7月21日から、PS4『THE KING OF FIGHTERS 14』の体験版が配信開始になりました!
使用できるキャラクターは、草薙京、八神庵、不知火舞、シルヴィ、シュンエイ、ネルソン、キング・オブ・ダイナソーの7キャラクター。お目当てのキャラクターがいないという方もいるかもしれませんが、なんとこの体験版、対戦で役立つテクニック等が練習できるトレーニングモードが実装されています。今回の記事では、格闘ゲームファンに向けて、このトレーニングモードを使って練習できる、本作の”基礎”を紹介します。格闘ゲーム経験者であれば、すんなりと遊べる作品に仕上がっているので、是非この機会に一度『KOF』に触れてみてくださいね。
『KOF』シリーズを始めて遊ぶという人に、まず覚えてほしいのが、ダッシュと各種ジャンプです。本作は、これらの動作を組み合わせることで、非常に素早い動きが可能で、その素早い動きこそが、攻守ににおける”武器”になります。まずは、以下の動画をご覧ください。
トレーニングモードの相手に、ダッシュと各種ジャンプ、通常技、特殊技を組み合わせて”攻め”をしかけてみました。実戦ではこれほど綺麗に決まることはまずないのですが、本作を始めて遊ぶ方は、”テンポ良く攻める”ということをまず最初に意識してみましょう。立ち回りや守りは、本作のスピードに慣れてから覚えてもまったく問題はありません。
ダッシュに関しては、66コマンドで繰り出すことができますが、2回目の6を入れっぱなしをしている間、走り続けるという性質も抑えておきましょう。ダッシュからは、スムーズに通常技や必殺技を繰り出せるので、ダッシュ→通常技→連続技という流れは手に馴染ませておきましょう。ダッシュからの通常投げを繰り出す場合は、ダッシュで相手に密着したら、”4方向を押しっぱなしにしてCorD”という入力を行なえば、スムーズに通常投げへと移行できます。
各種ジャンプの使い分けも、本作の攻防において重要な要素のひとつです。まずは、それぞれのコマンドを覚え、スムーズに繰り出せるように練習しておきましょう。高度が低く、見切られづらい小ジャンプ、中ジャンプは、ラッシュ中に重宝します。大ジャンプは、遠い間合いから一気に距離をつめる際などに活用します。
・通常ジャンプ:上要素を入力
・小ジャンプ:上要素を一瞬だけ入力
・中ジャンプ:一瞬だけ下要素を入力した後、一瞬だけ上要素を入力orダッシュ中に一瞬だけ上要素を入力
・大ジャンプ:一瞬だけ下要素を入力した後、上要素を入力orダッシュ中に上要素を入力
小、中、ジャンプという攻撃手段が非常に強力な本作では、下段始動の連続技を狙う機会が非常に多くなっています。今回の体験版で使えるキャラクターたちの中には、しゃがみB始動の連続技を持つキャラクターたちがいるので、その感覚に慣れておきましょう。しゃがみB→しゃがみA→特殊技or必殺技という流れの連続技を持つキャラクターは、近距離でのガードの揺さぶりが非常に強力です。
多くの『KOF』シリーズ共通のシステムですが、本作でも、キャンセル可能な通常技を特殊技でキャンセルすることができます。このシステムを活かせば、通常技→特殊技までワンセットで入力しておきヒットを確認してからキャンセル必殺技へとつなげるといった攻めも仕掛けられます。
また、一部の特殊技は、キャンセルして繰り出すことで、技の性質が変化することも覚えておきましょう。体験版にいるキャラクターでは、庵の6+Bが該当しており、この技は本来、しゃがみガード不能の中段攻撃ですが、キャンセルで繰り出した場合のみ、立ち、しゃがみ両ガード可能技に性質が変化し、6+Bのキャンセルが可能になります。
パワーゲージが1本以上ある状態で、B+Cの同時押をすることで「MAXモード」発動が行えます。MAXモードを発動すると、ゲージの上にMAXモードゲージが表示されます。このMAXモードゲージが表示されている間は、必殺技コマンド+対応する両ボタン同時押しでEX必殺技(コストとしてMAXモードゲージを一定量消費)を発動できるようになります。また、MAXモード中に繰り出した超必殺技は、残りの全てのMAXモードゲージを消費するかわりに、MAX超必殺技へと変化します。
また、通常技や特殊技のガードorヒット中にMAX発動のコマンドを入力すると、”MAXモード(クイック)”を行うことができます。MAXモード(クイック)に成功すると、キャラクターが前方へと滑るように移動します。この移動は、レバー入力および攻撃を出すことでキャンセルが可能なため、素早く次の攻撃を繰り出すことで、強力な連係や連続技に移行できます。
以下に、実戦レベルで狙える連続技を一部掲載してみました。あくまで、体験版でのものなので、製品版ではつながるかどうか不明ですが、このような連続技が手に馴染んでいれば、いろいろな連続技レシピに対応できるはずです。慣れててくればそれほど難度は高くないので、是非この機会に練習してみてくださいね。
●シュンエイ1ゲージ発動コンボ
ジャンプD→立ちC【C】(クイックMAX発動)→立ちC【C】6+B【C】弱フラウウイング→EXライジングイフリート→EXスカーレットファントム→強ライジングイフリート→強スカーレットファントム
●京(3番手専用全ゲージコンボ)
立ちC【C】4+D【C】クイックMAX発動→しゃがみC【C】6+B→EX R.E.DKick→弱七拾五式・改→荒咬み→弱鬼焼き【C】百八拾弐式【C】裏千百弐拾七式・八重垣
MAXモード(クイック)は、必殺技ではキャンセルできない通常技、特殊技からでも発動できるので、うまく活用できれば、リーチの長いけん制攻撃や、中段の特殊技などからも大ダメージを狙えます。庵の遠距離立ち強Kなどからの発動は、実戦でも見る機会が多そうです。
チームバトルモードでは、MAXモードの効果時間を示すタイマーが、後ろの順番になるほど長くなっていきます。3番手に配置したキャラクターであれば、タイマーが長いため、EX技を複数回組み込んだ連係や連続技を仕掛けやすくなります。
今回の記事では、格闘ゲーマー向けの『KOF』入門をお届けしました。体験版を遊んだ限りでは、今までのシリーズよりもコンボの難度が下がり、非常に遊びやすい作品になった印象を受けます。特に、今までゲームの敷居をあげていたMAXモードまわりのコンボが比較的簡単になったことにより、複数キャラクターを使いやすくなったというのは嬉しいところ。もちろん、やりこみ要素として難度の高いコンボも存在しますが、過去作ほど高難度なコンボに依存するキャラクターの数は多くなさそうです。
今回紹介した要素やコンボなどは、あくまで体験版のものですが、ここに紹介したようなことを抑えておけば、製品版で変化があったとしても対応できるはずです。製品版でスタートダッシュをかけたいという方はもちろん、ゲーム性を見てみたいという人も、是非この機会に体験版を遊んでみてくださいね。