【ゲームレビュー】スマホで遊べるアクションRPG『ラストイデア』が、ハクスラ好きにぶっ刺さるかもしれない

オンラインゲームが大好きなおっさんたちとともに『ラストイデア』を遊んでいます。 
なんかメインビジュアルの女の子可愛くね、ハックアンドスラッシュゲームといえばおれらじゃね、みたいな雑な呼びかけで割と人が集まったのがサービスイン直前のこと。
それから数日、我々にしては珍しく熱意を持って”継続”してプレイしています。(我々は案外多くのスマートフォンゲームを遊ぶのですが、数人が1週間も続くようなものはごくわずかなのです。)

過去におれたちが遊んできたゲームは『Diablo』に『ラグナロクオンライン』に『ファンタシースターオンライン』に『ファイナルファンタジーⅪ』などなど。ほかにもいっぱいある!
一時期をネトゲ廃人のように過ごし、今では社会復帰したように見える我々ですが、いまだにオンラインゲームが好きなやつらがそろっています。そんな我々にぶっ刺さっている『ラストイデア』、「あーこれアカン。スマホでアクションハクスラはまずい」とかいいながら、ベッドの上でゴロゴロしつつ真夜中までつい遊んでしまう日々が続いております。トレジャーハントがメインのアクションRPGにおれたちは弱い。『シャイニングフォースイクサ』だってアホのように遊んだ。
いわゆるハクスラゲーがスマートフォンで遊べてしまうというのはかなり危険で、気が向いたときにすぐ1クエスト参戦できてしまうのはかなり中毒性高し。
そのうえ、スマートフォンゲームによくあるガチャ形式の課金要素はなく、サブスクリプションの課金形態がメイン。現状課金しないと手に入らないレアアイテムというのはないっぽいのも非常に良いです。おれたちはレアな装備を手に入れて、ドヤりたいんだよ!
以下に、スマホの録画機能で撮影した動画を添付しておきます。解像度が低いのでゲームの評価を貶めないか心配ではありますが伝わりにくいかもしれませんが、マルチプレイはこんな感じでわちゃわちゃ楽しめます。
そんなわけで、今回は『ラストイデア』の魅力について語ります!

スマコマで遊ぶかんたんアクション


本作は、「スマコマ」という操作系で遊ぶゲームで、タップ、スワイプ、ピンチインなどのかんたんな操作を組み合わせてバトルを行います。ガチガチのアクションRPGというわけではなく、基本的に雑魚戦はいわゆる「一騎当千」的無双感を味わえるものになっています。強敵との戦いでは、相手の攻撃を先読みしてよける、安全な立ち位置から攻撃するといったアクションRPGの基礎となる攻略が必要になりますが、わりとゆるふわな操作でもなんとかなってしまいます。バリバリ動きながら敵を倒すというよりは、プレイヤー自身を砲台のように操作して、わらわらと沸いてくる敵にいろいろなスキルを気持ちよく打ち込んでいくタイプのバトルです。この手の作品に重要な、スキルの派手さや爽快感はかなりのもの。序盤は暴れているだけで楽しいことでしょう。


キャラビルド


キャラクターはレベルをあげていくことで成長します。レベルアップに伴い得られるポイントでスキルツリー上のスキルを習得することができ、スキルの組み合わせで「キャラビルド」を楽しむことができます。最初に選べるのは4つのスキルツリー(剣、弓、炎、死霊)ですが、育成の仕方によって同じスキルツリーでも、戦闘中の能力は大幅に変わってきます。攻撃範囲に秀でた技を中心にとっていくことで雑魚戦を快適にしたキャラビルドもあれば、強敵との戦いを想定した高ダメージのスキルや、壁役になりうるスキルを軸にしたキャラビルドも存在します。最大4人が参加できるマルチプレイでは、「こだわりキャラビルド発表会」的な側面もあり、野良でのマッチングは非常に賑やかです。キャラビルドってなんだか難しそうという方もご安心を。ゲーム配信開始からしばらく経過し「おすすめビルド」的なものもいくつか見つかってきています。ゴジラインのおっさんたちは、情報に敏感なので、オンライン上で強そうなビルドを見つけたらすぐに騒いでパクっています。

△こちらは”雷”のスキルツリー。同じ雷でも、取得するスキルによって戦い方が変化する。


トレハンRPG×サブスクリプション


トレジャーハントの仕組みは単純。道中でドロップした宝箱が、ステージクリア後に解放されるという形式になっています。レアなアイテムは、ピカーっとまばゆい光を帯びて登場するので、完全にテンションあがります。最高レアだとスマホが震えるのもGOOD。俺も震えます。アイテム追加ペースと装備の急激なインフレがなければ、長く楽しめる作品になりそうです。本作にはオークションという、アイテムをプレイヤー間で売買できるシステムがあるため、目当てではないレアアイテムも活用できるのが面白いところ。プレイヤーが相場を作っていくタイプのゲームというのは、やっぱり楽しいものですね。4月25日現在は、このオークション機能が不具合のために閉鎖されていますが、再開すればよりトレハンが楽しくなるはず。

△宝箱の演出なども、お約束を守りつつ気持ちいいものになっています。

トレハンと課金要素の相性を疑う人も多いでしょう。本作の主な課金要素はサブスクリプション形式となっています。月額課金でスタミナ、経験値、獲得金額ブーストなどを付与することになります。本作の課金要素は「プレイの効率化」に関わるものがほとんどで、肝となるハクスラ部分については試行回数がものをいうタイプなので、「案外課金しなくても遊べるな(でも課金しちまう)」というところに落ち着いています。 我々の仲間内では、スタミナ要素の課金のみという人が多いです。スタミナが増えることにより、スタミナ回復アイテムの効果が変わるので、やる気に満ち溢れた方は早めにこちらを導入すると良さそうです。周回の効率が増えるので、今のところこれさえやっておけばそこそこに走れます。
経験値ブーストや獲得金額ブーストについては、最前線をめがけて走るのであればいずれ使うかもしれませんが、自分のペースで遊んだり、仲間内で遊ぶ分には今のところ必要なさそうです。最初は我々も、仲間内のチャットなどで「ハクスラRPGに課金なんてよおおおー」とかお気持ち表明をしていましたが、よく考えたら最近のハクスラ、課金とうまく共存してるものも多いんですよね。とりあえず遊ぶ分にはタダなので、どういうプレイスタイルで行くかは遊んでみてから考えましょう!ちなみに、無課金では楽しめないというゲームではないのでそこはご安心を。

△サブスクリプションの課金は、月単位のブースト。サブスクリプションの課金は、アプリをアンインストールしても継続されるので要注意。停止する場合は、スマートフォンのメニューから行う。ゴジラインでは、スタートダッシュ2種類とスタミナブースト2種を購入しているプレイヤーが多め。

△無課金の場合1日1回入場権がもらえるトレハンダンジョン。課金やジェムを使用することで、1日に複数回プレイすることも可能だが、ここで出るアイテムは通常のクエストでも入手できる。ドロップ率は多少違うようだが、大幅な差は感じない。


がんばれラストイデア


一見よくあるアクションRPGのハクスラに見えますが、遊んでみるとスマートフォン向けにかなり仕様を練りこんでいることがわかります。戦闘を最初に遊んだ時は、アクション性が低いかなと心配したものですが、手が疲れないこと、周回プレイを楽しむことなどを考えれば、なかなか絶妙な塩梅です。これだけ周回するゲームで、よくあるスマホアクションRPGのように操作が多くなってくると、ちょっと疲れてしまうのではないかと思うのです。その他にも、遊び始めたばかりの頃は「ここがダメ」と思っていた部分でも、ちょっと長く遊んでみると「案外これでいいな」という高速手のひら返しをしてしまったり。遊ぶほどに味わいが出てくるゲームになっています。まだ出たばかりのゲームで、過去の名作ハクスラなどと比較すると粗もありますが、個人的にはリリース間もない段階にしては、いろいろな遊び要素が揃っている良作という印象です。

△キャラクタークリエイトして遊び始めるハクスラはやはり神。最初から選べるボイスの中に釘宮理恵さんがいるのはもっと神。

この作品が今後流行っていくかどうかで、ゲームの内容も大きく変化していくでしょう。流行っていないゲームは、課金がきつくなったり、コンテンツの拡充が鈍足になったりします。そうなってくるとつまらない。なので、本作を楽しんでいる自分達としては、より多くの人が本作に触れて欲しいと考えています。人のいないMOやMMOは、どう考えてもモチベーションを保ちにくいですから。
メインで遊ぶゲームになり得るかもしれないという期待と、サブスクリプションという形式への可能性を感じる作品なので、ぜひ成功してほしい。運営の対応はなかなかに迅速で、最初騒がれたスタミナの量がハードモードなところも即緩和されたりもしています。その後も一部結構やばいバグもありましたが、これもいつか笑い話になって欲しいものです。オンラインゲームの最初はバグってて当然みたいに考えてしまうのは、僕やその周りのおっさんたちが慣れすぎているからかもしれませんが。

とりあえず楽しく遊んでいる側としては、頑張って良いゲームをお願いしますというのが素直な感想です。

記事写真協力:ゴジラインのみなさま

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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