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【EVO2016】観戦ガイド03.ルールを知れば、『ポッ拳』観戦が10倍楽しくなる!

      2016/07/14

EVO観戦ガイド第三弾は、『ポッ拳 WiiU-POKKÉN TOURNAMENT-』をお届けします。『ポケットモンスター』の”ポケモン”たちが、熱いバトルを繰り広げる本作は、格闘ゲーマーだけでなく、子供たちにも大人気のタイトルです。
既存の格闘ゲームとは異なる”ルール”さえ押さえてしまえば、プレイも、観戦も非常に面白いタイトルなので、この機会に本作の基本を学んでおきましょう!

(今回の記事は、孤高の『ポッ拳』戦士・凡さんの協力を経て作成しています。)
参考記事:【ポッ拳】Road to Evolution 2016 ~WiiU 本体をもとめて~

ポッ拳 WiiU-POKKÉN TOURNAMENT-』とは
『ポケットモンスター』の”ポケモン”たちが、熱いバトルを繰り広げる3D格闘ゲーム。十字キー一方向と、ボタンを組み合わせるだけのシンプルな操作が多く、敷居の低いゲームとして幅広い層に人気を集めている。フィールドフェイズ(3D)とデュエルフェイズ(2D)、2つのフェイズにより全く違ったかけひきが発生するのが特徴。開発は、バンダイナムコエンターテインメントの『鉄拳』チーム。

△ローカルマッチは、30FPSになります。つまり、フレームレートが低下するのですが、格闘ゲームとしての面白さの入り口として楽しむためには何の問題もありません。

△”ポケモン”たちが格闘ゲームの世界で大暴れ!操作は簡単ですが、かけひきや連携など、やりこみ要素は他の格闘ゲームに引けをとりません。

見どころその1.フィールドフェイズとバトルフェイズ

『ポッ拳』を観戦するうえでおさえておきたいのは、本作の最大の特徴ともいえる2つの”フェイズ”について。本作には、フィールドフェイズとデュエルフェイズという2つのフェイズが存在します。まずは、この2つのフェイズについて基本的な情報を紹介します。

・フィールドフェイズ
フィールドフェイズは、フィールドを自由に動き回って駆け引きを行う3Dバトル形式となっている。遠距離戦を得意とするポケモンは、このフェイズで強みを発揮することが多い。

△こちらがフィールドフェイズ。360度動けるため、自由度が高いです。

△こちらがフィールドフェイズ。360度動けるため、自由度が高いです。

・デュエルフェイズ
画面視点が横からみた形に切り替わるデュエルフェイズでは、2Dバトル風のかけひきが楽しめる。コンボや起き攻めといった要素が際立つのがこのフェイズで、近距離戦を得意とするポケモンは自分が有利になる形でこのフェイズへの移行を狙っていく。

△こちらがデュエルフェイズ

△こちらがデュエルフェイズ。移動が制限されるため、2Dゲーム風の連続技や起き攻めが成立しやすくなります。

ゲーム開始時は、フィールドフェイズから始まります。フェイズ変化が起きる条件は、相手に特定の攻撃をヒットさせる、コンボで一定の内部数値を越える、つかみ攻撃(通常投げ)などがあります。ポケモンによって有利な距離やフェイズがあるので、使用するポケモンが得意なフェイズをコントロールすることが勝利に繋がります。

△フェイズチェンジ

△基本的には、特定の技があたるとフェイズチェンジすると考えておきましょう。デュエルフェイズでは、長いコンボを決めた際に、フェイズチェンジが発生することも。フェイズによって使える技が異なるのも本作の特徴のひとつです。

ポケモンかんたん分類表

・近距離を得意とするポケモン
カイリキー、リザードン、マニューラ、ガブリアス、マスクド・ピカチュウ、バシャーモ

・遠距離を得意とするポケモン
テールナー、スイクン、シャンデラ、サーナイト

・オールラウンダー
ピカチュウ、ミュウツー、ダークミュウツー、ジュカイン、ゲンガー、ルカリオ

見どころその2.攻撃の相性について

もうひとつの見どころは、攻撃の3すくみです。本作の攻撃のほとんどは、通常攻撃、つかみ攻撃(投げ)、ブロック攻撃の3種類に分類され、それぞれの間に以下のような強弱関係があります。

3すくみの基本ルール
・通常攻撃はつかみ攻撃に勝ち、ブロック攻撃に負け

・つかみ攻撃はブロック攻撃に勝ち、通常攻撃に負け

・ブロック攻撃は通常攻撃に勝ち、つかみ攻撃に負け

この強弱関係をひっくるめて、”三すくみ”と表現します。
通常攻撃を読んだ場合はブロック攻撃を出し、ブロック攻撃を読んだ場合はつかみ攻撃をあわせるというシンプルな駆け引きが、本作では重要な”読みあい”になっています。一部のキャラクターは、相手のブロック攻撃に打ち勝つ”ブロック貫通技”を持っていますが、基本的な立ち回りでは、この3すくみにしたがって技の相性が決定されます。この3すくみのかけひきは、多くの試合で見ることになります。技と技がかち合いそうな場面では、どんな選択肢をとりにいくかに注目してみましょう。

△ブロック攻撃には打撃を受け止める効果があります。

△ブロック攻撃には通常攻撃打撃を受け止める効果があります。ただし、ブロック攻撃が相手の攻撃を受け止めるのは青く光っているときのみなので、攻撃の持続が長い多段技や、攻撃発生の遅い技に噛み合うとまけてしまうことも。

△ブロック攻撃を読んだら投げの出番。投げは共通システムですが、キャラクターごとに動作が異なりますよ。

△ブロック攻撃を読んだらつかみ攻撃の出番。つかみ攻撃は共通システムですが、キャラクターごとに技が出る速さが異なります。

この3すくみのシステムが活きるのは主に近距離戦ですが、相手をダウンさせたあとに仕掛ける”起き攻め”の場合は、勝敗法則が少し異なってきます。
・起き攻め時の攻撃相性について

起き攻めをする側 起き攻めを受ける側 勝敗
通常攻撃 通常攻撃 起き攻めをする側の勝ち
通常攻撃 つかみ攻撃 起き攻めをする側の勝ち
通常攻撃 ブロック攻撃 起き攻めを受ける側の勝ち
つかみ攻撃 通常攻撃 相殺
つかみ攻撃 つかみ攻撃 起き攻めをする側の勝ち
つかみ攻撃 ブロック攻撃 起き攻めをする側の勝ち
ブロック攻撃 通常攻撃 起き攻めをする側の勝ち
ブロック攻撃 つかみ攻撃 起き攻めをする側の勝ち
ブロック攻撃 ブロック攻撃 最大タメ成立側の勝ち

この表の中で重要なのは、通常の3すくみルールとは違った結果になる起き攻め時の”つかみ攻撃”です。3すくみのルールに従えば、つかみ攻撃と通常攻撃がぶつかった場合は、通常攻撃側が勝ちとなるのですが、起き攻め時は、通常攻撃の発生よりも早くつかみが重なっているため、”相殺”となります。このため、相手の起きあがりに”投げ”を重ねるのは、リスクが低い選択肢でもあるのです。(投げに対しては、相殺の起きない打撃攻撃の”6+X”を出すことで打ち勝つことが可能ですが、この選択肢は他の起き攻めに全て負けてしまうので繰り出す側にも勇気がいります。)
表では、ブロック攻撃を起き攻めに使ったときは、つかみ攻撃に”勝ち”となっていますが、こちらはつかみ攻撃の発生よりもブロック攻撃が早く重なった場合の結果です。ただし、ブロック攻撃を重ねにいく戦術には、受け側のブロック攻撃最大タメに負ける可能性が高いので、こちらは投げに比べてリスクの高い選択肢になっています。
起き攻めは、一気に勝負が決まりかねないステージなので、デュエルフェイズでどちらかがダウンを奪ったあとには要注目です。

見どころその3.共鳴バースト&バーストアタック

プレイヤーアイコンの上にあるゲージを”共鳴ゲージ”と呼びます。共鳴ゲージが最大になると”共鳴バースト”が使用可能になります。共鳴バーストを発動すると、一定時間、以下のような効果が得られます。

『共鳴バースト』の主な効果
・通常時の相手のY攻撃(弱攻撃)でひるまなくなる
・ポケモンわざの強化
・『バーストアタック』が使用可能になる(一回の共鳴バースト中に一回だけ使える)

非常に強力な効果を持つ共鳴バーストをいちはやく使うためには、効率よく共鳴ゲージを溜めていく必要があります。共鳴ゲージはバトル中に、攻撃を当てたり、受けたりしているうちに溜まっていきますが、前述した3すくみの攻防に打ち勝つことで発生する”クリティカルヒット”で大幅に増加します。また、フィールドフェイズ中に発生するエネルギーを獲得、フェイズチェンジを起こす、アシストポケモンの効果などでも増加するので、プレイヤーやポケモンによっては、こうした要素をうまく活用して、共鳴ゲージを効率的に溜める戦術も見られるはずです。

△浅葉家はマスクドピカチュウのあざとかわいさにKOされております。

△共鳴バースト中はY攻撃でひるまなくなるため、強引な攻めを仕掛けやすくなる。バーストアタックは、連続技に組み込めるほか、相手の技の切り返しなどにも使われる。

凡セレクト!注目のポケモンたち

現在の環境で高い評価を得ているポケモンたちは、大会での活躍も期待できそうです。今回の記事では、タイプ別の注目ポケモンを紹介します。
遠距離を得意とするポケモンでは、テールナー、シャンデラの安定感のある立ち回りに注目です。これらのポケモンに対しては、対戦する側が専用の対策をとっていく必要があるため、試合によっては封殺する形で勝利することも珍しくないはず。フィールドフェイズの遠距離、中距離では圧倒的な強さを発揮するシーンが見られるはずです。

△家庭用版から追加されたテールナー。

△家庭用版から追加されたテールナー。固有技の”にほんばれ”で、サポートゲージを増加できるのも強みのひとつです。

△遠距離

△フィールドフェイズの遠距離、中距離でシャンデラにペースをつかまれると、そのまま封殺されてしまうことも珍しくない。

近距離型のポケモンでは、マスクド・ピカチュウとリザードンに注目。マスクド・ピカチュウは分身して相手を幻惑する”かげぶんしん”などのトリッキーな動きも可能なほか、一度相手に近づけば高性能なブロック攻撃が大きなプレッシャーを与えられます。リザードンは、主力技の「ほのおのパンチ」ににブロック性能がついており、下手に手を出すとカウンターから大ダメージを与えられるのが強みです。またデュエルフェイズでは「ちきゅうなげ」が強力。この技は、威力が高い&空中の相手もなげるつかみ攻撃のうえ、コンボの締めに使うことでフェイズチェンジを防止できるので、勝負ところで決まると一気に試合を決めてしまうこともあります。

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△デュエルフェイズで凄まじい”圧”を放つリザードン。読みあいが噛み合えば、一瞬で相手を倒してしまうこともある。飛行や空中で発動可能なバーストアタックなど、”絡め手”を持っているのも強みのひとつだ。

オールラウンダー型のポケモンでは、評価の高いダークミュウツーとピカチュウの活躍が期待されます。ダークミュウツーは、一部の技を発動すると自傷ダメージが発生し、自分のHPも減少してしまうものの、その技の数々は非常に強力。体力管理を徹底できるプレイヤーが使えばフィールドフェイズでプレッシャーをかけ続けるような攻めを展開できます。ピカチュウは、その移動の早さもさることながら、共鳴ゲージの溜まるスピードが速いという強みにも注目です。試合によっては、一試合に複数回、共鳴バーストを発動することもあります。

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△本作において、最強クラスの切り返し技「サイコブレイク」を持つダークミュウツー。体力管理のできるプレイヤーが使えば、驚異的な強さを発揮する。

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△『ポケットモンスター』で最も有名な”ピカチュウ”は、扱いやすい技が揃っています。

そのほか、ダークホース的な存在としては、多数の設置わざや遠距離の相手を投げる特殊なつかみ攻撃”ギガドレイン”を持つジュカインや、海外人気の高い遠距離型ポケモン・スイクンにも注目です。ジュカインは、やりこみ勢の中では評価の高いポケモンですが、使用するプレイヤーが多くないこともあって、対策不足なところに噛み合う可能性もありそうです。

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△使用するプレイヤーは少ないものの、性能面では高い評価を得ているジュカイン。ダークホース的な存在になる可能性も!

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△海外人気の高いスイクンは、遠距離での弾打ちを得意とするキャラクター。リザードンに相性が良いポケモンとされている。

バトルで操作するポケモンとは別に、サポートポケモンも見どころのひとつです。攻撃を繰り出してくれるものや、防御的な役割を果たしてくれるものなど、その効果はさまざま。相手キャラクターに応じてサポートポケモンを変えるという戦術も存在します。

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△サポートポケモンの効果はさまざま。操作するポケモンの弱点をカバーするように選ぶか、長所を伸ばすように選ぶか。プレイヤーたちの選択に注目してみましょう。

どの試合も見ごたえ十分!派手な試合展開を楽しむ

ゲーマーなら一度は見たことがある人気ポケモンたちが、ド派手なアクションを繰り広げながら戦うバトルの模様は、誰がプレイしているかに関わらず、非常にドラマティックで見ごたえのあるものになるはずです。そして、今回紹介した、フィールド、三すくみと、共鳴バーストの仕様まで頭に留めておけば、より一層試合観戦が楽しくなります。
そして試合を観て、興味が湧いたという方は、本作を手にとって遊んでみてください。チュートリアルなども充実しているうえ、オンライン対戦も快適なので、安心して遊べるタイトルになっています!

△チュートリアル関連のメニューは非常に丁寧です。ただ、あまりに丁寧なため、覚えることが多いのではと身構えてしまうという可能性も。

△ゲームモードのひとつに、本作の基本をいちから教えてくれるチュートリアルがあります。操作は簡単で、かけひきもわかりやすいので、この機会に是非遊んでみてください。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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