会社に入ってきた新卒社員から「最近ストVを始めたのですが、ゴジラインというサイトのナカジマさんは中嶋さんですか?」と言われたナカジマです。新卒はアビゲイルでボコしました。最近格ゲーに関する更新がありませんでしたが、久々に気になる題材があったのでやる気が出ました。今日のお題はこれ。
ザンギvsアビゲイル ザンギ無理説
ザンギエフ使いの某有名プロゲーマーが稼働してわずかのsakoゲイルアビゲイルに封殺された動画が世に放たれ、世間ではザンギエフ側がオワってるのでは?と言われる程不利な組み合わせと噂されていますが、本当にそうなの?ということで、まずはゴジライン406グループで最もスト5を愛する男、あかぶし氏と対戦してみることに。
おれ「今からアビvsザンギ戦やろうぜ」
あかぶし「は?もう深夜(2時半)ですけど…」
おれ「おれザンギね」
結果:
△xナカジマザンギ0-3あかぶしアビゲイル◯
おれ「キレそう」
あかぶし「ナカジマさんのザンギ、あまりにも浅い…」
おれ「そういう次元じゃねえ。しゃがみ中Pの”圧”がすごすぎて近づけねえ」
あかぶし「次ちょっと交代してやってみますか」
おれ「オワジマゲイル出すわ」
結果:
おれ「誰のザンギが浅いって??あ”!?」
あかぶし「きちいwww」
おれ「これザンギ側相当求められとる」
あかぶし「ザンギ側は飛びが通るか立ち強Pがクラカンした時だけ勝てますね」
おれ「アビ側も近づかれるとキツいけど、圧倒的有利を感じる」
かつてヴァンパイアセイヴァーでバレッタvsアナカリスは8:2というダイアグラムをつけたゲー◯ストという雑誌もありましたが、あの組み合わせを彷彿とさせる苦しさを感じます。こういう組み合わせこそ燃えるのがゴジライン。ザンギエフvsアビゲイルの組み合わせについて真面目に向き合ってみました。
アビゲイルから見たザンギ戦
<アビゲイル主要技>
しゃがみ中P…ザンギの牽制の外からポコポコ当ててく。たまにキャンセルで弱ギガントフープを入れておけば溜め強Pにも勝てる
しゃがみ弱P…しゃがみ中Pよりも接近を許した場合に使う。ザンギ戦は何故か対空にもなる万能技。派生のバンバン(しゃがみ弱Px2)まで入れ込んでヒット確認EXアビゲイルパンチへ繋げたい。
立ち弱P…ザンギの飛びはほぼ全落ちできる対空。地上技にもそこそこ強く接近したザンギを追い払える。
立ち強P…ザンギの飛びとアーマー以外には勝てるリターン重視の選択肢。クラカンしたら勝ち。
基本的に手足の長さで勝っているため地上でボタンを押しているだけで優位に試合を運べます。しゃがみ中Pの先端が当たる間合いになったらしゃがみ中Pを押して、ザンギが飛んできたら立ちorしゃがみ弱Pで落とすだけ。遠い時は気分で立ち強Pを振って、間合いに入られそうになったらとにかくしゃがみ弱P。これで世の中の8割方のザンギは死にます。
ザンギから見たアビゲイル戦
<ザンギ主要技>
立ち強P…ザンギの本命その1。基本的に溜めなしでアビゲイルの牽制にぶつける。相手のしゃがみ中Pや立ち強Pが届く間合いでは溜め版のアーマーを見せるのもあり。
ジャンプ強K…本命その2。しゃがみ中P先端の間合いから攻撃に合わせて飛ぶ。空ジャンプ→着地弱スクリューが対の選択肢。
前ステ…立ち強Pの対となる択。またしゃがみ中Pの空振りに合わせて前ステをすることで微不利ながらも近距離戦を作れる。
しゃがみ弱P…アビゲイルの懐に入り込んだときに役立つ技。アビゲイルの弱Pにも打ち勝ちやすい。
Vスキル…主にVゲージを溜めるのが目的。立ち強Pをアーマーでとった時はEXスクリューで吸える。
しゃがみ弱Pや立ち強Pなどで得意の地上戦を仕掛けてもアビゲイルのしゃがみ中Pにほとんどの技が止められてしまい、上から攻めてもしゃがみ弱Pで飛びが落とされるためジリ貧になりがち。まずはこのしゃがみ中Pをどうにかしないといけません。明確な回答の一つとしてジャンプでしゃがみ中Pを飛び越えるというのがありますが、しゃがみ中P自体にもジャンプ防止性能や謎の対空性能があってイライラします。しゃがみ中Pの硬直にスカ確を取るのも非常に難しいので、空振りさせた場合は“前ステップ”で間合いを詰めましょう。これだけでもアビゲイル側に圧をかけることができます。
圧をかけられたアビゲイル側が次に狙うことは“しゃがみ弱Pや立ち弱Pでザンギを追っ払う”ことです。この弱P自体も判定が強い上に、2回押すと出るブンブンやバンバンが激しくウザいです。が、ザンギエフのしゃがみ弱Pも強いので強気に置いて相手の弱P潰しを狙いましょう。しゃがみ弱Pを目の前で空振りしている相手には差し返しの立ち中Pや置き立ち中Kが機能します。ですが近距離戦の本命はあくまでもジャンプ中K等の”飛び”です。
勝負の分かれ目、Vトリガー
ザンギエフのVトリガーが溜まれば“立ち強Pクラッシュカウンター→微歩き立ち強K[c]Vトリガー発動→EXボルシチダイナマイト→起き攻め”と、一発で勝負が決まる流れに持っていけるので、アビゲイル側は手を出しづらくなりがち。この状況では普段よりも前ステップや前ジャンプが通りやすくなるので、リターンを盾にした立ち回りに切り替えましょう。立ち強Pホールド→Vトリガーでアビゲイルのしゃがみ中Pをアーマーで耐えつつ上から殴るのも大事です。仮にガードされた場合もしゃがみ弱P→仕込みサイクロンラリアットによるけん制が残っているので、しゃがみ弱Pを軸に圧をかけるチャンス。この機会を逃して体力リードされていたら勝機はもうありません。
もう1歩上のアビザンギへ
<ザンギエフのvsアビゲイルワンポイント>
・しゃがみ弱K[c]弱アビゲイルパンチはしゃがみガードから立ち強Pが確定。立ちガードすると持続があたり反撃できないケースあり
・ギガントフープは見てからVスキルで2発耐えて強スクリュー確定
・ナイトロチャージ(KK同時押し)で突進してきたらVスキルorEXスクリューで対抗
・体力リードしたらガン下がりしてダブラリと地獄突きで待つ
<アビゲイルのvsザンギワンポイント>
・ザンギの立ち強P空振りにはスカ確でしゃがみ弱Pを当てる
・中間距離でのダブラリ空振りにはしゃがみ強Kの反撃が間に合う
・ザンギの起き攻めに対してはバクステとしゃがみVスキルによる逆択が有効
・ジャンプ強K先端飛び込みに対して対空が間に合わないと思ったときでもVスキル対空(発生3F)なら落とせるケース多し
結論
こうしてアビゲイル対策をしたザンギエフとザンギエフ対策をしたアビゲイルが爆誕。再びあかぶし氏と対戦してみることに。
結果:
おれ「ムリゲイル…」
あかぶし「もう寝ましょう(朝4時)」
【わかったこと】ザンギ使いキレていい
ナカジマ(コイチ)
あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。
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