【SANWA】三和電子新製品でレバーと向き合ってみた【JLFレバー用カスタムパーツセット】

三和電子製品ヘビーユーザーのナカジマです。今回は三和電子様から新製品をいち早く触らせていただく機会があったので製品のレビューをしたいのですが、いつもどおり特に案件ではないので、忌憚のない意見を書かせていただきます。またナカジマのオススメ三和電子製品も紹介しますのでレバーやボタンのカスタムに興味ある方はぜひお試しください。

三和電子通販サイト(楽天)
https://item.rakuten.co.jp/sanwadenshi/lever_ex1/

3月14日発売予定「JLFレバー用カスタムパーツセット」

こんなオタクな新製品だして三和電子さん大丈夫なんか?と思ったけどレバーオタクには心をくすぐられる内容になっています。一つずつ説明していきます。

△左からガイドプレート、ガイドチップ、スプリング、アクチュエーターが一式セットになったガチのキット「JLFレバー用カスタムパーツセット」です。

ガイドプレート&ガイドチップ

本製品一番の注目ポイントでもあるガイドプレートは取り外しが可能になっており、自分にあったお気に入りのガイドチップと交換できます。ガイドチップは5種類。

透明:通常の4角ガイドチップ
赤 :4角ガイド+8箇所に突起がついた特殊なガイドチップ
黄色:既製品でも発売している8角ガイドチップ
青 :斜め上と斜め下に緩やかなくぼみがあるガイドチップ
紫 :360度つっかかりのない丸いガイドチップ

中でも赤のガイドチップは下方向に入れた時と斜め下方向に入れるまでに軽く突起に引っかかるため、斜め入力を意識して行うことができ新鮮です。真下入力が大事なゲームとかで重宝しそう。
青のガイドラインは斜め上と斜め下にくぼみがあってガイドの取り付け方でくぼみの位置が変わります。意図がよくわからないですが、どうやって使われてくのか気になるところ。
紫の360度ガイドのないガイドチップは、ぐにぐにした感触に変貌します。昔の駄菓子屋さんとかで遊んでたおばあちゃんが全くメンテしてない筐体を思い出しました。

△ガイドチップだけでもだいぶレバーの操作感が変わります。丸いガイドの紫ガイドチップはレバーが回しやすくはなるけど、どう使うのかは謎。ザンギ使いに需要があるのかも。

アクチュエーター

正式には「P.Sパイプ」と言うらしいですがアクチュエーターでもいいらしいのでこちらで。レバースイッチ部分に接触するパイプの部分でこれが太いとスイッチまでの距離が狭まりレバー操作がコンパクトになります。

:通常サイズのアクチュエーター。ゲーセンも多分これです。
:静音レバー用のやや太くなっているアクチュエーター
:白よりも太いアクチュエーター。ほぼV5の星2
:青よりもさらに太いアクチュエーター。ほぼV5の星2.5

これは完全に赤がオススメ。操作性が格段にコンパクトになるので使ったことない人はぜひチャレンジしてみてほしいです。スイッチにあたりやすくジャンプが漏れやすいとかも人によってはあるので、そういう場合は青のアクチュエーターで微調整しましょう。

△ついに三和電子からアクチュエーターの太さを変えてもいいお許しが!”V5″や”V1″と言われるカスタムパーツでプロゲーマーやアケコンオタクがこぞって三和レバーを改造しはじめたのは記憶にも新しいと思います。

バネ(スプリング)


スプリングの強度や長さによってレバーの重さと倒しきったときの荷重が変わります。そもそもデフォルトでついているシルバーのスプリングは一番柔らかくレバーの重さを感じ辛いぽい。レバーが重くなって嬉しい人がいるのかはよくわかりません。

青バネ:長くて柔らかい レバー倒し込みの荷重1.5倍 倒しきった時の荷重1.5倍
赤バネ:長くて固い   レバー倒し込みの荷重2倍 倒しきった時の荷重2倍
紫バネ:短くて柔らかい レバー倒し込みの荷重1倍 倒しきった時の荷重1.5倍
黄バネ:短くて固い   レバー倒し込みの荷重1.3倍 倒しきった時の荷重2倍

△完全に個人差による感覚ですが、重いバネにするとたしかに重みを感じます。操作に必要な力が単純に必要になるので重いほうが精度があがるとかはあるかも。ないかも。

レバーカスタムセット総評

レバーのメンテ好きな人にとってはめちゃくちゃ良い製品です。操作感はOTTO DIY V5とほとんど変わらないしガイドプレートまで変えられるので、自分だけのカスタマイズにできるワクワク感はすごいです。オススメのカスタマイズは赤ガイドチップ&赤アクチュエーター&紫バネ。静音レバーの場合はスプリングを重めにすると操作感が増してGOOD。ただし丸いガイドチップは一生使わなそうです。カスタマイズ未経験者向けにスライドショーとでレバーのカスタマイズ手順を置いておくので初心者の方もチャレンジしてみてください。

スライドショーには JavaScript が必要です。

その他オススメの三和電子製品

2021年の新製品がナイロン製のレバーボールや毬藻みたいな栗レバーボールのような用途不明なものばかりで、三和電子さん、疲れてんな。とか思ってましたが、今年1月に発売した「ボタン用静音シート」は推せます。
押しボタン用静音シート 10個入り1セット 1,100円(税込)
https://item.rakuten.co.jp/sanwadenshi/button_0020/

△丸型の静音シート。昔の三和電子製静音ボタンに使われた中のシートを単品で売ってくれないかなーと思ってたらついに売ってくれました。

通常のボタンの中身に敷いて静音化するのが通常の使い方なのですが、この静音シートを三和電子製のエラストマー静音ボタンにかますと、静音性が気持ち1.5倍くらい増します。騙されたと思ってやってみましょう。

△静音ボタン+静音シートでスーパー静音ボタンとなります。取り付け方も超簡単。パンテラやオブシディアンなど静音性が高いレバーと組み合わせるとほぼ無音ボタンです。


hitBOX万歳、レバーレス最高!とかいう記事の後にやっぱ格ゲーはレバーですよね。みたいな内容でしたが、どっちも違ってどっちも良い。レバーが変わるだけでモチベも上がるし、ちょっとだけ上手くなった気がするので3/14(月)レバーカスタムセットが発売したらぜひ色々とお試しください!

https://item.rakuten.co.jp/sanwadenshi/lever_ex1/

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ナカジマ(コイチ)

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あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。

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