2019年9月12日から14日にかけて、千葉県・幕張メッセで開催された”東京ゲームショウ2019”をゆったりと回ってきました。
今年の東京ゲームショウでも、多彩な作品の試遊台が用意され、多くのゲームファンがそれを楽しんでいる光景を至るところで目撃しました。例年のごとく、試遊を楽しむとなると列に並んだり、整理券をとったりする必要があるのですが、台数を増やしたり、待ち時間に見られるものを用意していたりという工夫も多くのブースで見られ、ギャラリーを飽きさせないショウになっていました。ゲームショウというイベントならではの体験として、フォトブースや”リアルガチャ”などを設置し、ゲームマニアでなくても楽しめそうなブースも多かったです。
今回の記事では、写真と共にいろいろなブースのインプレッションをお届けします。
スクウェア・エニックスブースでは、2020年発売予定の『ファイナルファンタジーVII リメイク』のTGS試遊版が出展!オリジナル版はコマンド選択式RPGでしたが、『VII リメイク』の戦闘はアクション+コマンドバトルとして生まれ変わっています。基本的には左スティックでキャラクターを移動させて、□で通常攻撃を繰り出すというシンプルな操作なのでとても遊びやすそうな気配。敵の攻撃を避ける場合は移動と、×ボタンで繰り出せる回避を使うのですが、試遊した範囲ではガチガチのアクションというほどではなく、ゆったりプレイでも大丈夫そうな気配。攻撃を繰り出しているとATBゲージが溜まり、このゲージを使ってアビリティや魔法を繰り出していくという流れは『FF』的。発売が今から楽しみですね!
今回の出展のメインタイトルとも言える『VII リメイク』の横には、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』や『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』の出展も。『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』は、4機種(プレイステーション4、ニンテンドー Switch、iOS、Andoroid)でのクロスプレイに対応しているとのことで、さまざまなプレイヤーとマルチプレイを楽しめる作品になるのがすごい!ステージイベントでは順調な仕上がりの片鱗を見ることができて大満足。スマートフォンでの操作はコンソール機版とはやや異なるものになるようで、プラットフォームごとに最適化された快適なプレイが楽しめるのかもしれません。
バンダイナムコエンターテインメントのブースには、これから発売される新作が目白押し。『コードヴェイン』、『ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット)』、『ソードアート・オンライン Alicization Lycoris』、『ONE PIECE 海賊無双4』、『SDガンダムジージェネレーションクロスレイズ』などの試遊ブースがずらり。我々のゲームを見ていってくださいと言わんばかりに自信たっぷりなバンナムブースで遊んだ作品はどれも楽しかった!対戦キャラゲー大好き勢としては、『ワンパンマン』も遊んでみたかったとワガママを言ってみる。
また、ゲームショウならではのイベントも充実。今後配信予定のスマートフォンゲーム『ミニ四駆 超速グランプリ』では、タミヤの協力の元、1/1 ミニ四駆 エアロ アバンテが展示されていました。この展示を撮影し、SNSにアップするとミニ四駆がプレゼントされるというユニークなキャンペーンも大人気。(ただ、SNSに投稿する際に、ハッシュタグを投稿するという縛りがあったため、列の進みは牛歩気味。)
TGSに出展し続けて3年くらいが経過する『ラブプラス EVERY』は今年、”リアルガチャ”を出展。3人のヒロイン別のガチャを引くことで、10種類のピンバッジのうち一つが得られるという運試し的な企画となっていましたTGSの時間内であれば、何度並んでもOKということで、コンプリートを狙って並び続ける猛者や、他の来場者との”交換”を試みる人の姿も見られた。ブースイベントは大盛況、しかし肝心のゲームの配信日は……と心配していたのですが、ついにステージイベントで朗報が!配信時期が2019年11月に決まったとのこと!
「ラブプラス EVERY」は、2019年11月配信予定です。
事前登録30万達成特典を新たに追加。
Google Play(Android)にて事前登録を開始しました。
詳細は公式サイトをご確認ください。https://t.co/ywdt3fkGXD#loveplus #TGS2019 pic.twitter.com/GrcBv96wfQ— ラブプラス公式 (@loveplusproject) September 12, 2019
「魂斗羅( コントラ) 」シリーズ最新作『CONTRA ROGUE CORPS』ブースには筋骨隆々とした男性キャストたちがずらり。4人で遊ぶ試遊コーナーも大人気、”新しい魂斗羅( コントラ)”の爽快感は多くのプレイヤーに好評を博していた。こちらのソフト、ゴジラインでもプレイ中なので、近々レビューなど掲載したいと考えております!
発売されたばかりの『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場するイヴェルカーナやラージャンが大迫力で展示されたカプコンブース。
試遊可能なタイトルとしては『バイオハザード』の世界設定の中で描かれる、非対称サバイバルゲーム『PROJECT RESISTANCE』が目玉でしょうか。プレイヤーは、被験者を一人で監視する”マスターマインド”と、4人で力を合わせ施設からの脱出を目指す被験者”サバイバー”となって競います。どちら側になるかでプレイフィールは大きく異なり、マスターマインドは”カメラを使った監視”などで状況を把握し、多彩な”トラップ”でサバイバーを狙う。対するサバイバーは”スキル”を駆使して、トラップをかい潜り、時にはマスターマインドが操るゾンビなどを撃破しつつ”脱出”を試みることになるのです。制限時間内に脱出に成功すればサバイバー側の勝利、脱出を阻止すればマスターマインド側の勝利となる。ルールはシンプルですが、対戦ゲームならではの無限の可能性を感じる一作でした。
9月26日発売の『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の主人公”ライザ”の等身大フィギュアが目を引いたコーエーテクモゲームス。ゴジラインでも現在全力で遊んでいるプレイヤー多数です。今回のアトリエは、非常に遊びやすいので、「ライザから始める」という人にも超おすすめ。
反対側には『仁王2』の巨大立像が展示されるなど、フォトスポットとしても超魅力的なブースでした。
『仁王2』は試遊台も出展されていて、こちらでは本作のウリの一つである”キャラクタークリエイト”の触りとなる部分を見ることができました。試遊版では幾つかのプリセットから選ぶ形でしたが、製品版ではプレイヤーの好みを存分に反映したキャラクター作りができそうです。難度の方は、さすがの『仁王』シリーズ、試遊版ながら歯ごたえのある敵が数多く用意されている模様。他にも、”特技”や”妖怪化”などの新要素多数。こちらも発売が楽しみですね。
巨大なシアターの中で実機プレイ映像を観覧できた『サイバーパンク2077』。試遊版の出展はないものの、40分以上にも渡るプレイからは本作の世界設定やプレイフィールが明確に伝わってきました。近未来世界を生きるキャラクターの育ち方によって、攻略方法が変化するというのが大きな醍醐味。例えば、ハッキングを得意とするキャラクターを育成した場合は、敵の近くにある電子機器を操作し状況をかき回したり、侵入者への対抗策として用意されたタレットで同士討ちを引き起こすことなどが可能なんですね。”一人も敵を殺さずにクリアー”もできるという解説もあったことから、プレイヤーの行動の幅は極めて広いことが予想されます。
マストバイ。日本でもめちゃくちゃに売れてほしい。でも限定版は品薄すぎるので再生産してほしい。
漢は黙って『新サクラ大戦』ということでセガブースに突撃すると、そこには大量の試遊台と世界設定を現実に表現したスペースが。試遊版を遊んでみると、キャラクターデザインの変更や、アクションへと変化したバトルなど”新しさ”を感じる部分も多かったが、おなじみの時間制限のある選択肢”LIPS”や、硬軟織り交ぜた選択肢などに懐かしい要素も盛りだくさん。新しい部分は作品の魅力としてしっかり成立しており、懐かしい要素には不思議な安心感があった。また”サウンド”も非常に魅力的で、懐かしさを感じる音もあれば、新しい”サクラ大戦”の幕開けを告げるような華やかなサウンドも聞くことができた。『龍が如く7 光と闇の行方』の展示では、例年通りゴージャスなフォトブースを楽しむことができた。まさかのRPGという新ジャンルで発表された本作だが、実際に見てみると”龍が如く”らしいキャラクターのアクションが贅沢に使われており、戦闘は非常に華やかだ。本作における”戦闘”が、本編中クリアーまでにどの程度の頻度で発生するのかわからないが、一般的なJRPGよりも1戦闘あたりの動きや、戦闘中にできることが多いように感じた。技の演出などはコミカルなものの多かったが、新主人公である春日一番と絶妙にマッチしている。『龍が如く』シリーズといえば、緊張感のある物語が特徴のひとつだが、このコミカルなバトルが軸となる作品の中で、どんな物語が描かれるのか今から楽しみだ。
セガのブースに『シェンムー3』が映像出展されており、そのうえ公式でコンパニオンさんが設けられていることに感動してしまった。しかも、ノベルティとして配布されているのは、バンドエイド。最高である。
ソニーの『DEATH STRANDING(デス・
ガンホーブースでは配信が開始されたばかりのデジタルTCG『TEPPEN』が主役。エキシビジョンマッチやメディア対抗戦などが開催された。この秋からスタートする賞金総額5000万円の世界大会の詳細についても明かされ、リージョン別の予選レギュレーションや、11月から追加される”新弾”が決勝大会で使用可能となる驚きのルールも明かされた。
SNKの物販ブースに「NEOGEO Arcade Stick Pro」と謎の”AIフィギュア”なるものが展示されていました。「NEOGEO Arcade Stick Pro」は、「NEOGEO mini」やPCに接続して使えるアーケードスティックですが、なんとこのアーケードスティック自体にもゲームが内蔵されているという優れもの。AIフィギュアについての詳細は不明ですが、展示していたパネルによると”好きなキャラクターと一緒に暮らせる”とか、チャット、占いとか書いてあって期待大。八神庵とチャットしたり、橘右京に占ってもらう日が訪れるのかもしれません。
VRブースでは、2019年に大きな存在感を見せている『東京クロノス』の試遊と物販ブースが。著名クリエイターと情熱溢れる若手スタッフによるタッグで生まれた本作が、グッズの雰囲気良し!個人的には、非売品のぬいぐるみが気になりまくりです!
通信速度が命のオンライン対戦型のゲームで5Gがどのようなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみですね。このブースでは、多数の”対戦台”が設置されており、NTT docomoの回線で遊んで欲しいという強烈なアピールを感じました。ゲームメーカー以外のブースですが、多くの人で賑わっていました。
アイ・オー・データブースでは、同社の機材を生かしたゲーミングブースが展開された。豪華賞品が提供された『SAMURAI SPIRITS』の大会には、プロゲーマーも参加するなど大盛り上がりを見せた。ゴジラインからはナカジマさんが実況解説として出演していました。
Brookブースでは、ゴジラインが気になって仕方がないアーケードスティツク“ファイティングカメレオン”と、アーケードスティックの無線化を実現するWirelessBoardを発見!これは触るしかないということでしばらくの間ガチャガチャさせてもらったのですが、とても快適でした!
https://twitter.com/koichinko/status/1172063240882274304
格闘ゲーマーならレバーやボタンでお世話になっている人多数、三和電子ブースには今年も素晴らしいパーツ群が多数お目見え。天板カスタム可能なアーケードスティック MONOを、流行りの”タピオカミルクティー”風にしたネジの外れた商品なども確認できた。
TGS2019、三和電子さんのタピオカアケステ。今夜勝てそう。 pic.twitter.com/JGuVHcfY0a
— GZL|浅葉 (@asabataiga) September 12, 2019
TSUKUMOブースでは、イラストレーターのiXima氏がデザインした「初音ミクのPC部屋」をブースの一角に再現。これがとてつもなく可愛らしい!一部屋こんな風に改造するのもアリかもしれま線ね。
Victrixブースでは、アーケードスティック「Pro FS」が会場限定で販売されていました。限定モデルかつ新型となる「Pro FS SPECIAL EDITION」春麗、リュウコラボモデルも販売されていたが、ボタンの数が多く評判の高い「Pro FS」がいち早く品切れに。
goziline
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。
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