心が『ドラゴンボールZ超究極武闘伝』を対戦したいと叫びたがってるんだ

皆さまこんにちは。浅葉です。

ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジライン発足の少し前、ナカジマとニンテンドー3DS『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』を狂ったように対戦した。そのバトルの模様をおれの個人ブログから発信したときには、いまだかってない閲覧数で謎の大反響。思えばあれが、キャラクターゲームの面白さを再確認するきっかけになったのかもしれません。
そして、この『ドラゴンボールZ超究極武闘伝』、発売当初は、トレーニングモードもなく、オンライン対戦もなく、キャラクターをガチャガチャやって出すゲームだったのに、今や2回ものアプデを施され、快適なトレーニングモード、オンライン対戦はもちろん、つい最近のアップデートではキャラクターバランスの調整までされてしまったのです。しかもこの先2月にもアップデートが待っているとは。なんなんだ、制作陣は神か。もう、徳島と東京の間で対戦するために鋼の翼に乗り、6万円を費やすことはなくなったのだ。開発のアークシステムワークスはゲームセンターとバージョンの違う『ペルソナ4U2』のアップデートもなんとかしてあげてください。

△オンライン対戦も、トレモもなかった発売時から、時は流れ、おれたちは再び3DSを握りしめた。

△オンライン対戦も、トレモもなかった発売時から、時は流れ、おれたちは再び3DSを握りしめた。

一連のアップデートを確認して、盛り上がるチンパン超戦士のおれとナカジマ。超サイヤ人神孫悟空にガード不能連携でハメられたことも、メタルクウラが頭がおかしくなるほどタックルしまくってきたことも、倒れたキャラクターが体力満タンで生き返る神龍でネタ殺しされたことも、今となってはいい思い出。いや、思い出したらナカジマの突如繰り出してきた神龍にはイライラしてきた。やっぱり許せねえ。

ナカジマ「『ドラゴンボールZ超究極武闘伝説』、アプデされまくっててすごい。3DSでこんなことができるんだな。オンライン対戦つけちゃいましたはすごい
おれ「最近のバンダイナムコエンターテインメントは神。神ダイ神コ神ター神ンメントやで。昨年買ったバンナムのゲームは、マジで気合い入った作品が多かった。ガンダムの話はよそでやれ
ナカジマ「キャラクターバランスの調整とかも入ったらしい
おれ「うむ、それについて思うところがある。ちょっと公式サイトにある調整内容をみてみよう

■『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』調整内容一覧(公式サイトより抜粋)

・ファイナルコンボ、アルティメットコンボ等の演出シーン、時間短縮技を放ったあとの演出時間を短縮致しました。
・地上→空中ファイナルコンボ、アルティメットコンボ後に受け身不能になっていたバグを修正致しました。
・超サイヤ人ゴッド、バーストストライク(L+A)の空中ヒット時のみ追撃不可に致しました。
・超サイヤ人ゴッド、ブリッツアーツ(L+X)の空中ヒット時のみ、受け身不可の時間を短縮いたしました。また、ヒット時の気力増加量を調整致しました。
・バーダック、ジャンプスペシャル攻撃(空中でA)をヒットさせたあと、着地硬直時間を増加致しました。また、相手の強制ダウン時間を短縮致しました。
・メタルクウラ、クールタイムを増加致しました。

ナカジマ「この調整内容、”わかってる”。キャラクターもそうだけど、演出短縮とかもツボついてきてやばい。ブログに掲載したおれたちの激闘模様を見て調整したんじゃねえのというレベルでシンクロしてる」
おれ「調整におれらを呼んでくれればいいのにな。水臭いなバンダイナムコも」
ナカジマ「このゲームの開発に知り合いとかいるの?」
おれ「いない」
ナカジマ「ハイ」
ゴジラインでは、キャラクターゲームのバトルバランス調整案件をいつまでも待ち続けています。『グラップラー刃牙』の格闘ゲームを作る会社があったら、お金を払ってでも調整に参加させてほしいです。

△最強サポートと名高かったメタルクウラさんも若干の下方修正が。これで他のサポートにも光が!

△最強サポートと名高かったメタルクウラさんも若干の下方修正が。これで他のサポートにも光が!

おれ「でも、この何も知らない開発に、ものすごく親近感を感じてるよおれは。公式サイトがかなりファンキーで好感が持てるんだよ。トレーニングモードの説明のところの写真とか、凄くいいよ。避けきれなかったあの技も克服とか書いて超サイヤ人ゴッドのガードブレイク完全無敵永久コンボ始動技の突進技載せてるし、コンボ数を稼ぐのも夢じゃない!のところはバーダックの永久っぽいものをほのめかすシーンが載ってる
ナカジマ「公式、これ確信犯だろうけど、好感度高いね。やりこんだ人は笑えるし、ライトユーザーの人は写真の深い意味に気づかないまま読める

△ガード不能かつ完全無敵かつ当たるとバーダックの永久コンボに直行する最強技を持つ神・孫悟空にも下方修正が入った模様。

△公式サイトのトレーニングモード追加の項目で、バグ寸前の強さを発揮していたスーパーサイヤ人神孫悟空や、永久連続技持ちのバーダックがどどんと掲載されていて”練習しよう”とか書かれていて、格闘ゲーマー的に好感度高し。

ゲームの進化に、人が追いつかないわけにはいかない。おれとナカジマも進化を目指すときがきたのだ。言葉を交わさなくてもわかる、おれたちの間には、新たな戦いの予感があった。

おれ「これはもう一度対戦する必要があるな」
ナカジマ「……」
おれ「ナカジマさん、あれからメタルクウラ出したの?」
ナカジマ「……」
おれ「どうした、臆したのか」
ナカジマ「いや、おれこのゲーム、GEOに預けちまったんだ
我々のいう、GEOに預けるは、GEOに売却することを意味する。今までも、数々のゲームが、ナカジマの手によってGEOに預けられた。代償に得た幾ばくのお金で、焼肉を食ったこともあるらしい。確かに、鶯谷の鶯谷園の肉は安くて美味い。

ナカジマ「仲間内で買ってるのはおれとあんたしかいなかったし、片道6万円の戦いはもう起きないと思ってな……。ゲームは神だったんだが、時代が悪かった
おれ「だが、時代は変わった。今のこのゲームには、インターネット対戦がある」
ナカジマ「週末、待ってろ。後悔することになるぞ」
こうしてナカジマは、GEOから『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』をサルベージした。GEO中古品を買っても、ゲームメーカーの利益にならないので、新品を買うべきであるとか煽っていたが、結局ナカジマがどっちを買ったかはわからないままだ。

おれ「決着(ケリ)をつけようぜ、ナカジマ」
ナカジマ「貴様の死をもってな」

もう、飛行機で往復する時代は終わった。
インターネットが、おれと、ナカジマの間を流れている。
そしてそのうえで、おれたちは、また笑いながら、トレーニングモードで見つけたわくわくする技やコンボの数々を振り回すのだ。

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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