更新をさぼりすぎていたので時は昨年10月まで遡る。
我々は岐阜県で行われるゲーム会社とかがたくさんでているイベント「ぜんため(全国エンタメまつり)」に結構な頻度で遊びに行っているのだが、今年は直前になってナカジマが「岐阜行くなら白川郷いきてえ」とか言い出した。
白川郷は岐阜県だが、ぜんための会場である各務ヶ原(「かかみがはら」と読む。この記事で唯一役立つ情報だろう)からは2時間くらいかかる。
言葉にすれば夢は叶うと思っている40歳はあまりにも危険だが、「ひぐらしのなく頃の舞台……。行くしかないのです。にぱー☆」みたいな返事をしたおれ(浅葉)も危険かつ雛見沢症候群なのかもしれん。

△岐阜県で行われているぜんため(全国エンタメまつり)。複数のゲームメーカーが参加するイベントで、今年は昨年に引き続き屋外での開催。
今回のメンバーは、浅葉、ナカジマ、オワ咲。
オワ咲は岐阜を舞台にしたラノベ『変人のサラダボウル』を愛する変人で、岐阜に何度も来ている変人である。浅葉も同行した岐阜旅行では、うめぇうめぇいいながら飛騨牛を食べていた。その時、「こんなぜいたくは妻には言えないので隠しておこう。岐阜でラーメン食ったことにしといてください」とか言ってたのでここで暴露しておく。
ちなみになんでも人名にオワをつけてしまうおれたちだが、オワ咲は本人も自称しているハンドルネーム的なものである。
つまりこの呼称は大人のいじめとかではないので抗議は一切受け付けないぞ!
浅葉:ゲーマー同士の旅行。つまり、ここはオフでしかできないゲームを持っていくタイミングですね。
ナカジマ:旅行にいってまでゲーム。おれたちもう40代ですよ。あと、あんたが持ってくるオフでしかできないゲーム、いつもとんでもねえタイトルばっかりなんだが……。大型ハードとか小型モニターとか、コントローラー複数を旅館とかに持ち込もうとするのはやめろ。
浅葉:こう見えていつも事前に許可を取り、かつ広い部屋を取る努力をしているんですよ。ただ、今回はそんな大がかりではないものを予定している。ゲームボーイの熱闘シリーズをやりましょう。
ナカジマ:ゲームボーイってあんた。令和ですよ今は。
オワ咲:確かに「オフ」でしかできないゲームではあるが……。
ここまででお分かりいただけたかもしれないが、本記事は旅の記録ではないし、取材記事でもない。
岐阜でゲームをした模様をまとめただけの記事である。
ゲームボーイ用タイトルとして発売された、SNKやタカラの作品を原作とする格闘ゲームを指す。デフォルメされたSDキャラクターたちが戦うのが最大の特徴。
一見ゆるい格闘ゲームに見えるが、シリーズ後期の作品は操作性も良く、格闘ゲームのテクニックを盛り込んだ対戦が楽しめる。
スーパーゲームボーイでプレイした場合はソフト1本で2人対戦が可能となっている。

▲熱闘リアルバウト餓狼伝説スペシャル。今回の記事では取り上げないが、この作品もかなり対戦がアツい。
【熱闘シリーズ】
・熱闘サムライスピリッツ (1994年6月30日発売)
・熱闘餓狼伝説2 -あらたなるたたかい- (1994年7月29日発売)
・熱闘ワールドヒーローズ2JET (1995年2月24日発売)
・熱闘闘神伝 (1996年3月22日発売)
・熱闘ザ・キング・オブ・ファイターズ’95 (1996年4月26日発売)
・熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣 (1996年8月23日発売)
・熱闘ザ・キング・オブ・ファイターズ’96 (1997年8月8日発売)
・熱闘リアルバウト餓狼伝説スペシャル (1998年3月27日発売)
【関連作品】
※熱闘シリーズと操作性などが似ているタカラの作品。
・決闘トランスフォーマー ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦(1999年3月19日に発売されている。)
浅葉:熱闘シリーズは一人でコツコツやってたけど、当時は対戦相手がいなかったんだよ。失われた少年時代をこの機会に取り戻したい。
ナカジマ:あんたの少年時代、失われたものとかないほどわがままに生きていたと聞いたが……。まあいいよ。おれたちという対戦相手がいたことに感謝してほしい。
浅葉:40歳を過ぎたおっさん同士が、ゲームボーイの格闘ゲームの対戦で熱くなれる。しかも、お互いの技量がそう離れていない。勝ったり負けたりの勝負が楽しめる。みんなマジありがとう。まるで俺たち刃牙の範馬親子だな。
ナカジマ:後半何言ってるかよくわからんけど、おれたち何歳までこんなことするんだろうな。
浅葉:無論、死ぬまで。
オワ咲:ゴジラインができてから人生が停滞してるの感じるよ。
熱闘シリーズの進化を楽しみつつ
”競技”となるタイトルを探す
各務原公園でぜんためを見学し、白川郷に着いたのは夜の18時。
宿に着いて、ゆっくりと温泉に入り、飯を喰らい酒を飲み、気が付いたら20時を過ぎていた。
翌朝は白川郷を巡り、あわよくば飛騨高山にも行きたい。
そのうえナカジマが「名古屋の”つねかわ”って店に行きたい。うまい棒を卵焼きで巻いてくれるんや」とか新たなるわがままを言い出したので、早めに起きなければいけないことは確定している。

△岐阜県ということで白川郷に行きたいというナカジマの意見を聞き入れた結果、ぜんため会場から2時間車を走らせる旅となった。ひぐらしのなく頃にの雛見沢村のモデルとなった場所で、現地では舞台探訪のキャンペーンや、グッズ販売なども行われている。

▲旅館で食べたすったて鍋というのがグラフィックに優れ、味も良い逸品であった。
浅葉:さすがに明日早いので、12時くらいを目安に寝よう。
ナカジマ:珍しく常識的なこと言ってるけど、熱闘シリーズ全部対戦してたら朝になるぞ……。
浅葉:とりあえず一通り触って、ピンとくるものがあればやりましょう。
ナカジマ:前に熱闘KOFシリーズは対戦したから、今回はそれ外していくか。熱闘96はマジ面白いので、是非皆さんもプレイしてください。
浅葉:皆さんどこにいるんだよ……。
どの作品を今日の種目とするかを決めるため、おれたちは熱闘シリーズを1作目から触りはじめた。短い試遊時間の中で、作品を正確にレビューすることは難しいが、『熱闘サムライスピリッツ』『熱闘餓狼伝説2』、『熱闘ワールドヒーローズ2JET』の3作品については、よくできた作品ではあるが、原作に近いフレーバーを感じたため、今回は対戦を見送ることにした。
そう、おれたちは、原作の忠実な移植や、原作の戦いの雰囲気を再現したものを求めているわけではない。開発者たちのアドリブと無理矢理原作再現の交差するギリギリの戦いを楽しみたい。原作の理屈などを無視した、壊れた性能の技やコンボ、キャラクターを求めているのだ。
ナカジマ:『熱闘闘神伝』あたりから熱闘らしさを感じる。原作+αでアレンジしたであろう部分が面白いよね。もともと3Dなのを無理矢理2Dに落とし込んでるのも趣がある。
オワ咲:何に使うかわからん性能の技も多いけど、システムとかよくできてる気がするな。
ナカジマ:まず『熱闘闘神伝』を対戦してみるか。
最初の種目が決まった。
熱闘闘神伝編
リングアウトゲージの攻防、そしてアレ
かつてタカラから発売された格闘ゲーム『闘神伝』。
そのゲームボーイアレンジ版となる『熱闘闘神伝』もタカラから発売されている。このセルフアレンジという位置づけからか、なかなか大胆な雰囲気変えが行われている印象だ。
原作の『闘神伝』は3D格闘ゲームだからか、『熱闘闘神伝』に”リングアウト”システムを採用しているのには脱帽だ。しかもこのリングアウトシステム、ただ相手を画面外に向けて吹き飛ばすだけでは発生せず、リングアウトゲージなるものを減らしてはじめて成立するシステムとなっている。

△画面の下部の中央付近に表示される三角のアイコンがリングアウトゲージ。このゲージは、画面端で攻撃を防御すると減少し、0になったところで攻撃をくらうと、リングアウトさせられてしまう。
ナカジマ:リングアウトゲージを削るとリングアウトするって仕様かなり素晴らしいね。自分のリングアウトゲージを守り、相手のリングアウトゲージを削るのがアツい。
浅葉:攻撃をガードすることすらリスク。なんかこれストリートファイター6のドライブゲージとバーンアウトの関係性に似てる気がしてきた。タカラ、”あまりにも早すぎた”メーカーだったのだろうか。
ナカジマ:あんた謎の繋がりを妄想するの好きだよな……。
攻撃を繰り出し相手の体力を奪いにいきつつ、ガードされたとしてもリングアウトゲージにプレッシャーがかかる。このゲームシステム上、無理にガードを崩しにいくのではなく、ガードされてもリスクのない技でローリスクに立ち回る戦術が強力なことがわかってきた。リーチの長く隙の小さい通常技や飛び道具を持つキャラがなかなか強い予感がする。火力がなくても、リングアウトシステムで押し込めるケースも多いのだ。半面、大ぶりな技が多いパワータイプのキャラクターは冷たく立ち回られるとかなり厳しい戦いを強いられる気がするが、既にこの頃アルコールでかなり酔っぱらっており、1回使って弱そうと感じたキャラは「二度と使うことはない(キリッ)」と潔く諦めていたことをご報告しておく。実はこのキャラ強いんですみたいな情報があれば是非教えてください。
ナカジマ:さて、あったまってきたし、熱闘シリーズ恒例の”アレ”いっときますか。
浅葉:ああ、”アレ”ね。OK、いいでしょう。隠しキャラ解禁じゃ!
オワ咲:アレで通じるのやばすぎるだろ……。なんなのあなたたち……。
熱闘シリーズには、隠しコマンドを入力することで出現させる隠しキャラクターが必ず存在する。この『熱闘闘神伝』では、エイジの兄とされるショウ、原作1作目のラスボス・ガイアに加え、2作目の中ボスであるウラヌスも登場する。そして、熱闘シリーズの隠しキャラクターたちは、破滅的な性能を持つ猛者である場合が多い。もうおわかりですね。そう、熱闘シリーズにおいては、デフォキャラ同士の対戦は前座なのだ。

△ボス出現。ボスなので当然強い。それがこの世界のルール。
ナカジマ:ウラヌスはすげえ強い気がしたが、それより強そうなのが”ショウさん”だな。飛び道具が二つでるし、隙が少ない。
浅葉:さすがボス。
ナカジマ:隙小さいな。
浅葉:さすがボスだなぁ。
ナカジマ:最初に出した飛び道具が消える前に、次の飛び道具出せるな。
浅葉:ちゃんと作れ!

△圧倒的画面制圧能力を誇るショウの烈空斬。ガードしたら終わりを感じるショウタイムが始まる。
圧倒的なボス性能の烈空斬が、すべてのキャラクターを破壊していく。ガードしたら最後、次の烈空斬がジャンプで回避できない烈空斬となり、しかも地上ヒットする。運が悪ければ次の烈空斬が連続ヒットしとんでもないダメージを追う。ガードし続けていたとしても、画面端まで追い込まれ、削りだけで倒されてしまう。
浅葉:よくさ、格闘ゲームの攻略を簡略化して、「この組み合わせはこの技出してるだけで勝てる」みたいな言い方するやついるじゃん。
ナカジマ:よくいるね。でも実際は、その技だけじゃ勝てないことが多いよね。その技を中心にいろいろやると、まず負けない組み合わせってだけで。
浅葉:しかしですよ。このショウ、いや、ショウさんな……。「烈空斬」だけで勝ててるよな。
ナカジマ:お気づきになられましたか。烈空斬出してるだけで勝てる。
そして、本作の終着点ともいえるショウvsショウが幕を開けた。この至高の組み合わせにおいても、「烈空斬を先にガードかヒットさせた」方が勝つのだが、同キャラにおいてはこの先に烈空斬をガードさせるというのが簡単なようで難しいことがわかってきた。
開幕烈空斬をうつと、読み負けた場合ジャンプから烈空斬ハメに持ち込まれる。開幕ジャンプを読まれた場合は、対空から烈空斬ハメに持ち込まれる。かといって様子見していると開幕烈空斬を飛び越えられず、そのままハメに持ち込まれる。つまり、開幕行動にはお互いに「正解がない」可能性が高い。なんという奥深き戦いだろう。
さらに、体力満タンの相手に烈空斬を先にガードかヒットさせた場合、相手を画面端に追い込む際に、ちょっとずつ烈空斬を打っているキャラとの間合いが縮まり、最後までハメ殺すことができないことが判明した。つまり、ずっとガードしていれば、体力を少しだけ残して、逆転の可能性が少しだけ出てくる。趣がありすぎだろ。
ナカジマ:この組み合わせ、浅いようで深い。開幕の読み合いがかなり大事。烈空斬ハメに持ち込まれたら、基本抗わずに端まで我慢して、距離が縮まったところで勝負するのが良さそう。
浅葉:この同キャラ見た目明らかにやばいんだけど、勝ってる側マジで面白いのすごい。
オワ咲:烈空斬コマンドをミスったときの絶望感すごい。コマンドテクニック求められるゲーム。
1時間くらい対戦した頃、ナカジマのショウが勝ち星を積み上げはじめた。「烈空斬から烈空斬、だんだんミスらなくなってきた。波動拳をタイミングよく出すの簡単なようで意外と難しいわこれ。二段目がガードされる前に……」
勝者の独り語りがはじまりそうだったので、おれは『熱闘闘神伝』の電源を無言で落とした。
ビーストウォーズ編
ピヨピヨ弾と昇龍の輪舞
浅葉:もう1本はコレやりますか。熱闘シリーズではないんだけど、熱闘シリーズを出してたタカラの格闘ゲーム。熱闘シリーズっぽいエッセンスが詰まっているので、シリーズの集大成ともいえる作品じゃ。
ナカジマ:記事用に解説口調になるのやめろ。この体力バーの下にある弾丸みたいなアイコンはなんなの?
浅葉:説明書によると相手をスタンさせる技を使えるらしい。ピヨピヨ弾って名前らしいぞ。
ナカジマ:名前を聞いただけで効果がわかるストレートすぎるネーミング。気に入りました。

△凶悪すぎる共通システムのピヨピヨ弾はガード不能かつ隙も小さく、触れたら一発でピヨるという凄まじい性能。
オワ咲:このピヨピヨ弾とかいうシステム”神”だな。弾速遅くて、隙が小さくて、ガード不能。共通システムでこんな激しいのなかなかないぞ。
浅葉:起き上がりとかに重ねるとただのHAME(エイチ・エー・エム・イー)なのでは。ハメだよなこれ?
ナカジマ:有利状況から繰り出されるだけでHAMEですね。でも一試合に3回しか使えないから許そう。
浅葉:リソース使う技はどんだけ強くてもOKって昔から言うしな。
オワ咲:そのあとコンボが平然とつながるので3回も使えたらダメだと思うのですが。

△セレクトボタンを押すとキャラクターが変身するシステムもユニークで面白い。姿勢が低くなったりするキャラもいて、戦略にも組み込めそうだった。だが、肝心のピヨピヨ弾が使えなくなるため、おれたちのハメが飛び交う醜い戦いで活用されることはほぼなかった。
浅葉:このゲームの”コマンド投げ”、やる気を感じるな。
オワ咲:飛び込み当たると繋がってるね。ガードしても無敵技出さないとダメそう……。

△軽く調べたみたところ、このゲームはジャンプ攻撃を深めにあてても通常技が連続ヒットすることはほとんどないようだ。コマ投げはジャンプ攻撃の打点が高めでもなぜかつながる。しかも、ガードされたとしても、無敵技がないと逃げられない状況があるようだ。
浅葉:コンボイは超必殺技もコマンド投げ。かなり緻密に作られたキャラクターだなこれは。
オワ咲:ただの厨キャラ説ある。コマンド投げから、現代のテクニックである詐欺飛びが成立すれば、もっと強かったのにな。
浅葉:それでも通常キャラの中では、コンボイが強そうに見える。コマ投げからビリビリ弾出されたときの圧があまりにもすごい。じゃあ、そろそろ”アレ”いっとくか。
オワ咲:隠しキャラね……。このゲームはパスワードで出現させるらしいぞ。「ぜんぶ」って入れると、すべてのパスワードが反映されるらしい。
浅葉:ダイナミックすぎるパスワードきたな。昔のRPGのパスワード、マジでよくメモ間違えてたから、「ぜんぶ」くらい簡単にしてほしかったわ。

△パスワードは複数種類用意されており、パスワードによってゲーム内にさまざまな変化を起こせる。が、「ぜんぶ」というパスワードを入れると、すべてのパスワードを入力したことになる。
強い技は繰り出した瞬間、部屋の空気が引き締まるほどに凄まじい。
”アルテミス”というキャラクターの繰り出す無敵技は、いままで数々のゲームで見てきた無敵技が可愛らしく見えるほど常軌を逸した軌道を描いていた。前斜め方向へ鋭く飛び上がったのち、攻撃判定を帯びたまま、後方へ宙返りするように戻ってくる。
初段をガードしたとしても、宙返り部分があるため、隙を生じぬ二段構えの無敵技となっており、宙返り部分は位置によってはめくりになったりしてガード崩しにもなりうる。
これだよこれ、家庭用格闘ゲームに求めてるのは。

△前方に物凄い勢いで飛び上がったと思いきや、同じくらいの勢いで後方へと戻っていくアルテミスの無敵技。戻りの終わり際まで攻撃判定が付与されており、下手な位置でガードするとこの部分のガード方向が意味不明となり悶絶する事態に。当然反撃などない。
オワ咲:隠しキャラやっぱ「やって」きてるな。
ナカジマ:こんなつええ無敵技見たことねえ……。ゲームボーイの時代にこんな斬新なアッパー調整の技があったとは。飛んで降りてくるときに攻撃出す昇龍拳はたまに見るけど、ナチュラルに崩しになってる昇龍拳はさすがにスゴい。『スト6』のリュウのOD昇龍もこれならケンとかルークに勝てたかもしれねえ。
浅葉:現代のクリエイターたちに「こんな技もアリ」って思ってもらうために、このゲーム記事化する必要あるな。
使用キャラクターを宣言するまでもなく、ナチュラルにアルテミス同キャラが始まった。おれたちの間に「キャラを変えます」みたいな言葉はもはや不要だった。飛び交う昇龍、昇龍、昇龍。無敵技をなんでも昇龍と呼ぶのはよくないことだが、アルテミスは隠しキャラなので、技名がわからないんですどうかお許しください。

△アルテミスvsアルテミス。どうしようもない強キャラがいたときにどうする?使うんだよ、おれもそいつをよ!
ナカジマ:アルテミス同キャラ、昇龍をひきつけて昇龍するっていうチキンレースがアツい。あと、ピヨピヨ弾を確実に当てて、コンボや超技で体力リードを奪うのが勝ちパターンだな。
浅葉:昇龍をひきつけて昇龍しようとして、昇龍を喰らうのも味ある。昇龍の横方向への移動があまりにも早すぎる。
ナカジマ:レバーレスコントローラーさえ使えればもっと歩きで昇龍ガードできそうなんだがな。
浅葉:ゲームボーイの対戦ゲームにレバーレスコントローラーを持ち込もうとするのやめろ。
総評
浅葉:熱闘シリーズ、だんだん操作性がよくなってってるし、熱闘闘神伝とかはストレスなく遊べるね。
ナカジマ:原作とかけ離れてる作品のほうが面白く感じるね。初期の『サムライスピリッツ』とかは、これなら原作遊んだほうが楽しいなと思ったけど、熱闘KOF96あたりから技性能とかが「熱闘」独自のものになってて、技出すだけで面白いもんなあ。
オワ咲:当時小さい画面で遊んでたのもあるし、あんまグラとか音楽をちゃんと見てなかったけど、いま見るとよくできてるな。
浅葉:移植されるかどうかぎりぎりのラインのゲームだからか、熱闘シリーズは中古価格とかも上がってるんだよなー。SNKさんには『NEOGEO POCKET COLOR SELECTION』を発売したときの前のめりな意気込みで、熱闘シリーズも移植してほしい。
オワ咲:アレ売れたのかな。
浅葉:それは誰にもわからん。おれとナカジマさんは買った。それでいいでしょ。
ナカジマ:よくない気がするがいいのかもしれん。次はオフで『NEOGEO POCKET COLOR SELECTION』対戦しような。
結局夜中の2時くらいまで対戦し、睡眠時間を削りつつ、翌朝は白川郷をおっさんたちで観光した。
『ひぐらしのなく頃』にの聖地であるから、「おれは竜宮レナちゃん派」とか、「羽入ちゃん見えておらず?そこにいるだろ」とかアグレッシブな会話をしつつ観光を楽しんだ。
その後飛騨高山に寄り、街をぶらぶらして団子を食べステーキを食べ旅を満喫。そのあと夢を実現したい漢ナカジマのわがままに付き合い、名古屋のつねかわさんにも行った。
ちなみに店についた頃はもう夜だった。ナカジマとオワ咲は名古屋から新幹線で帰る予定だったが、店が満席だったので、食事をすると終電の時間すら危うそうだった。
浅葉:満席だから結構待つのかも。あんたら新幹線の時間平気なの?
ナカジマ:いざとなれば名古屋に泊まろう。
オワ咲:おれはさすがに明日仕事なので先に帰ります。
ナカジマ:おう、オワ咲さんじゃあねー。おれは食ってから帰る。
浅葉&オワ咲:……。
またまた御冗談をと思っていたら、ナカジマは鉄の意思で店の前に並び始めて、オワ咲は先に東京へと帰った。

△ナカジマさんがどうしても食べたいとゴネたつねかわさんの「たまご巻き」。なんと、中にうまい棒が包まれている。これ確かにすごい。めっちゃおいしいです。来てよかった。

浅葉 たいが

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