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【ゲームレビュー】『Minecraft Dungeons』はハクスラ沼への入り口だ

      2020/06/03

『Minecraft』のスピンアウト作品であり、なぜかハクスラになった『Minecraft Dungeons』(『マインクラフト ダンジョンズ』)が睡眠時間を削り取っていきます。そろそろ寝るかからのあと3回だけダンジョンに潜るか……、みたいなのをなぜハクスラ好きはやめられないのか。本作はダンジョンクロウラータイプのハクスラで、ランダム生成されるダンジョンを潜り潜り、武器やスキルをぶん回して敵をバサバサ切り倒し、レアアイテムを手に入れて満足感に浸るのです。

『Diablo』ライクなゲームといえばそれまでですが、このゲームのカジュアルさは実に心地よく、小難しいことを考えなくても遊べる作品なのが魅力です。

▲ハクスラ好きならすぐにハマってしまうであろう『Minecraft Dungeons』。ゴジラインでも数名のおっさんが毎日ダンジョンに潜っています。

現時点ではフレンドのみとマルチできる仕様ですが、この手のゲームが面白くないわけがなく、ゲーム友達を巻き込んで遊ぶ価値は十分にあるわけです。対応プラットフォームも多く、Xbox One、プレイステーション4、ニンテンドーSwitch、PCと幅広く遊べますし、価格はほどほどにリーズナブル。そしてなんとXboxとPCはXbox Game Passのサブスクで遊べるので、実質無料という間口の広さ。

つまり、ハクスラをやったことがない人や、面白さがわからんという人に、「とりあえずやってみようぜ」と気軽にハクスラ沼への入り口を作れるゲームなんですね。
筆者が一緒に遊んでいる友人たちは、ハクスラ好き連中が多いのですが「コアゲーマー向けではなさそうだけどついつい遊んでしまう。やめられない」などと言いながら、朝の4時くらいまでダンジョンに潜り続けています。ソロでもマルチでも楽しいのですが、この手のゲームはマルチで「俺TUEEEEEE」感を楽しむのが最高です。
ちなみに、『Minecraft』的なクラフト&クリエイト要素はあまりなく、ひたすらダンジョンに潜るゲームになっているので「ハクスラを遊びたい」という欲求をシンプルに満たしてくれます。

本作はひたすら敵を倒しまくっていくタイプのハクスラですが、育成は”レベル”よりも”装備”寄り。レベルが上がってもキャラクターのステータスが変化するわけではなく、身につけた装備でキャラクターを強化する仕組みです。装備には武器、防具、遠距離攻撃武器のほか、アーティファクトという特殊行動に使用するアイテムが存在します。
そして、武器、防具、遠距離攻撃武器には「エンチャント」という特殊能力がランダムで付与されます。同じ装備でも、エンチャントが異なれば全く性能が異なるんですね。

レベル上げのメリットについては、エンチャントの性能を引き出すための”エンチャントポイント”を得られるというものがあるのですが、これは装備集めをしているうちに必要となるポイントがすぐにたまりますから、プレイしていると困ることはありません。レベル上げを強いられる感覚がないのも本作がカジュアルに遊べる要因でしょう。

△同じどうぎでもエンチャントが異なれば大きく性能が変わります。1つの装備で最大3種類のエンチャントが付与されていますが、アイテムごとにランダムです。強い装備かつ、強いエンチャントのついたものを掘り続けよう、というわけですね。

特殊行動を行うためのアーティファクトは、広範囲攻撃を行うものもあれば、体力回復フィールドを展開したり、攻撃力や防御力を増強させるものなど種類はさまざま。アーティファクトによるスキルは、一度使うとリキャストが発生し、再使用までにしばらく時間がかかります。

装備とアーティファクトを組み合わせて「ぼくのかんがえた最強のキャラクター」を作り出すビルド構築が本作の一番の魅力で、発売から間もない現在でもいくつかのビルドが話題となっています。あまり難しいことを考えなくても、これ強いんじゃないのと考えたものが普通に強い場合が多く、ビルドの組み合わせも装備を付け替えるだけなので実にカンタン。とっつきやすさは近年のハクスラでは随一でしょう。
ビルドによって動きがガラリと変わるものもあり、発売当初から話題の画面中に花火を乱舞させる”花火ビルド”なんかは爽快感抜群です。

△こちらがアーティファクト。ステージクリア後などに手に入ります。釣り竿は、敵を引き寄せる効果を持っています。

▲画面中に花火が炸裂する、通常「花火ビルド」。花火を打ち出すアーティファクトを高速で使いまわすのがこのビルドの強み。序盤はこのビルドを目指すのが良さそうです。アーティファクトのクールタイム軽減があれば、かなり快適に周回プレイが楽しめます。

▲筆者の今のビルドは、闘士の締め具というナックルで敵を殴りまくるビルド。最大難度のクエストも楽に周回できます。

プレイしているとゲーム内マネー溜まり、それを使うことでいわゆる”装備ガチャ”を引けるのも楽しいところ。装備ガチャからは、自分の装備の強さの平均値=”パワー”に近い装備が出てくれるうえ、一応すべての種類の装備が出るようです。運が良ければ、ここからその時点での最強武器を入手できます。ゲーム内マネーについては課金で得るタイプではなく”やりこみ”で入手するものなので、プレイの手応えが強いのも個人的にはGOOD。コンシューマーゲームを遊ぶ時に、最強装備が課金武器や課金要素ですとかなるとあまり気が乗らないのです。

△こちらが装備ガチャ。課金要素ではないので安心してガチャガチャできます。

リーズナブルなゲームなので『Diablo』のような無限に遊べる感は少々薄めです。目安としては、20時間あれば現時点でのエンドコンテンツまでたどり着けますし、マルチプレイならもっと早く進むはず。僕はそろそろひと段落という状態にたどり着きましたが、プレイ時間は現時点で30時間くらいでしょうか。ボリューム不足という意見も出てきそうですが、僕の感覚ではソフトの価格分遊んでいるかと言われれば間違い無くYES。今後も追加コンテンツがあるようなので、これで終わりというわけでもなさそうです。

以下はソロプレイの様子ですが、最大難度でもわりかし余裕があります。ちなみに、ソロとマルチの大きな違いは敵の数で、ソロだと敵の数はほどほど。マルチはもりもり敵が湧いてきます。

本作の攻略のポイントとしては、「レベルをいくら上げてもキャラクターの強さは変わらず、敵撃破後やガチャから出現するドロップアイテムは、現時点での平均パワーを参照する」という仕様を理解すること。つまり、エンドコンテンツにたどり着くまでは「ビルドよりも装備の平均レベルをとにかく高めること」を意識したほうがサクサク進みます。

△行き詰まるまではビルドよりも装備レベルの平均値である”パワー”を重視してどんどん先へと進みましょう。

ちなみに、発売されたばかりの現時点(2020年5月28日)では、ちらほら不具合が確認されています。処理が重くなると画面が一瞬固まるといったものから、重いものではアプリケーションエラーやセーブの破損といった不具合も。(筆者が遊んでいるプレイステーション4版でもセーブデータの破損を経験した友人がいます。)セーブデータの破損については、オートセーブ中に処理の重い行動を取ることが再現条件なのかなと考えていますが、このゲームを遊ぶ場合はオンラインストレージなどを活用した方が良さそうです。

パッチなどで修正されるのを待ってプレイするというのも一つの選択肢ですが、発売された今が旬なのも確か。睡眠時間を削りすぎないよう、気をつけてくださいね。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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