【レビュー】日本向け公式ストアオープン!PUNK WORKSHOPの本質は「ボタン」なのかもしれない

最近格闘ゲーム界隈でちらほら見かける変な板。レバーレスコントローラーってやつをご存じでしょうか。

この秋、レバーレスコントローラーの製造ブランドとして注目を集める「PUNK WORKSHOP」の日本公式ストアがオープンしました。

レバーレスコントローラーとは、従来のアーケードコントローラーから「レバー」を無くしたタイプのデバイスで、上下左右の移動をボタンで行うのが特徴。
この仕様により、レバーよりもスピーディに操作をゲームに反映させることが可能なシーンも多く、『ストリートファイター6』の対戦シーンでもよく見かけるコントローラーとなってきた。中でも、PUNK WORKSHOPのものは評価が高く、プロゲーマーにも愛用者が存在する。

△PUNK WORKSHOPのレバーレスコントローラーがこちら。ゴジラインのメンバーの中にも愛用者多数。ただし、コンシューマーハード(PSやXboxなどの)のライセンスを取得していないコントローラーなところは要注意。Steam版を主戦場とするプレイヤーにおすすめだ。

ただし、理論上の操作は他のデバイスよりも優れたシーンがあるとはいえ、操作はかなり独特。特に、パッドやアーケードコントローラーを使用していたプレイヤーが「乗り換える」場合には練習なしにこのデバイスを活かすことは難しい。

レバーレスは、パッドやアーケードコントローラーでできなかった技術が突然簡単になるという魔法のアイテムではなく「練習すれば結果がついてくる」タイプの渋いコントローラーなのだ。つまり、強くなりたい、練習もするというプレイヤーには、かなりオススメできるデバイスと言える。

しかし、「いうて何年レバー使ってきたと思ってんの。今さら替えられるか」という気質のプレイヤーもどこかにいるはず。「いやー練習とかだるいんでレバーでいいです……」みたいな思想ももちろんあるはず。「そもそもレバーレス高すぎねぇ?」わかります。こうしたプレイヤーから見ると、レバーレスブランドの「PUNK WORKSHOP」に用はないと感じるかもしれませんが、ちょっとお待ちください。

実はPUNK WORKSHOPの本質は、「レバーレスが良い」ことではないんです。

このブランドの最大の魅力は、精度の高いレバーレスコントローラーを支える「ボタン」のクオリティにあるのです。触れたら切れるナイフのように、シャープな操作性を持つボタン。これを今回は皆様に超オススメしたい。

△すげえすげえと言われる「PUNK WORKSHOP PRO BUTTON」。アケコンのボタンをこのボタンに換装すると「スゲぇ」らしいが……。

超低ストロークが生み出す
新感覚の操作

PUNK WORKSHOP PRO BUTTONのボタンのスゲぇところは、「超低ストロークデザインによって、より迅速な入力とさらなる静音性を実現」している点につきます。つまり、レバーレスはもちろん、アーケードコントローラーもこのボタンに換装することで、スゲェアケコンへと変貌させることができるのです。

アクチュエーションポイント:0.5 mm キーストローク:1.2 mmという脅威のスペックのボタンは、マジで押した瞬間操作が反映されているような感覚を味わえます。「あれ?今ボタン押し込んだっけ?」みたいな新感覚!

このボタンの「触れた瞬間動く」驚異的な操作性は、同社のレバーレスコントローラーにも当然活かされており、そのスムーズな操作性は一線を画します。PUNK WORKSHOPのレバーレスに慣れないうちは、左右のキー入力でページ送りするタイプのメニュー画面を操作すると、 W勢い余って複数ページ先へ進んでしまうということもよくあるくらいに。

△超低ストロークなボタンとなっており、押した瞬間技が出る感覚を楽しめる。アクチュエーションポイント:0.5 mm キーストローク:1.2 mmは伊達ではない。

また、レバーレスに採用しているボタンということで、静音も効いており、バチバチボタンを鳴らしながらプレイしている人でも、かなり静かなボタン操作になるはず。いわゆる静音ボタンを採用している人であれば、このボタンに付け替えても、違和感ない静音性を感じることができるはず。

△お手持ちのアケコンのボタンをPUNK WORKSHOPに換装すれば、明日からキレたナイフのような鋭い動きを繰り出せるかもしれません。

PUNK WORKSHOP PRO BUTTON
使用上の注意

PUNK WORKSHOP PRO BUTTONの良いところを紹介したので、最後に「使用上の注意」もご紹介しておきます。なんだよ注意とかあるのかよと感じる方もいるかもしれませんが、これだけはお伝えしておかなければならない……。説明書とかには書いていないので。

そう、このボタン、そしてレバーレスもそうですが、かなりお上品な代物なので従来のアケコンとかに比べて衝撃、つまり「台パンに弱い」です。

台パンするとすぐ壊れるというわけではなく、ボタンの端子が抜けやすいんですよね。再接続している時間があまりにも空しいので、使う際は何卒台パンしないようにお願いします。「なんでそんなことを知っているのか」、「勘のいい格ゲーマーは嫌いだよ……」。

自然と台パンを繰り出してしまうオート台パン属性の方もいれば、パフォーマンスとして台パンしてしまうイキり台パン勢もいるでしょう。でももう時代は令和。健全なeスポーツ精神を育んで、台パンとはお別れする時期なのかもしれません。そもそも台パンは用途外のことなので、

この繊細なPUNK WORKSHOPのボタンやレバーレスを使って感性をアップデートするのも良さそうです。

PUNK WORKSHOP公式ストア公式サイトはこちら

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