【格闘ゲーム入門.05】相手の攻撃から身を守る”ガード”

格闘ゲームは体力を0にすれば勝てるゲームですが、逆に考えると体力が減らなければ負けません。今回はそんな最重要ルールでもある「ガード」について勉強していきましょう。

ガードのやり方

相手から攻撃された場合は、とりあえず方向キーを後ろ方向に入れればガードをすることができます。ストVのガードには2種類の方法があり4方向で立ちガード、1方向でしゃがみガードとなりそれぞれの使い分け方は以下の通りです。

・立ち攻撃やしゃがみパンチによる攻撃は上段攻撃のため立ちorしゃがみガード(どちらでもOK)

・ジャンプ攻撃は中段攻撃なので立ちガード

しゃがみキック攻撃は下段攻撃なのでしゃがみガード

リュウの鎖骨割り(前中P)など一部の中段攻撃には立ちガード

立ちガード、しゃがみガードを使い分けるだけで、打撃による攻めを防ぐことができます。
使い分けというと、一見難しそうですが、まずは以下のことを意識してください。
これだけで、打撃による攻めの多くから身を守れます。

ガードの基本
・地上攻撃のほとんどはしゃがみガードで防ぐことができるので、相手が地上にいる場合の基本はしゃがみガード。
・相手がジャンプしてきたら立ちガードでジャンプ攻撃を防いだあとすぐに、しゃがみガードに切り替える。
△これだけはまず覚えてください。とにかくしゃがみガードが基本です。

△これだけはまず覚えてください。とにかくしゃがみガードが基本です。

初心者にありがちなガード方法で「攻撃が来た瞬間だけガードする」というのが多く見られますが、方向キーを後ろに入れっぱなしにしていればガードになるので落ち着いてレバーを後ろに入れましょう。

ガードにまつわるエトセトラ

相手の攻撃をガードした際には「ガード硬直」というものが必ず発生します。ガード硬直中は動くことができないのですが、攻撃を仕掛けた側にも「技の硬直」が発生します。この時、「ガード硬直<技の硬直」であればガード側が先に動き出せますし、逆に「技の硬直<ガード硬直」であれば攻めが継続されます。これが俗に言う有利 or 不利の話です。有利or不利はガードした技によってどちらが先に動き出せるかが異なってきます。具体的な例で説明していきます。

【しゃがみ強Kをガードした場合】
しゃがみ強Kは下段でリーチが長く当たればダウンという優秀な技ですが、しゃがみガードで防ぐことができます。ガードできた場合は先に動き出せる上に、攻撃側に大きな硬直(スキ)が生じるため、防御側はしゃがみ強Kで反撃を決めることができます。

△しゃがみ強キックなどは、ガードされると大きな隙が生まれます。逃さず反撃を決めましょう。

△しゃがみ強Kをガードしたことで、リュウ側が大幅に不利、ガードしたダルシムは確定でダメージを奪えます

【ジャンプ強Kをガードした場合】

ジャンプ強Kは中段攻撃に当たるので立ちガードで防げます。ただし、ガード後に発生するガード硬直中に攻撃側が着地(硬直が少ない)しているため、その後も立て続けに攻められてしまう状況となります。

△ジャンプ攻撃をガードしたことで、春麗側が有利、バルログ側は大幅に不利な状況となります

△ジャンプ攻撃をガードさせたことで、ケン側が有利、リュウ側は大幅に不利な状況となります。

こんな感じでガードする技によってその後の有利、不利が異なってきます。ガード硬直は基本的にボタンの弱>中>強(=必殺技)の順に大きくなりますが、相手の技の硬直によって有利不利が変わるので「この技をガードしたら自分の方が先に動ける」、「この技はガードしてしまうと相手の方が先に動ける」という事を覚えるのが初心者脱却の第1歩となるのは間違いありません。

削りダメージについて

スト5の特徴的なシステムとして、中攻撃または強攻撃をガードさせることで相手の体力を少しだけ奪うことができます。この”少しだけ”ダメージを与えることを格ゲー用語で「削り」と言い表します。中攻撃や強攻撃の通常技で体力を削ると、体力ゲージの一部が白くなります。この白ゲージ状態は時間と共に回復することができますが、回復前に攻撃に当たってしまうと実ダメージとして白ゲージも奪われてしまうので注意です。こういった自動回復するけど、食らうと減ってしまうゲージを「リカバリアブルダメージ」と言います。

△白ゲージは積み重なると次にダメージを受けた時に取り返しのつかない事になります。ガードしすぎに注意。

△白ゲージは積み重なると次にダメージを受けた時に取り返しのつかない事になります。ガードしすぎに注意。

また、この削りダメージは必殺技をガードすることでも発生します。通常技と異なるのはリカバリアブルダメージがない点。必殺技は実ダメージとして食らってしまうので削られたら回復しません。ガードした場合はヒット時の1/5程度のダメージなのでわずかなダメージですが、蓄積していくとそれなりのダメージになってしまうので注意です。

△体力バーの赤ゲージの減りを見れば一目瞭然。必殺技の削りダメージは地味に痛いです。

△体力バーの赤ゲージの減りを見れば一目瞭然。必殺技の削りダメージは地味に痛いです。

また、体力がほとんど無い状態、いわゆる「体力ドット」の状態で必殺技をガードすると、それ以上削りダメージは受けずに体力0ドットの状態で生き残ります。この0ドットの状態は削りダメージを受け付けないため、技を食らいさえしなければ負けません。ただし、1つだけ例外がありクリティカルアーツ(CA)による削りダメージで死にます。相手のCAゲージがMAXの場合は、体力を削りきられてしまう事があるので、「削られないからガードを固めてれば大丈夫」という訳にもいきません。逆に攻めている側は「攻撃をヒットさせるか、CAで削らないと倒せない」という状況になるため、最後の一発まで緊迫した展開になるのが、スト5の面白い点でもあります。

△クリティカルアーツでのみ削り倒しができる本作。この状況、死に確です。

△クリティカルアーツでのみ削り倒しができる本作。この状況、死に確です。

まとめ

1、上段はどっちでもガード!下段はしゃがみガード!中段は立ちガード!

2、通常技の削りダメージは回復する。必殺技の削りダメージは回復しない。

3、クリティカルアーツのみ削りフィニッシュできることを覚えておくこと!

NEXT ⇨ 【格闘ゲーム入門.06】ガードを無効化する”投げ”

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ナカジマ(コイチ)

ナカジマ(コイチ)

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あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。

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