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【EVO Japanマニアック観戦ガイド】大人のアクションパズル『キャサリン』の「対戦」がアツい

      2018/01/11

はじめまして、今回ゴジラインに『キャサリン』の原稿を寄稿させていただくことになったmekasueと申します。
この原稿の掲載をお願いしたのは、ゴジラインに掲載されていたEVO2016(対戦ゲームの大規模大会。アメリカにて毎年開催されている)の際の「Killer Instinct観戦ガイド」記事に大きな感銘を受けたからです。このゲームの存在は知っており(EVO2015もファイナルを現地で観戦していたので)、ハチャメチャなゲーム性から興味はあったんです。そらもう目の前でキングクルールの樽の軌道みたいな、小学生しか思いつかない軌道の飛び道具が飛び交ったり、「それは駄目だろ」っていう言葉が無意識に漏れるようなスゴ技が飛び交う鮮烈な対戦風景見せられたら当然で…、しかし帰ってからwikiを調べてもいまいちシステムが分からず、とっかかりも無かったので踏み出せなかった作品だったのです。

△世界最大級の対人ゲームの祭典EVO。日本からの参加プレイヤーも多い。(写真はEVO2017のもの)

そんな中、EVO2016の時にホテルでゴジラインの「Killer Instinct観戦ガイド」を読んで、ひとしきりゲラゲラ笑った後に、いざEVO2016二日目決勝の『Killer Instinct』を見に行ったら、ホントもう最高のエンターテイメント以外の何物でも無かったんですよね。最後に被せ気味の『Gargos』投入からの、ギャグみたいな性能してる手下召喚からの、問答無用のクアドロプルジャンプからの、異次元の空中転移から相手が吹っ飛んでくの見て腹抱えて転げ回ってました。
今回の記事では、EVOへの遠征中に出会い、その面白さを再認識させてくれた『キャサリン』についてのものになります。なんと『キャサリン』ののサイドイベントがEVO Japan 2018で採用され、開催までこぎつけることができたのです。ただ、日本初の大規模大会の開催を前に、ゲームの面白さは保証できるものの、本作の対戦シーンの認知度の低さがネックになっており、「多くの人に、本当に楽しんでいただけるか?」ということは正直不安でなりません。そこで今回、『キャサリン』の参加者・観戦者へ向けたガイドとして本記事を寄稿させていただきました。(また、2018年冬にネット対戦機能実装の上、発売と発表された次回作『キャサリン・フルボディ』に向けた攻略記事にもなればと思っております。)

●EVO Japan2018
サイドトーナメント『キャサリン』
日時:2018/1/26(Fri)
場所:
池袋サンシャインシティ文化会館 展示ホールB(東京都豊島区東池袋3-1-1)
集合時間:15:00~
当日の大会模様は配信有りの(配信チャンネル:https://www.twitch.tv/mekasue2

EVO japan2018公式サイト

 ■『キャサリン(Catherine)』とは

『キャサリン』は㈱アトラスから2011年に発売された、パズル・アクションアドベンチャーゲーム。当初、謎のゲームタイトルとして宣伝され話題を呼んだ。その正体は「大人のパズルゲーム」という意外性のタイトルだったが、シンプルながら奥深いゲーム性とストーリー、高すぎる難度(発売後に難度調整アップデートが行われた)で話題を呼び、全世界で100万本出荷を達成する等、大ヒットを記録した。2017年末には、新たに「第三のキャサリン」を迎えた『キャサリン・フルボディ』が開発中であることが発表された。
『キャサリン・フルボディ』公式サイト

△『キャサリン・フルボディ』で新たに登場する第三のキャサリン「リン」。本作だけの追加イベントや追加セクシーシーンなども用意されているとのこと。

コロシアム(対戦)モードの存在と、その魅力

本作の対戦モードであるコロシアムモードは、ストーリーモードクリア後に遊べるおまけにモードにあたり、オンライン対戦機能も無いため、クリアした人でも遊んだことがあるという方は少ないのではないでしょうか。しかし、その面白さ・戦略性の高さをDacidbroやTophをはじめとしたアメリカ勢が掘り起こし、EVO2015から毎年サイド種目で採用される等、静かな盛り上がりを見せています。注目すべきはなんといってもその敷居の低さ!というのも、本作の対戦モードが解禁される頃には、基礎となる『登る技術』がある程度習得できているからです。(ストーリーモード本編が難しすぎて、クリアした頃には既に中級者になってるんですよね。
本作をクリアーしたという方は、是非ともその「対戦」の魅力をお楽しみいただければと思います。今回大会を開催するにあたり、その魅力を詰め込んだ、1分半程のプロモーションビデオを作製致しましたので、ご覧いただけましたら幸いです。

見どころその1. 勝負は対戦前から始まっている!?

試合前にじゃんけんで1P(青い羊)と2P(オレンジの羊)を選んでもらいますが、読み合いはここから始まっています。このゲーム、羊の能力の差は一切無いものの、競技に使用するステージはどこも特色を持っており、戦略が大きく変化します。先行選択権を持っている1P側が若干有利なのは間違いないでしょう。

見どころその2. 各ステージの特性を理解しよう!

『キャサリン』のコロシアムモードでは、全9ステージから対戦ステージを選べるようになっていますが、今回のレギュレーションではその内3ステージを禁止ステージとし、残りの6ステージが使用可能となっています。それぞれのステージの特徴を見ていきましょう。(トーナメント進行上便利なように、日本語名は私が勝手につけました。)

○Underground Cemetary / 通常ステージ
何の特徴も無いのが特徴な平凡ステージですが、それだけに「相手を落とす力」の差が現れます。登頂するルート探しにあまり頭を使わなくて良い分、相手の動きやアイテムの使い方をよく考えながら戦いましょう。

○Touture Chamber / 針ステージ
踏むと針が飛び出す足場が配置されているステージです。当たると当然即死なんですが、針が飛び出る前に移動すれば大丈夫です。針ブロックを踏むと避けるために必ず移動する必要がありますので、相手の動きを読みやすい瞬間が生まれます。針ブロックに足止めされた時の攻防戦に注目しましょう。

○Quadrangle / 氷ステージ
ツルツル滑って、壁、または通常の足場まで滑り続けるみんなのトラウマステージ。久々にプレイする人なんかはツルッといっちゃうこと間違いなしなので、少し練習しとくと良いでしょう。このステージは、氷の床とステージ構成、何より唯一アイテムが出ないというステージ特性のせいで、一旦先行したプレイヤーに追いつくことが難しく、基本的に先行プレイヤーが有利となります。最初にどちらのプレイヤーが前に出るかに注目です。

○Clock Tower / 爆弾ステージ
爆弾ブロックは踏むと一定時間後に爆発し、周囲のブロックにもダメージを与えます。爆弾ブロックを避けて登る事はほぼ不可能なので、足場がどんどん崩れていきますが、同時に下の人が上の人を土台ごと崩すチャンスと言えるでしょう。崩れてからの泥沼バトルは常にドラマを生んできました。

○Spiral Corridor / ブラックホールステージ
上に乗ったものはブロックだろうと羊だろうと消滅させてしまう、恐ろしいブロックが登場するステージ。「是非、相手の羊をブラックホールに突っ込んでください」と制作者の意思が垣間見えるようなブロック配置が読み合いを加速させます。

△ランダムに空いている隙間から横方向に押せば、相手をブラックホールに叩き込むチャンス

ステージが広く、下から土台を崩すのが難しいので、先行して要所要所でブラックホールを駆使した待ちプレイをするのが勝利の秘訣と言えるでしょう。

○The Cathedral / 上級ステージ
通常のブロックしか登場しないものの、登頂自体の難易度が高く、総合力を求められるステージ。登らなければいけないタイミング、落としにいけるタイミングを一瞬で判断して、試合を有利に進めましょう。

そして何故3ステージが使用禁止か動画にまとめましたので、ご覧ください。

…はい、要するにほぼ詰み状況を安易に作り出せるからなんですね。このように、キャサリンの対戦ステージはいずれも地形が確定した状態で進行しますので、一定状況下でのほぼ勝ち確定パターンというのを演出することが可能です。

見どころその3. 予習で差をつけろ!これが「勝てる技術」だ!

○キャサリンは格闘ゲームでもある!?電光石火のコンボを決めろ!

1段上の相手を下から突き落とすコンボは、本ゲームで最も強い行動と言えます。

△通称『Dragon punch(昇龍拳)』。更なる返し技も存在するとか…

また、突き落とした相手には着地硬直が発生します。連続で落とし続ければ、一気に試合を決めるチャンスとなります。

△針やブラックホールの上に落とすことに成功すれば、ほぼ確定で倒すことができる。

ただし、着地硬直はブロックを押すことでキャンセルが可能です。安易な突き落としは自らの死を招くことになります。

〇ディフェンス技術で差をつけろ!

登る動作の全体モーションは長いため、ある程度の範囲内ならば相手の登頂をブロックし続けることができます。
ただし、足場ブロックの落下タイミングによっては、相手の逆転を許してしまうことになるので、注意しましょう。

〇相手の上でマウンティング!Let’s セルフィータイム!
落下が起こらない地形で相手をこかし、上に乗ることでマウンティング状態となります。このまま土台が落ちると、地面に倒れている方が「下にいる」判定になってますので、踏みつけている側が勝ち確定状態となります。
床が落ちるまでは時間がかかることが多いので、キャサリンコミュニティーでは相手と一緒に自撮りしたりする文化があります。積極的に狙いにいきましょう。

△日本ではまず誕生しなかったであろう文化。楽しんでいきましょう。(画像はCEOtaku2017のもの)

見どころその4. こんなのアリ!?序盤の行動が運命を左右する!

〇爆弾ステージ初手
代表的な海外勢の初手攻略を一つ紹介。爆弾ステージスタート地点で黒石をゲットした場合、爆弾で全ての土台を崩し、黒岩に避難することでインスタントキルを狙うことができます。

この他、海外では多数のステージで初手の崩し方の研究が進んでいたりします。
もしも開催までの短い期間にオリジナルの必殺の初手を構築できたなら…それは優勝への一番の近道かもしれません。

さいごに

日本で初開催のキャサリン大規模大会ですが、主催者の私ですら誰が勝つか一切分からない状態でここまで開催へと邁進しております。日本ではまだ浸透していない技術が数多く眠っておりますので、今回紹介させていただいた情報以外にも、海外勢の動画漁りやトレモ次第で本当に誰でも『初代EVO Japanキャサリン覇者』の称号を手にすることができると思っております。できるだけ”面白い”大会にするために、現在も全身全霊をかけて動いておりますので、この記事を見て興味を持っていただいた皆様のご参加・ご視聴をお待ちしております!

参加登録はこちらから!

ご質問等はTwitter:mekasueBIまで!

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mekasue

世界の真理を解き明かすため、今日もあらゆる偏った知識を漫画から貪り食う格闘ゲーマー。現在はブレイブルーを中心にプレイしており、コンボムービー制作勢でもある。2015~2017までEVOでの『キャサリン』に出場し面白さを再認識。今回は一念発起してEVO Japanでの『キャサリン』のトーナメントを主催。

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