今回の記事では、2018年2月12日に大阪・日本橋の「アテナ日本橋」にて行われた、『ミリオンアーサーアルカナブラッド』血聖大戦エリア決勝レポートをお届けする。
強豪プレイヤーが集う店舗予選
強豪集う店舗予選のトーナメントを駆け抜けていったのは、パム選手のゼクス。ゼクスの強みであるジャンプBを活かし、空対空の競り合いをうまく制しつつ勝ち上がっていった。ゼクス同キャラクター戦でも、ジャンプBからのコンボでラインを押し上げ、画面端の相手にラッシュを仕掛けるという理想的な試合展開を何度も作り出していたのが印象的だった。
決勝大会レポート
店舗予選の熱気を引き継ぎ、多くのギャラリーに見守られながらスタートしたエリア決勝大会では、勝敗の読めない熱い試合が数多くみられた。Aブロック一回戦の、コマ投げおじさん選手(ゼクス)と伊万里マリエル(ビスクラヴレット)の試合では、お互いのキャラクターの強みがぶつかり合う展開となり、会場からは歓声があがっていた。この試合を制したコマ投げおじさん選手は、その勢いのまま準決勝のゼクス同キャラ戦を制して決勝へと勝ち上がった。
Bブロックでは、ツジイソス選手(リース)が際立った「立ち回り」を見せつけ、トーナメントを勝ち上がっていった。ツジイソス選手は、対空迎撃の精度が非常に高く、ビスクラの得意とする上方向からの奇襲をしっかりとA旋風槍で迎撃していた。また、空対空では、ジャンプAを繰り出しておき、ヒットを確認してジャンプCにつないでいるシーンも多く見られた。手癖でボタンを入れ込みがちな場面でも、しっかりと状況確認をする氏のリースは、ぢ選手と、ショット=チャン選手のビスクラヴレットをいなすようにして退けた。
決勝戦は、コマ投げおじさん選手(ゼクス)vsツジイソス選手(リース)という組み合わせに。エリア決勝大会で、お互いのプレイスタイルを確認しているからか、要所でのガードや防御が光る闘いとなった。中盤以降では、操作ミスと見られる行動が何度か起きたが、両プレイヤーともすぐ動きを立て直していたのが印象的だった。最終的には、勢いよく攻め込んでくるコマ投げおじさん選手(ゼクス)の動きを、リースのリーチの長さと対空迎撃を活かした守りでいなしきったツジイソス選手(リース)が勝利。決勝大会への切符を手にした。
ツジイソス選手インタビュー
――優勝、おめでとうございます。今の心境をお聞かせください。
ツジイソス選手:ありがとうございます。ここまで来たら勝ちたいと思っていたので、嬉しいですね。
――試合を観ていると、対空精度の高さに何度も驚かされました。
ツジイソス選手:対空や空対空にはこだわって試合をしています。リースは、捕まってしまうと切り返しに苦労するのですが、その前に迎撃する手段がたくさんあるので、それをうまく活かせるようにしているんです。
――空中の相手に、ジャンプA→ジャンプCと仕掛ける時、ヒット確認をしているように見えました。
ツジイソス選手:ジャンプAは確認しようと頑張っていますね。今日の大会では、練習の成果が出たかなと思います。
――今日の大会を振り返ってみて、どういった場所が勝利のポイントになったと思いますか。
ツジイソス選手:ビスクラヴレット戦では、要所でしっかり対空を出せたので、試合の流れを掴むことができました。相手が押し込みたいところで、押し負けないことを意識しました。決勝戦のゼクス戦は、それまで良い流れで試合ができていたので、勢いがついていたのも大きいと思います。自分のプレイスタイルでは、相性が少し悪いかなと感じている盗賊アーサーと当たらなかったのは嬉しかったですね。
――盗賊アーサーは、リースとは相性が悪いと言う話をよく聞きます。
ツジイソス選手:盗賊側も難しいことを要求される組み合わせだと思いますが、個人的には苦しいと感じますね。サポート騎士の組み合わせで対策を考えていたりするので、もし本戦で当たることがあれば、それを活かしたいですね。
――決勝大会での意気込みを聞かせてください。
ツジイソス選手:決勝大会でも、良い動きを見せられるように頑張ります。
アテナ日本橋では、アーケードゲームの大会が数多く開催されていることもあり、今回の大会も円滑かつにぎやかに進んでいたのが印象的だった。本大会を含めて、大会の模様はニコニコ生放送の「アテナ日本橋」チャンネルにて放送されているとのこと。アーケードゲームファンの方は、放送で現地の空気を味わってみてはいかがだろうか。
goziline
様々なジャンルのゲームを大人気なく遊びます。
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