【ストリートファイター5】細かすぎて伝わらないテクニック『軸ずらしやられ』

ここ最近ありがたいことにOpenrecやTwitch配信など露出が増えてきたゴジラインですが、生放送では放送禁止ラインを超えてしまいそうなナカジマです。ゴジライン内では先日いぶきとバイソンがリリースされてからというものの、連日連夜いつもの2人でいぶき同キャラ戦が行われています。

浅「NARUTO全巻読み込んだおれに忍者勝負で勝てるとでも」

ナ「忍者と空手を組み合わせた忍空こそが最強の忍術って知らず?」

浅「屁こいて空飛ぶ漫画はおれももってるが、苦無の扱いに関してはサクラちゃんのが長けてる」

ナ「いぶきのクリティカルアーツ、あれ風助の技だから」

△花鳥風月という手のひらに気を集中させて相手を吹き飛ばすクリティカルアーツ。実質空圧拳。

△花鳥風月という手のひらに気を集中させて相手を吹き飛ばすクリティカルアーツ。実質空圧拳。

対戦内容は中学生の口喧嘩レベルですが、浅葉さんの対空精度が絶望的にオワなため、最強忍術は忍空ということが証明されつつあります。

さて、EVO出発前最後のスト5記事ということで、地味ながらも使えそうなテクニックをご紹介。世間を騒がせている「バグなのか仕様なのかわからないけどなんかコンボが入りづらくなる現象」について説明します。まずはこちらをご覧ください。

ノーマルヒット時は繋がるコンボが、“カウンター時のみ”繋がらなくなっていますね。これバグでもバクステでもなく、『キャラの存在判定が後ろに軸ずれする技をリバーサルで擦る』というテクニックを使っています。巷では「インチキ暴れ」とか呼ばれています。後ろに軸ズレする距離についても、大きく離れる技とあまり離れない技の2パターンが存在し、大きく後ろに軸ずれする技に至っては擦るだけで春麗のしゃがみ弱P→立ち中Pなどが届かなくなります。
もちろん空振った技のスキには反撃を決めることができるので、入れ込みが手癖になっている相手には「リバサで軸がずれる技を擦る→初段を食らいつつも空振りした技に反撃」という、肉を斬って骨を断つスタイルが完成するわけです。

ではどの技がこの「軸ずらしやられ」を起こすのか、キャラごとに下記表にまとめておきました。

<後ろに大きく軸ずれする技>
かりん  :立ち中K
春麗     :立ち弱P立ち中P
バルログ:立ち爪弱P

<後ろに少しだけ軸ずれする技> NEW! 7/12 14:00 ベガとガイルが漏れていたので追加しました
リュウ   :立ち中P
ケン      :立ち弱P、立ち弱K、立ち強P、4中K、6強K
かりん   :立ち弱P、立ち強P
ナッシュ:立ち中P、6弱K、6中P、6強K、ソニック
春麗      :立ち弱K
キャミィ:立ち弱P、立ち強P、立ち強K
バルログ:立ち弱P立ち弱K、立ち中P、立ち強P、立ち爪強P、立ち強K、
ミカ      :立ち中P、6中P
ザンギ   :なし
ベガ      :立ち弱K(検証)
ラシード:立ち弱K
ララ      :立ち弱P、立ち中K、立ち強P
ネカリ   :立ち弱P、立ち中P
バーディ:なし
ダルシム:立ち弱P、立ち弱K、立ち強P
ファン   :立ち中P、立ち強P、3強P
アレク   :なし
ガイル   :なし
いぶき   :立ち弱P、立ち弱K、立ち強P
バイソン:立ち中K、立ち強P

大きく離れる通常技と、弱攻撃で距離を離すことができるものについては赤字にしました。要は使えるやつです。1F目以降に下がる技はかなりあるのですがリバーサルで擦れないため除いています。またリバサ立ち中Pとか常識的に考えてもかなり電波行動なのでサイコパス疑惑をかけられる点にも注意して使いましょう。

△バルログは立ち強爪を擦ることでリュウ戦の防御が強くなります。何を言ってるのかわからないと思ういますがおれも何が起きてるんだかわかりません。

△バルログは立ち強爪を擦ることでリュウ戦の防御が強くなります。何を言ってるのかわからないと思ういますがおれも何が起きてるんだかわかりません。

ではこの「軸ずらしやられ」がどのキャラ相手に使えるのか?代表的なところでは以下のキャラ相手に擦るのが有効です。

<軸ずらしやられが有効な相手と空振りする(繋がらなくなる)連携>
リュウ :しゃがみ中P→立ち弱K(※)
ケン :しゃがみ中P→4中Por立ち弱K(※)
春麗 :しゃがみ弱P→立ち中P→しゃがみ中K
かりん :しゃがみ中P→立ち中P (しゃがみ中P→しゃがみ中Kはx)
キャミィ:しゃがみ中P→しゃがみ中P (しゃがみ中P→しゃがみ中Kはx)
ララ :立ち弱P→立ち弱P
いぶき :立ち中P→立ち弱K(※)
※は大きく離れる技限定で空振りを誘うことが可能な連携となります。

ここにあげたものはほんの一例で、他にも空振りを誘える連携は数多くあります。「軸ズレするから擦っても安心!」といってどのキャラ相手にも闇雲に連打するだけでは意味がなく、一部キャラ相手の一部連携にだけ価を発揮するネタです。投げの選択肢には当然負けてしまうし、中攻撃をカウンター確認してくる人は距離に合ったコンボをきっちり食らってしまいます。かなり使いどころを選びますが、わかってない人には「え?今なんか変じゃなかった?」とポカーンさせることができるし、わかってる人には「お、知っとるなこいつ」と思わせることができるでしょう。自分はこういう地味な知識、大好きです。

ということで、明日の夜EVOへ向けて出発します。出発1週間前まで待ち合わせ場所を羽田ではなく成田だと思っていた『EVO2016ポッ拳覇者(予定)』の凡さんという重荷を背負い、我々は無事ラスベガスへ到着することができるのか?ラスベガスの帰り道にちょっとニューヨークへ寄りたい、という凡さんの願いを叶え、無事ニューヨークへ送ることができるのか?スト5EVO優勝者よりも予測できない旅が今、始まります。

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ナカジマ(コイチ)

ナカジマ(コイチ)

twitter ID:@koichinko
あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。

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