石油王への憧れを抱く男、浅葉がver2017のラシード攻略をお届けします。
一見テクニカルに見えるこのキャラクターですが、基本的な戦術さえ抑えてしまえば爽快な動きを楽しむことができます。
本作には珍しく「固め」を得意とするキャラクターなので、とにかく攻めまくりたいという方は、苦手意識を持たずに一度触ってみてください。今回の攻略は、浅葉の悪友かつ、ラシード使いのBANBAN氏の監修でお届けします。
しゃがみ強Pは横方向への攻撃範囲が広いため、地上の主力技として機能します。この技を軸にしつつ、隙の小さいしゃがみ弱Kの先端や立ち中Kなども織り交ぜて、地上戦を制圧していきましょう。ワールウインド・ショットは、斜め上方向に飛んでくため、牽制としては使いにくいものの、相手のジャンプに引っかかりそうな距離で撃つという戦術は立ち回りのアクセントになってくれます。
ラシードとの地上戦を嫌がってジャンプしてくる相手には、しゃがみ中Pでの対空迎撃を狙います。しゃがみ中Pが空中でヒットしたら、素早くダッシュで接近し、相手の着地を攻めていきましょう。クリティカルアーツゲージに余裕がある場合は、EX版のスピニング・ミキサーで安全に迎撃するのもおすすめです。
しゃがみ中Pは頭上付近を狙う飛び込みには弱いので、近い間合いのジャンプ攻撃には、強版のスピニング・ミキサーを使って対処していきましょう。強スピニング・ミキサーは無敵時間こそないものの、上方向に強いため、素早く反応することができれば対空迎撃として機能します。かなりの反応速度を要求されるため、毎回狙うことは難しいですが、一度でも決めることができれば、相手もうかつなめくりを狙いにくくなります。
地上での牽制を軸とした動きだけでは、相手にまとまったダメージを与えることが難しいので、この動きは”接近戦に持ち込むための布石”だと考えましょう。けん制技で相手の動きを制限したところに、弱orダッシュ・スピニング・ミキサーやめくりジャンプ中Kで一気に接近を狙うのも戦術の一つです。スピニング・ミキサーは、連打による派生を繰り出していなければ、ガードされてもほぼ反撃を受けません。
近距離戦では、打撃と投げを使い分けた攻めを仕掛けていきます。打撃の選択肢としては、(立ち弱P)→立ち中P→しゃがみ中Kの連携がオススメです。この連携は、打撃では割り込まれないため、強気に繰り出すことができます。相手と密着している場合は、立ち弱Pをガードさせた後に投げがその場から届くため、立ち弱P→投げと立ち弱P→立ち中Pがお手軽なガードの揺さぶりになっています。
立ち中P→しゃがみ中Kがヒットしていた場合は、弱スピニング・ミキサーに繋いでいきましょう。弱スピニング・ミキサーがヒットした場合は、ダッシュからしゃがみ強Pを繰り出しておけば、その場、後方受け身関係なく、相手の起き上がりにしっかり重なってくれます。この打撃による選択肢を警戒させて、ダッシュから投げや立ち弱P→投げを見せていきましょう。下の動画では、弱スピニング・ミキサーの後にダッシュからしゃがみ強Pを相手の起き上がりに重ねています。中スピニング・ミキサーからは、当たり方によって状況は異なりますが、以下のコンボからはダッシュしゃがみ弱K(空振り)→しゃがみ強Pと素早く仕掛けると相手の起き上がりに重ねられます。
・弱スピニングミキサーの後はダッシュからしゃがみ強Pで、その場、後方受け身に両対応
・画面端の前方投げの後は、ダッシュから立ち弱Kと投げを使い分けてガードを揺さぶる
また、攻めのアクセントとして、立ち強Pやしゃがみ強P(1段目)からのキャンセルEXワールウインドも強力です。(しゃがみ強P(1段目)【C】中orEXワールウインド・ショットは、間が2フレームしか空いていないため、通常技による割り込みを受けません。)
EXワールウインド・ショットからは、Vスキルのアサルト・ロール(前転)を派生として繰り出せるので、これをうまく活用すると攻めを継続することが可能です。この連係を狙う際のポイントは、相手が画面中央にいる場合に限り、EXワールウインド・ショットからやや遅らせてアサルト・ロールを出すこと。早めに派生してしまうとEXワールウインド・ショットの弾が一部空振ってしまいますが、遅めに派生することで弾をしっかりとガードさせられるため、ラシード側が先に動き出せる連係になってくれます。相手が画面端の場合は、最速で派生してもラシード側が有利な状況を維持できます。しゃがみ強Pや立ち強Pがヒットしていると、以下の動画のようなコンボに繋げられます。
また、6+中Pは、相手との距離が離れた時の攻撃手段として便利です。密着状態から、立ち弱P→立ち中P→しゃがみ弱Pと刻んだ後でも6+中Pが届くので、キャンセルEXワールウインド・ショット→アサルト・ロールの流れで攻めを継続することができます。6中Pを絡めた攻めは、一見、間が空いているように見えますが、離れた位置からの攻撃なので、相手の割り込み技が届かないところから仕掛けられるのが強みになります。画面端に相手を追い込んでいる状態では、この固めの他に、立ち中P→立ち中P→立ち強Pといった固めや、三角跳びによる奇襲も攻めも狙えるので、相手のガードを揺さ振りやすくなります。
ラシードも飛び道具のワール・ウインドショットを持っていますが、この技は斜め上に飛んでいくため、飛び道具の打ち合いには不向きです。相手の飛び道具に対しては、Vスキルのアサルト・ロールですり抜けつつ攻撃することを意識しましょう。腰くらいの打点の飛び道具であれば、動作中にすり抜けることが可能です。毎回反応することは難しいですが、たまに狙って決めていくだけでも相手の飛び道具を抑制できるはずです
ラシードのVトリガーは、上下に攻撃判定が大きく、発生さえしてしまえばまず避けられることはありません。ver.2017では、Vトリガーの攻撃判定が打撃になったことで、対飛び道具無敵技で対策を取られることもなくなったため、”もう一息でスタンできる”という状況や、”残り体力の少ない相手にプレッシャーをかける”という用途で使いやすくなりました。(ユリアンのエイジスリフレクターは、ラシードのVトリガーを反射することに注意。)
通常技キャンセルなど、近い間合いでVトリガーを発動してしまうと竜巻が一気にガードされてしまい、有利な時間が少なくなるので、やや離れた位置から繰り出していきましょう。
また、Vトリガーはコンボパーツとしても活用できます。密着状態での通常技キャンセルVトリガー→EXスピニングミキサーというコンボは、Vトリガー中版EXスピニングミキサーとして扱われるため、さらなる追撃を狙えます。しかし、Vトリガーを絡めたコンボは狙える状況がそれほど多くないため、こだわりすぎるとVゲージを腐らせてしまう可能性があります。基本的には強引な攻めの継続や、相手を画面端へと追いやる手段として活用しましょう。遠距離から発動するだけでも、残り体力の少ない相手に対しては、絶大なプレッシャーになってくれます。
【サンプルコンボ】
・立ち強P(クラッシュカウンター)→立ち強K【C】Vトリガー→EXスピニング・ミキサー→EX空中イーグル・スパイク
ラシードはコンボに持ち込める状況が非常に多いため、その状況でどれだけダメージとスタン値を稼げるかを意識したプレイを心がけてみましょう。クラッシュカウンターを狙える状況が多いキャラクターなので、クリティカルアーツゲージの残量に応じたコンボも幾つか覚えておくと相手を倒し切れる状況も増えるはずです。そして、コンボを決めた後はしっかりと相手の起き上がりに技を重ねることを意識しましょう。しゃがみ強Pは技の出ている時間が長いため、比較的簡単に起き上がりに技を重ねられるのも強みになっています。相手の起き上がりに技を重ねて、相手の起き上がり行動を確実に潰す練習は必須です。
また、ラシードはコンボのヒット数が多くなりがちなので、ヒット数の多いコンボで相手を気絶させないことを意識すれば、より効率的にダメージを与えられるはず。ヒット数の多いコンボで気絶してしまいそうな時はあえてコンボをやめ、ダッシュからの投げなどでスタンを狙うのもラシードの醍醐味になっています。
・立ち中P→しゃがみ中K【C】弱スピニング・ミキサーor弱イーグル・スパイク
ラシードの基本コンボ。弱スピニング・ミキサーは相手を画面端に追い込む効果が高く、攻めを継続しやすい。弱スピニング・ミキサーは連打して派生までしっかり当ててダウンを奪うのがセオリーだが、あえて連打をやめ、ダウンを奪わずに攻めを継続して一気にスタンを狙うという戦術も奇襲としては有効。
・立ち弱K→しゃがみ弱P【C】弱スピニング・ミキサー
攻撃発生が3フレームの立ち弱Kからつなげるコンボ。
・しゃがみ強P→しゃがみ強K
地味ながら、決める機会の多いコンボ。しゃがみ強Pが近い距離でヒットした場合は、しゃがみ中K【C】弱スピニングミキサーに繋ぐといい。
・立ち中P【C】EXイーグル・スパイク→中or強スピニング・ミキサー
EX必殺技を使った大ダメージコンボ。ゲージに余裕がある場合に狙っていこう。
・ジャンプ中P【C】空中イーグル・スパイク
空対空で重宝するジャンプ中Pからの連続技。ジャンプ中Pはキャンセルタイミングが長いため、やや遅めに空中イーグル・スパイクを繰り出せばコンボとして成立しやすいはず。バックジャンプ等からも狙えるので、相手のめくりへの対策として覚えておこう。
・しゃがみ強P(1段目、カウンターヒット)→EXワールウインド・ショット→アサルト・ロール→立ち弱K→しゃがみ弱P【C】弱スピニング・ミキサー
・立ち強K(クラッシュカウンター)→6中P(1段目)【C】中ワールウインド・ショット→ダッシュ・イーグル・スパイク
立ち強Kがやや近い間合いでヒットした場合に狙いたいコンボ。中ワールウインド・ショットからは、EXイーグル・スパイク→中or強スピニング・ミキサーにも持ち込める。立ち強Kはけん制としてはもちろん、バックステップやジャンプグラップでラシードの攻めから逃げようとする相手にも有効。ジャンプ攻撃をガードさせた後や、起き上がりなどに1テンポ遅らせて仕掛けてみよう。ガードされた場合は−4フレームとなっているので、ここぞというときに狙おう。
・立ち強P(クラッシュカウンター)→立ち強K【C】Vトリガー→EXスピニング・ミキサー→EX空中イーグル・スパイク
Vトリガーを使ったコンボ。Vトリガーの真上でEXスピニング・ミキサーを出すと、技の性質が変化し、技の動作終了後に空中で技を繰り出せるようになるので、空中EXイーグルスパイクが追撃として成立する。
・しゃがみ中Korしゃがみ強P(1段目)→弱ワールウインド・ショット【C】クリティカルアーツ
割り込まれにくく、ヒット確認の容易なしゃがみ強P→弱ワールウインド・ショットでヒットを確認し、クリティカルアーツへとつなげるコンボ。最後の”削り”連係としても有効。
・ジャンプ強P→立ち強P【C】アサルト・ロール→アサルト・ネイル→クリティカルアーツ
Vスキルからクリティカルアーツを追撃として決めるコンボ。