【急展開】「喜多山浪漫」先生インタビュー第三回:『魔法捜査官』のキャラクターデザインはなんとエナミカツミ先生!その他企画も進行中!

元ゲーム会社社長で、現在は小説家という異色の経歴を持つ喜多山浪漫先生のインタビュー第三回をお届けします。
前回の3月末のインタビューでは『魔法捜査官』のキャラクターデザインが進んでいることが明かされた。そしてつい先日、「キャラクターデザインが完成しました」との報告が届いた。好調に連載を続けている『魔法捜査官』の第一話もいよいよ完結を迎えるそうだ。

「キャラクターデザインのインタビューに伺って良いですか?」

喜多山浪漫ほかにもいくつか新展開があるので、是非来てください」

いつも思うけど生きているスピードが我々と異なるような気がする……。
というわけで、今回も喜多山先生のいる京都に飛びインタビューを行うことにした。

『魔法捜査官』のキャラクターデザインは
エナミカツミ先生が担当!

――先生、お久しぶりです。といっても1か月おきに会っている気がしますが(笑)早速ですが、今回は主人公の捜査官・風馬駿と相棒の魔法使い・アルペジオの二人のキャラクターデザインが完成したんですよね。

喜多山浪漫:はい。こちらが出来上がってきたキャラクターデザインです。主人公の風馬駿と相棒のアルペジオです。

――前回のインタビューでは「リアルな等身かつ、シリアスな絵」が描ける方にお願いしたとおっしゃってましたが、まさにそれが実現されていますね。このキャラクターデザインはどなたが担当されたのでしょう。絵柄で予想はしてきたのですが……。

喜多山浪漫:ずばり。エナミカツミ先生です。

――絵からすごい迫力を感じていたのですが、エナミカツミ先生なんですね。『バッカーノ!』や最近の『軌跡』シリーズなどを手掛けていらっしゃいますよね。わたしは『スターオーシャン4』が大好きなので感激しています。どういう経緯でキャラクターデザインをお願いすることになったのでしょうか。

喜多山浪漫:リアルな等身かつ、シリアスな作風に合うキャラクターを描ける方というのはお伝えした通りで、もっというと実写になったときにもイメージが合うような絵を描ける方。かつ、欲張ると男性にも女性にも、どんな方にもウケるキャラクターが欲しい!となるとエナミカツミ先生しかいないと思ったんです。とはいえ、前職でも交流がない方なので、日本ファルコム(※)の近藤季洋社長にご紹介していただきました。のうえで「ファルコムさんのお仕事を最優先していただいて構いませんから」と前置きしてお願いしたんです。ちなみにこの時は、喜多山浪漫の活動や『魔法捜査官』がどういう展開をするのかほとんど決まってなくて、「こういう者でこういう作品を書いている」ことくらいしか伝えられなかったんですが、快諾していただきました。

※日本ファルコム:『イース』シリーズや『英雄伝説』シリーズ、『軌跡シリーズ』などで知られるコンピューターゲーム・ソフトウェア会社の老舗。幅広い世代に支持されており、ドラマティックなストーリーと、遊びごたえのあるRPG品作品に定評がある。

――日本ファルコム。驚く会社が登場してびっくりしました(笑)まさか、『魔法捜査官』のゲームは日本ファルコムから出たりはしないですよね?

喜多山浪漫:その可能性はゼロとは言いませんけど、ないでしょうね(笑)作風の違いもありますし。ただ、近藤社長には、前職の頃から公私にわたってお世話になっています。

――風馬駿は捜査官という立場にくわえて、フレッシュかつ気合のはいっている感じが一目でわかりますね。髪型やポーズからもイメージできるものが多いです。一見シンプルですが、長く見ているといろいろ楽しめる情報量が入っていると感じました。

喜多山浪漫:作中で捜査官として持たせた要素が一目で伝わってきます。「正義」とか「真面目」さって多くの人がイメージしやすい要素ですよね。この要素を軸にしてデザインとして人を惹きつけるものを描くというのはすごく難度が高いことだと思うんです。プレーンなデザインになると没個性になってしまう可能性がありますし、奇をてらうにしてもやりすぎると立ち位置と合わなくなってしまう。しかも、今回の場合は「リアルな感じで」というオーダーをしたことで、現実味のある服装をしているから、装飾や衣装で個性をつけにくいオーダーなんですよ。舞台としては、現代に「魔法」というものがあったらという設定なので、服装はリアルである必要があるわけです。それなのに、エナミカツミさんの描く駿はすごい存在感で、「これしかない」というデザインになっています。本当にお願いできてよかったと思いました。

――アルペジオについては、余裕のある表情が印象的ですが、底知れなさも垣間見えますよね。

喜多山浪漫:アルペジオはストレートな格好よさからはひとつ外したようなキャラクターですが、よく見るとやっぱり格好いいんですよね。ちゃんとイケメンです(笑)昼行燈的なキャラクターですとは説明したのですが、解像度が素晴らしいなと感じました。現実でも、フィクションでも、人って第一印象で全てを理解できるわけではありません。時間や物語が進むにつれて、いろいろな一面が見えてくるのがあたりまえかなと。アルペジオのデザインって、そういうところが出ているような気がしてて、見方によって印象が変わりますし、物語をどこまで読んだかでも印象が変わると思うんです。

――デザインを決定するまで、喜多山先生とエナミカツミ先生の間でどのようなやりとりがあったのでしょうか。

喜多山浪漫
:こういう作品を書いていて、キャラクターデザインをお願いしたいということをお伝えして、簡単なオーダーをまとめた資料をお送りしました。私は絵が描けるというわけではないので、写真なども参考資料に入れました。それをそのまま描いてほしいということではなくて、あくまでイメージの共有ですよね。わかりづらかったと思いますが、あがってきた駿とアルペジオを見てびっくりしました。想像を超えて、この2人を待っていたというような感覚になったんです。しかも、このときに「要望があればどんどんください。資料があれば直しますので」というメッセージが添えられていて驚きました。そのお言葉に甘えつつ、これはこちらも応えないとと思い、こだわりを追加させてもらいました。ネクタイの色や、ダブルのスーツ、靴などはそれが反映された形です。細かい部分にも注目してほしいですね。

『魔法捜査官』第一話完結
今後の喜多山浪漫はどうする

――キャラクターデザインがエナミカツミさんになり、第一話が完結した『魔法捜査官』ですが、今後この作品と喜多山先生はどのような動きをする予定なのでしょうか。

喜多山浪漫
小説としての『魔法捜査官』は一話で終わる予定ではありません。せっかくキャラクターデザインもできたので、第二話以降もタイミングを見て出していきたいと思っています。あとは、ゲーム化を目標にしていると最初のインタビューでお伝えしましたが、その第一歩として「ボードゲーム化」が決まりました。

――え!?前に会ったときはそんなこと一言も言ってなかったですよね?

喜多山浪漫:決まったのはつい最近なんですよ。今仕事にしているのは、原作として小説を書いて、それを原作としていろんなメディアに展開するというものなので、ゲームに限らず営業活動やプロデュースを進めているんです。

――SNSでボードゲームのイベントに行っていることが書かれていましたが……。つい最近ですよね?

喜多山浪漫:そうです。私自身がボードゲームに詳しいというわけではなかったのですが、以前から興味のあるジャンルだったんです。このジャンルは、コンピューターゲームとは違った道を歩みつつ、新しさや面白さを追求しています。これだけ愛される理由はなんなのか、いまのプレイヤーになにがウケているのかなどを知りたくて、イベントを視察しているうちに、このジャンルでもコンテンツ化は可能なのかもという考えになってきたんですよ。そしてこのタイミングで出会えた妄想ゲームズ☆のH1R0さんと一緒に『魔法捜査官』のボードゲームを作ってみることにしました。

※H1R0(妄想ゲームズ☆代表):ゲームプランナーとして「うまい棒公式ボードゲーム」や「ダイソーとサンリオコラボのボードゲーム」を企画・制作。代表作『セブンヴァイス』(妄想ゲームズ☆)は海外でも人気がありVR版もリリースされた。西日本最大級のボードゲームイベント『Board Game Business Expo Japan』を主催するなど、活動は多岐に渡る。公式Xアカウントはこちら→@H1R0game

▲妄想ゲームズ☆の代表作である『セブンヴァイス』。七つの大罪をテーマにしたカードゲームで、幅広い人気を集めている。

――話が早すぎる……。『魔法捜査官』のボードゲームはどのような遊びになる予定ですか?

喜多山浪漫:ダンジョンみたいなところを、コマを動かしつつ探索して、手持ちの限られたカードを駆使して敵と戦ったり、突如起きるハプニングに対応するみたいなものを想像しています。難所を切り抜けるためには強力なカードを残しておく必要があったり、簡単なところはカードを無駄遣いせず切り抜けるといった、知恵と運を試すような作品になりそうですね。まだ細かいところは決まっていないというか、細かいゲーム性の部分は今回ボードゲームのプロである妄想ゲームズ☆さんにお願いしているんです。餅は餅屋的な考え方で進めているプロジェクトですね。

――公開はいつ頃になる予定ですか?製品として発売されるのでしょうか?

喜多山浪漫:夢は大きくということで、まず東京ゲームショウでなんらかの形で『魔法捜査官』のボードゲームのβ版を公開したいと思っています。ここではデジタル版を公開する予定ですが、当然アナログゲームとして世に出すことも考えています。商品として販売するのか、ノベルティのような形で配るのか、さらに違う方になるのかはまだわかりません。タイミングに合った、良い方法で出したいですね。販売できるのがベストかもしれませんが、『魔法捜査官』の認知を高めるために、プロモーション的に活用するのもアリだなと思っています。新規IPでエナミカツミさんの絵が入ったボードゲームって、インパクトあると思いませんか?

――インパクトありますね。是非遊んでみたいです。テストプレイなどあれば声をかけてください(笑)『魔法捜査官』だけを見てもサウンドやキャラクターデザイン、ボードゲームと、いろいろな要素が発表されていますよね。これらは外部のクリエイターへの発注を伴うお仕事だと思うのですが、こうした仕事をゲームの発売などで回収していくというプランなのでしょうか。

喜多山浪漫:ざっくりいうとそうですが、先ほどいったようにゲーム化だけが出口ではないと思っています。『エトランジュオーヴァーロード』のコミカライズも出口のひとつで、この作品もほかの出口をいろいろと模索しています。とはいえ、こちらからの仕事の発注やプロモーションにはお金がかかるのも事実なので、資金を集めるために「インディーゲーム」の開発も始めました。

――あまりにも展開が早いなと思っていましたが、まだあるのですね(笑)インディーゲームも最近決まったことですか?

喜多山浪漫:正確には「ここ最近決まって、既に作り始めているもの」ですね(笑)こちらは7月に行われる京都ビットサミットで遊べる状態のものを公開する予定です。インディゲームはカジュアルゲーム寄りのもので、「リバーシ」をベースにした遊びやすくシンプルなものです。皆さんのよく知っているリバーシに一味加えることで、従来のリバーシから大きく変わった、ゲームでしかできない遊びにならないかなと模索しています。

※京都ビットサミット:2024年7月に京都で開催されるインディーゲームの祭典。公式サイトはこちら。

――京都ビットサミットにも出られるのですね。ゲームの詳細はその際にわかるということでしょうか。

喜多山浪漫:ゲームの詳細は京都ビットサミットで遊んでもらうのがわかりやすいと思いますが、その前に情報公開もしていきます。まずは、5月23日に放送予定の『アーケードアーカイバー』という番組で紹介します。また、5月24日に放送予定の『バーチャルキャストショッピング』でも紹介する予定です。

――普通こういう話を聞いていると、まだとりかかっていないものの構想の場合も多いんですが、喜多山先生のは実際に進んでるのが面白いですね。

喜多山浪漫:ちょっとだけ資料をお見せしましょうか。記事には載せられる状態ではないですけど。

――ちゃんとゲーム画面もできてますね……。これは確かにリバーシベースの新しい遊びですね。あれこれ?キャラクターデザインの人の名前……。

喜多山浪漫:インディーゲームのキャラクターデザインの一部は、ヴァニラウェアの神谷盛治さんですね(笑)そこは記事に書いてくれてもいいですよ(笑)

※ヴァニラウェアの神谷盛治氏:『ユニコーンオーバーロード』や『十三機兵防衛圏』などの人気作を手掛けるゲーム開発会社。美麗な2Dグラフィックを活かした新規性のあるゲームを数々と世に送り出しており、独特かつ濃厚なシナリオ作りにも定評がある。神谷盛治氏は同社の代表取締役。

――いや言っちゃだめでしょうこれ(笑)『十三機兵防衛圏』などで知られるヴァニラウェアの神谷盛治さんがキャラクターデザインって言っちゃ(笑)

喜多山浪漫:詳細な説明ありがとうございます(笑)でも、これは私が前職をやめて、小説家として歩き始めた頃に神谷さんが描いてくれた絵が元なんですよ。なので、もともとこのゲームのためにというものではないんです。デザインからゲーム内の絵に起こすのはこちらでやっていますしね。ヴァニラウェアのゲームでしかまずお目にかかれないスーパークリエイターですが、今回のゲームではお楽しみ要素のひとつ的にキャラクターデザインしていただいたものを取り入れています。

――詳細なゲームの仕組みは5月末の番組で見られるのでしょうか。

喜多山浪漫:そうですね。ただ、このゲームは京都ビットサミットで遊べるものを展示して、そこで得た意見をもとにさらにパワーアップさせる予定です。ルール的にも今のものより面白いものを閃くこともありそうですしね。発売は年内くらいにできればいいなと思いますね。

――活動資金のためにインディーゲームを作るという発想が面白いですよね。

喜多山浪漫:インディーゲームにすべてを委ねているというわけではなくて、ほかの仕事もしていますけどね(笑)あとは、資金集めというところでいくと、これから作るものを先に発表してクラウドファンディングを募るという方法もありますが、わたしは「作ったものにお金をいただく」というほうが向いているかなと感じたんです。単純に好みの問題ですけどね。面白いものをこれから作るからお金をくださいというよりは、面白いもの作ってみたからよかったら買ってみてくださいというスタンスです。ちなみにこのプロジェクトには仲間がいるんですが、もともとご縁のあったチームにこういうアイディアがあるから一緒にやりませんかと持ち掛けたのがきっかけです。収益配分も最初にしっかり決めて、ちゃんと合意をもらいました。

――喜多山先生のお仕事を見ていると、周囲にいる方々が新しい形で結びついているものが多いですよね。前職からの知人だけでなく、喜多山浪漫として知り合った方も一緒になって、チャレンジをしているという印象です。よくある社交辞令で「いつかお仕事でご一緒しましょう」みたいな会話は僕もよく経験してきたのですが、ぼーっとしていると意外と実現しないじゃないですか。でも「喜多山浪漫」を中心とした動きは、ぼーっとしていると置いていかれそうなくらいスピーディですね。

喜多山浪漫:ありがとうございます。私はいま会社組織にいるわけではなくて一人ですから。コンテンツを作るなら周囲の皆さんとやるしかないんです。ただ、仕方ないからそうしているんじゃなくて、そうしたいからこの道を選んだんです。私とこの人とこの人がいればこういうことができないか。私とこの組織ならこういうこともできるかも。というようなことをいつも考えていて、それが楽しいんですよね。もちろんゴジラインさんもそういう考えの中にいつも入っていますよ。

――ゲームのホームページや説明書は作れますよ。攻略サイトもいけます!あとは……、ゲームへの意見出しをする仕事とかもしたことがありますね。と、乗せられていますが、もうちょっと考えさせてください(笑)本当にこのインタビューに来るたびに驚いて、笑って、元気をもらって帰っています。

喜多山浪漫:そう言っていただけると嬉しいですね。また是非やりましょう(笑)

おしえて喜多山先生 第二回
営業についての質問がきちゃいました

――今回もいくつか質問が届いています。ピックアップして質問させていただきますね。創作分野ではなくて、営業に関する質問が来ているのですが、これは私も是非聞いてみたいです。

喜多山浪漫:ありがとうございます。営業をテーマにした質問が来るというのは面白いですね。

Q:ゴジラインで格闘ゲームの記事をよく読んでいましたが、最近では喜多山浪漫先生のインタビューも楽しみのひとつです。質問も受け付けているということで、的外れかもしれませんが、ひとつご相談させてください。私は今絨毯の営業をしているのですが、営業のコツをつかみたいといつも思っています。前職で営業としても活躍された喜多山先生に、営業のコツをうかがっても良いでしょうか。

喜多山浪漫:相談コーナーっぽい質問で嬉しいです。私が営業をやっているときに気づいて、いまでも自分の作品を営業するうえで考えていることをもとにアドバイスさせてもらいますね。まずは、自分の扱う商品のことをよく知ること、そしてできれば好きになること。信じることですね。私は自分の作品を面白いと信じている、相談者さんも売ることを期待されている商品を理解して、好きになってください。そして自分の言葉で、その魅力や良いところを説明できるようになる。これが第一歩です。
そしてこれは、商品によってはそうもいかない事情があることを承知で言うのですが、「需要が全くないところに行くよりは、需要のありそうなところに営業する」ことを意識するのも良いかもしれません。いわゆる飛び込み営業で、電話帳の上から下まで営業するみたいな方法もありますが、昔からこの成功率は低いです。1%でも取れれば上出来だという考えもあるかもしれませんが、今の時代はさらに通用しにくいと思うんですよ。なので、絨毯であれば、相談者さんの取り扱っている商品の「価格」、「デザイン」、「大きさ」、「手入れのしやすさ」みたいなポイントに需要を感じてくれるお客様を開拓していくのが良いかもしれません。商品をよく知り、好きになっていれば、お客様の求めているものにあう情報をすぐ引き出せるようになるはずです。

――自分の売る商品のことを理解して、好きになる。簡単なようで深みまでいくと、その人にしか話せない商品の話などもできそうですよね。

喜多山浪漫:「需要があるかどうか」は、自分で想像するだけではなく、営業先のことを知ろうとすることが大事です。営業先のニーズを理解すれば、そこにどういう要素を強調して営業をすればいいかが見えてきます。営業先が自覚していないことでも、こちらから提案できるようになればさらに良いと思います。「私のこの商品のこの要素は、営業先が気づいていないけれど、きっとこういうメリットを相手にもたらしてくれる」という風に考えるんですよ。営業って面白い仕事だと思いますよ。私も自分の作品の営業に夢中ですから(笑)

――個人的にもとても参考になりました。喜多山先生は、自身で作品を作り、営業されていますものね。自分から見ても、着実に成果が上がっているように見えます。次の質問です。喜多山浪漫先生に会いたいという方からですかね。

Q:喜多山浪漫先生の連載を楽しく読ませてもらっています。なんとなく正体は予想がつくのですが……。先生とリアルに会う機会などはあるのでしょうか。

喜多山浪漫直近では7月に行われる京都ビットサミットに出展予定です。ここでは獣人風のマスクをかぶって、謎の覆面戦士の一人としてブースにいると思います。東京ゲームショウではさらに獣人化した喜多山浪漫をお見せできると思います。実は、正体を隠しているわけではないのですが、隠すことが楽しくなってきちゃって……。覆面の制作や獣人化プロジェクトというものを始めてしまいました。というわけで、いまのところ正体を明かすつもりはありませんが、是非獣人化した私と語らいにきてください。

▲ビットサミットに向けて「ルチャロマン」のマスクを制作中とのこと。左は喜多山浪漫獣人化計画で取り組み中の「喜多山ロニャン」。

――ルチャロマンに獣人化。ご自身も今の喜多山浪漫というキャラクターを楽しんでいるのですね。次回は京都ビットサミットに取材に行っても良いですか?

喜多山浪漫:取材は大歓迎です。この記事を見て現地に来た方も、ルチャロマンを見かけたらお声がけください。当日展示しているゲームを遊んで感想をいただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。

【スピード】「喜多山浪漫」先生インタビュー第四回:インディーゲーム『デビルリバーシ』制作中&まったく新しい「出版社」も作っちゃいます

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