なに?『DOA6』を遊んだことがない?それなら基本無料版もある『DEAD OR ALIVE 6 Last Round』から始めるのはいかが?

『DEAD OR ALIVE 6 Last Round』が発売となった。7年ごしの『DOA6』再起動である。

本作は『DEAD OR ALIVE 6』のバージョンアップ版とも言える内容で、最新ハードにあわせた最適化などが行われている。数年沈黙していた『DOA』シリーズの新たな動きではあるものの、発売時点ではバトルバランスに関わる調整はほぼなし。一部の不具合修正が行われた程度で、対戦感覚としては『DOA6』の最終版とほぼ変わらない。格闘ゲームのバージョンアップ版となると、大規模なバランス調整や新キャラクター、新要素の追加などが行われることが多いため、『DOA6』を遊んでいたプレイヤーであれば物足りなさを感じる方もいるのでは。グラフィックがより美しくなり、ライティングも進化し、撮影に特化したフォトモードが実装されるなど「鑑賞する」ゲームとしては進化したものの、やはり対戦シーンに変化が欲しいところである。今後新コスチュームや新キャラクターの追加が予定されているとはいえ、まだ時期は未定というのもちょっと寂しいものがある。

『DOA6』の発売が2019年なので、7年も経てば完全版が出てもいいような気もするけれど、格闘ゲームという運営型タイトルがひしめくこのジャンルで、少し変化を付けたフルプライスの完全版を受け入れがたい人がいるというのも理解できる。『DOA6』のコラボキャラのDLCが買い直しになるなど、地味になんとかならなかったのかポイントが多いのも事実だ。(他社版権なのでわからなくもないけれど)

『DOA6』を既に遊んだプレイヤーからすると、『DOA6LR』の感想はここまで書いたような内容が混じってくるであろう。筆者としてはとりあえず「再起動めでたい」という気持ちが強いものの、まあ不満も出ますわな。

▲ビジュアル的な追加要素はいくつかあるものの、バトルバランスに関わる変更がないのは寂しい。

でも、でもですよ。『DOA6』ってやっぱり面白いよなという確信と、この『DOA6LR』をきっかけに一人でも多くの新規プレイヤーに触れてもらいたいと思うんです。
『DOA6』を未プレイの方からすると、『DOA6LR』はまあまあお買い得な作品ではあるし、気軽に始められる基本無料版も同時配信されているのでいい機会になるはず!

実は筆者も、ゴジラインのメンバーも『DOA』シリーズを対戦ゲームとして真面目に遊んだのは6がはじめて。それまでは「女の子がカワイイゲーム」として撮影を楽しんだり、『DOAX』シリーズのようなビーチバレーに夢中だったりして、格闘ゲームとして向き合ってはいなかったんですよね。『DOA6』の最終アップデート付近から遊び始めて、意外とわかりやすく、そして面白いなと気づかされたのです。そのとき、もっと早く遊んでおけばよかったとみんなで語り合ったものです。そして『DOA』コミュニティのなんとあったかいことよ……。

このゲームを今からプレイして、「もっと早く遊んでおけばよかった」と思う方って、きっとまだまだいるんじゃないでしょうか。

そんな方が一人でも増えてくれると嬉しいので、本記事では『DOA6LR』の魅力をご紹介します!

▲3D格闘ゲームって敷居高そう……と思うかもしれませんが、基本さえ抑えれば結構簡単です。是非、友達を誘ってプレイを!

魅力:kawaii&stylish

なにをさしおいてもまずはこれでしょう。女性キャラクターたちがkawaii&stylish。みんなkawaiiし、戦っている間はstylishなんです。

「外見だけで判断するのはいかがなものか?」、「男性キャラクターもいるのですが?」わかってるよそんなことは!

でもね、このゲーム遊んでる人はみんな(主語クソデカ構文)kawaii&stylishにやられているんですよ。筆者が本作を遊び始めたとき、「3Dゲームって相手の重量とか体格に合わせたコンボがあって、覚えるの大変でしょ」みたいなことを思っていたのですが、先人から「DOAプレイヤーのほとんどは女性キャラを使うので、女性キャラ用のコンボしか覚えなくて大丈夫です」という心強い本質解答をいただき大変励みになりました。これはマジ事実で、僕がランクマッチやプレイヤーマッチで遊んでいたとき、マッチする相手の95%くらいが女性キャラクターで、5%くらいの確率でバイマンとかが出てきて「男キャラわっかんねー(学ぶ気なし)」という状態でした。

それくらいみんな(主語クソデカ構文)本作の女性キャラクターを愛しているのです。
それにね、基本無料版で最初から解放されているキャラクターが、忍者のお姉さんであるかすみ、眼鏡っ娘のNiCO、小悪魔なマリー・ローズちゃん、ムチムチ限界突破なほのかなのでね。コーエーテクモゲームス的にもまずはkawaiiを楽しみなさいということなんですよ!
そうそう、本作の魅力を語る上でわすれがちですが、ストーリーモードではそんなkawaii女の子たち(男の子&おっさんたちも)のいろいろな面が見られるのでこれも是非お楽しみください。『DOA』シリーズのストーリー、格闘ゲームっぽくなくて独特でスキです。

▲やめろ好きになってしまう。

eスポーツだのなんだの、プラットフォームの自主規制などでセクシーなゲームというのは世に出にくい時代になりました。
『DOA』シリーズもこうした流れの影響を受けています。確かに表現だけ見れば過去の過激さは少し丸まりました。でも、その分グラフィックがスタイリッシュで美麗なので良しとしませんか。基本無料版のキャラクターラインナップを見ると、まだコーエーテクモゲームスはファイティングポーズを取っていると考えてもよろしいのではないでしょうか。

ちなみに、kawaiiに慣れてきて、少し冷静になると、格好いい男性キャラクターの良さも見えてきます。バイマン渋いなと思う方もいるでしょう。『NINJA GAIDEN 4』を遊んでリュウ・ハヤブサを使うのも良いでしょう。
「男キャラわっかんねー」と言われる快感も感じられるかもしれません。
でも、真面目に本作の男性キャラクターって格好いいですよね。僕もマリー・ローズちゃんがいなければ、ジャン・リーを使っていたかもしれない!

▲「いや私はかわいいから遊ぶわけではなく、対戦ゲームとして硬派にDOA」を楽しみたいのですという感を醸しだしたい場合は、格好いいキャラクターを使うと良いでしょう。

新要素のフォトモードや良し!


『DOA6LR』ではフォトモードが実装。シチュエーションや技を指定して、キャラクターをいろんな角度から撮影できちゃいます。
ちょっと遊んでみた感じでは、カメラワークにまあまあ自由が効きまして、これは今の時代においてかなり「攻めてる」。
発売後にカメラモードがナーフされたさまざまなギャルゲーのことを思い出しちょっと不安も過ぎりますが、これはギャルゲーではなく格闘ゲームですし、芸術ですからきっとこのまま大丈夫でしょう。

魅力:セオリーさえ理解すれば、意外と簡単です

格闘ゲームなので初心者が上級者にいきなりいい勝負ができるなんてことはありませんが、基本的なシステムや自キャラの戦術を覚えるだけで、すぐに楽しい部分を味わえるのが本作の魅力。

「相手の技を受け止める『DOA』独自の”ホールド”とかいうシステム、やられ中にも出せるの?それコンボ伸びないしつまらないのでは?」とか。「3Dゲーって確定反撃とか覚えるの大変そう」みたいなことを考えた方、それ過去の僕です。遊んでみると意外とそんなこともなく、上達の糸口も掴みやすい。いろいろ格闘ゲームを遊んできましたが、本作はかなりわかりやすい部類の作品だと思います。

▲格闘ゲームの中でも入りやすい部類の作品だと思います。共通システムが強力なため、「何もできない」という状況が少ないのも魅力。

まず、醍醐味である打撃、投げ、そして本作独自の「ホールド」を絡めた三すくみの読み合いは、それほどややこしいこともなく、全体的な操作も簡単です。そのうえ前後の移動も早いので、最初のうちは立ち回りを意識しなくても、ゴリゴリ主力技を押し込んでいくスタイルで楽しめるはず。3Dゲームなのでコンボはやや多めですが、先述した「女性キャラ向けのコンボ」から覚えていくなどのやりこみ上の工夫もあります。

上達の足掛かりとしては攻めでは「主力技を覚えて、それを起点に空中コンボへのルートを作る」ことを意識するのが良いでしょう。守りでは「相手の主力技に対してどう対策するか、どこでホールドを狙えるか」といった部分を考えるようにすればOK。格ゲーの対策というと小難しい感じですが、本作は技の性質さえわかっていれば「ホールド」で解決できる局面も多いのです。最速技が「投げ」というのもわかりやすくてGOOD。

そして、システム面では「ゲージ」を使って発動できるサイドアタックブレイクホールドという守りのシステムがとにかく強力なのも初心者に優しいところ。わりと適当に発動しても、試合中の読み負けが何度かチャラになったりします。『DOA6LR』から対戦を楽しみたいという方は、基本無料版を活かして、是非同レベルの友人を誘って遊んでみてください。初心者同士でも楽しいでしょうし、2D格闘ゲームしかやったことがないという方にもお勧めしたい。

▲横方向に移動したあと即座に攻撃を繰り出すサイドアタックは、わかりやすく強力な切り返し手段となる。相手キャラクターにもよるが、最初のうちは頼っていってもいいだろう。

やりすぎ感溢れるステージギミック



ステージに差をつけるのが3D格闘ゲームの主流とはいえ、ボカーンと地面が爆発してコンボが継続したり、謎の巨大海洋生物に追撃されたり、プテラノドンに攫われたり、いくらなんでもやりすぎだろみたいステージギミックが存在するのが『DOA6』の世界。
やりすぎ感があるということでプレイヤーからは賛否両論ある過激なステージギミックですが、やりはじめたばかりの頃はとにかくこれが楽しかった。
このクソみたいな(誉め言葉)ステージギミックを活かして相手をメチャクチャにしたいと覚えたコンボに成功したときの爽快感たるや!

ステージによってキャラの強さが変化したりする要素なので、やりこんでいる方からすると賛否分かれそうですが、初心者のうちはこれめっちゃ楽しいんですよね。

魅力:基本無料版もいいよね

発売と同時に基本無料版も配信が始まっています基本無料版ではかすみ、NiCO、マリー・ローズ、ほのかの4キャラクターが使用可能で、ストーリーモード以外のすべてのモードが解放されています。この4キャラの範囲であれば、練習も対戦もできてしまうというわけです。
基本無料版はキャラクター使用権を追加購入することで、他のキャラクターも使えるようになります。1キャラ当たりの解放権が1300円くらいなので、複数キャラ解放する場合は、通常版を買ってしまうほうがお得です。通常版では、SNKとのコラボキャラである舞とクーラ以外すべてのキャラクターが使用可能(コスチュームは別売りのものあり)です。

▲通常版でも舞とクーラはDLCで使用権を購入する必要がある。

通常版を買った場合も、基本無料版をうまく活用すれば、他のプラットフォームのプレイヤーと対戦できるのも嬉しいところ。本作はクロスプレイ非対応。となると、複数プラットフォームのゲーム環境を持っている方はどれを買うか悩ましいわけで。友人がいたり、プレイヤーの人数が多いプラットフォームで遊びたい、でも意外と友人の持っているゲーム環境はバラバラということもあるはず。本作の場合は、自分のメインプラットフォームでは製品版を買ってキャラクターを解放し、他のプラットフォームでは基本無料版と使いたいキャラクターの使用権を買うという方法を取ることで、遊ぶ環境を拡張することも可能。
クロスプレイに対応していればこんな方法を取る必要もないのですが、クロスプレイの実装はお金がかかりますからね……。メーカー的にも難しい判断なのではないでしょうか。

ロールバックネットコード非対応ってどうなの?



『DOA6LR』ってさあ、ロールバックネットコードじゃないんでしょ?」みたいな心配を抱えている方も広い日本のどこかにはいるかもしれません。(いるのか?)

昨今の格闘ゲームで、「ロールバックネットコード欲しいよおおお」という声は多く聞かれますが、ゲーム開発者の話を聞いていくと、「発売されている作品に後付けでロールバックネットコードを入れるのはかなり大変」との話もよく聞きます。いろいろ難航した事例も実際に発表されていますし、事実なのでしょう。

そんな事情もあって、本作はロールバックネットコード非対応なのでしょうが、少なくとも日本の格闘ゲームのオンライン対戦が問題なく遊べるネット環境では、ロールバックネットコード形式でなくとも、かなり快適なプレイが可能です。
ネット環境もさまざま、プレイヤー同士の距離もものすごく離れていたりする海外のゲーマーの方からすると、ロールバックネットコードはあった方が良いのは確か。でもまあ、日本で遊ぶ分には、あんまり気にしなくていいのかなと思ったり。

「ロールバックネットコードではない」が買わない理由になるのは寂しいので、気になる方は基本無料版でオンライン対戦をテストしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ロールバックネットコードといってもその中身はさまざまで、中には対応を謳いながら、これは従来のディレイ形式以下の代物なのでは……みたいなゲームも珍しくないですよね。(最近そういうゲームを遊んだ)

今後の『DOA6LR』にも期待

『DOA6』を遊んでいると、『DOA6LR』の対戦部分の変化の少なさがちょっともどかしいのも事実です。アップデートの新キャラ、本当に期待しています!ちょっとエンジンかかるのが遅いだけ、なんだよね?

一方で、七年越しの再起動と考えると感慨深くもなります。

というのも、『DOA6』自体いろいろあったタイトルで、発売時には一部のモードが未実装であったり、期待していたEVOのメインタイトルに選ばれなかったり。2020年にはアップデートの無期限休止が発表されるという出来事もありました。発売時にプレマがないゲームって考えられます?
そんないろいろな不安材料もありつつ、アップデートが止まったあとも『DOA6』を楽しんでいるプレイヤーというのもたくさんいて。
時にはユーザー主体でイベントが開かれたり、そのイベントに向けて腕を磨くプレイヤーたちが素晴らしい試合を見せてくれたり。
SNSでその魅力を発信しつづけている人もいました。EVO Japanではサイドトーナメントにも採用され、開発陣が見守る中で熱い戦いが繰り広げられたこともあります。しかも、ゴジラインなんていうゲームおじさんの集まりが『DOA6』を始めたときは、プレイヤーの方がとても親切にいろいろなことを教えてくれたり……。そんな暖かいシーンを目撃するたびに、 「いつかDOAの続きがあるといいなあ」と思っていたのです。(ちなみに、『DOA』の女性キャラクターが大活躍する『DOAXVV』はその間も超もりあがっていた)

きっとそういうユーザーの熱意みたいなものが、『DOA6LR』での再起動に繋がった部分もあるのではと思ったり。
しかも新作を作っているっていうじゃありませんか!(ビーチバレーでじゃぶじゃぶ稼いだからかもしれないけれど、それだけではないと信じたい)
そんな妄想に耽りつつ、新規の方には入りやすい『DOA6LR』が少しでも広まってくれるといいなと思います。そして新作にうまくつながって欲しい。
そして、開発中の新作は!ロールバックネットコードもクロスプレイも検討していただけると幸いです。そしてマリー・ローズちゃんはなんとしても続投してほしい。(みなとみらい、コーエーテクモゲームスのほうに祈りながら)

▲いろいろ書きましたが筆者はマリー・ローズちゃん好き好き人間なので、本作のフォトモードで元はとれています。UIがあまりに前衛的すぎるので、まずはこれに「慣れて」いくぜ。

発売日に紹介記事でも書くかあとぼんやり考えていたところ、『DOA6』をゴジラインのおじさんたちに教えてくれたプレイヤーの方々から連絡をいただきました。
「基本無料版で使えるキャラクターの攻略記事を書くので、それを載せるのはどうでしょう」と!いやそれは嬉しいけど、皆さんめっちゃ大変じゃないですか?

というわけで、かすみ、ほのか、マリー、NiCOの攻略記事が掲載予定となっています。
「舞とクーラもやっちゃいます?」みたいなノリになっているので、これから本作を始めるという方の参考になれば幸いです。

「初心者向けのやつ」という話でしたが、いただいた記事のベースが初心者から上級者までカバーできるようになっているので、『DOA6』プレイヤーの方もお楽しみに!

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ゲームを最大限に楽しむことを目的としたゲーミングチーム。
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。

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