%以下の時にあらゆる技にダッシュキャンセルをかけられるようになり、攻撃力も一定時間上昇する。

必殺技でもダッシュキャンセル可能となるため、強力なデバフを与える攻撃から連撃したり、隙のある空中からの強襲攻撃から攻め込んだりと、チームにより様々な使い方ができそうだ。

「PULSE」モードに慣れてきて、コンボに自信がついたらこの「FURY」モードをオススメする。

③DUBLE DOWN

「DUBLE DOWN」モードでは、片方のキャラが1ゲージの超必殺技を打った後に、もう片方のキャラで追撃の超必殺技を打つ事ができる。(1ゲージ⇒1ゲージでも1ゲージ⇒2ゲージでも出来るが、2ゲージ⇒2ゲージはできない。)

単純にコンボ火力の底上げをする事が出来るのもあるが、一部キャラの超必殺技にほとんど隙の無いものもあるため、ぶっ放し行動の隙消しにも活用出来る場合がある。また、例えばイラオイの超必殺技『ナーガケイボロスの怒り』といった超強力な設置技に移行したりと、攻めの起点としても活用できっそうだ。ゲームに慣れないうちはゲージが腐りがちになると思われるので、困ったら「FURY」か「DOUBLE DOWN」を選ぶのをオススメしたい。

▲超必殺技から超必殺技が繋がれば当然超減る。ド迫力の連携を相手にぶちかませ。

④FREE STYLE

「FREE STYLE」は交代アクションである『ハンドシェイクタッグ』を1行動中に2回行えるようになる。チームゲームオタクの遊び心くすぐるフューズの予感。

相手を挟み込めば、表⇒裏⇒もう一度表のような極めて複雑な連係に移行できたり、例えば設置⇒デバフ⇒崩しのような常識外れの3回行動を行えるようになる。

初心者にはオススメしにくいが、タッグゲームが好き、相手の守りを破壊したいという方は、是非とも挑戦してみてほしい。

▲次の瞬間何が起きるか明らかだ。何でも起こせる。これが令和のフリースタイル。

⑤2X ASSIST

「2X ASSIST」はその名の通り「アシストアクション」が2回行動出来るようになる。

再発動タイミングは任意であり、2回目の「アシストアクション」にも「チャージアシスト」は適用可能なため、こちらも「FREE STYLE」と同様に常識外れの3回行動を行えるようになる。

『2X ASSIST』は崩すというより強烈な固めに威力を発揮するため、優秀なアシストを持っているキャラ達は更なる真価を発揮するだろう。

『2XKO』にRiot Gamesの本気を感じる

『LoL』でMOBAジャンル、『VALORANT』でFPSジャンルを席巻してきたRiot Gamesが格闘ゲームジャンルに殴り込んできた。グラフィックや演出は現行の最新格闘ゲームと並び立つレベルで洗練されており、最近の格闘ゲームが取り組んでいる初心者層に刺さるシステムも積極的に導入。そのうえで、専用の操作まで設けた「デュオモード」を導入することで、2人1組の格闘ゲームシーンを作ることにチャレンジしてきているのだから目が離せない。

EVOなどの展示形式を見ていても、デュオモードを全面的に押し出した新ジャンルのeスポーツタイトルになる予感もある。(1人で2キャラクターを動かすモードももちろん面白い)

デュオモードを活用した大会などが開かれるのであれば、「あのプロプレイヤーとあのプロプレイヤーが一緒にプレイするのか?」、はたまた「あの憧れのプロプレイヤーと偶然マッチングして一緒にプレイする事になるのか?」といった今までの格闘ゲームeスポーツシーンにはない見どころも出てくるだろう。1人のプレイヤーが2キャラクターを動かすよりも、デュオモードで2人のプレイヤーが息を合わせるほうが難度が高そうだが、だからこそ生まれるドラマもあるはずだ。そして、1キャラクターの独自性と奥の深さがものすごいため、2人が高いレベルで1キャラずつを仕上げることでしか見られない光景もありそうな気がする。

2024年8月9日(金)から始まるお祭り『アルファラボ』に乗り遅れるな!

▲筆者らと戦ったDiaphone氏もご満悦の体験会だった。

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mekasue

世界の真理を解き明かすため、あらゆる偏った知識を収集する格闘ゲーマー。
直近だとVRでSFLの観戦会をしていたり、eスポーツオリンピックに出てたりする。
好きなゲームは『キャサリン』と『GUNPEY』。

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