【ストリートファイター5】今夜勝ちたいリュウ攻略

スト5と同じく2/18に発売されたスクエニの新作RPG『いけにえと雪のセツナ』を購入して平行して遊んでいるのですが、クロノトリガーを彷彿とさせるATBゲージを使った戦闘やマップの移動、どことなくFF6やロマサガ3を感じさせる冬と雪の描写は思わず童心に返ります。主人公のデフォルトの名前となっている『エンド』から『コイチ』に変更して遊んでいるので、実質えんどコイチのナカジマです。

ストVの発売と共に勢いで始めてしまったは良いものの、一体どこまでやればいいのか、全キャラやるまで止まれないのか、落とし所が誰にもわからない『今夜勝ちたいシリーズ』。第5回となる今回は主人公のリュウ編をお届けします。格闘ゲーム界きっての飛び道具であろう波動拳と、昇竜拳を破らぬ限りお前に勝ち目はない!とまで豪語する対空技を使い分けて、「飛ばせて落とす」が好きなプレイヤーにオススメのキャラクターとなっています。

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△今作はいつものトバオトに加えてコンボ火力も上がった日本人代表リュウ。ゴジラインメンバー内では隆=タカシという愛称で親しまれています。

 

▼難しいですよね、波動拳。

最初に宣言しますが、この攻略では波動拳による弾打ちの攻略はあまりしません。波動拳の撃ち方は1日2日で身に付くものではありません。本気で弾を勉強したい人はハイタニさんのありがたい飛び道具講座やウメハラ氏によるありがたすぎる生放送を参考にしてください。それほどまでに波動の道は長く、険しいのです。甘えるんじゃねえ!
それでも、「とりあえずそれっぽく波動撃ちてぇ。」という人もいると思うので、最低限これだけは覚えて波動拳を撃つようにしましょう。

近い時:強波動拳 or EX波動拳
遠い時:弱波動拳 or 強波動拳
弾を撃ちあう時:弱波動拳 or EX波動拳

弱波動拳は強波動拳よりも硬直が少ないので弾の撃ち合いに強いです。EX波動拳はさらに硬直が短くなる上に弾速も早く二段技になるので飛び道具の撃ち合いや相手のけん制に合わせる使い方ができます。当たればダウンを奪えるので中距離からいきなり撃つのももちろんありです。

また近い位置からの強波動拳はリュウの最強けん制技です。強波動拳を撃つ時は「横軸のリーチが無限のけん制技」と考えて使いましょう。相手のけん制の一歩外から撃てば必ず勝てます。横軸のけん制で勝てないからこうなったら上から攻めるしかねぇ…と相手に思わせればリュウの勝ち。弾を撃つと見せかけて様子見すれば、相手は上から攻めてこようとするので、そこを昇竜拳で撃ち落とす、というのがリュウの基本戦法となります。

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△とにかく奥が深い波動拳の撃ち方。撃って良い弾、悪い弾、危険球と安全球などの知識は波動拳を撃って撃って撃ちまくって身につけるしかありません。最初はとりあえず「けん制の 一歩外から 強波動」を頭に入れて撃ってみればおのずと飛びを誘えるようになるはず。

 

▼出ませんよね、昇竜拳。

最初に昇竜拳のボタン毎の使い分け方ですが、弱は発生3Fの下段+投げ無敵、中は発生4Fの完全無敵、強は微妙な無敵時間となっているので、弱は反撃用中は対空&暴れ用強は連続技用、という使い分けをまずは覚えましょう。

波動拳のプレッシャーで相手を無事飛ばせたとしても、コマンドが間に合わなくて相手のジャンプ攻撃をガードしてしまったり、中昇竜のコマンド入力中に相手の攻撃を食らってしまうことがあると思います。せっかく飛ばせても対空の昇竜拳が出せなければ意味がありません。上が出ないリュウは、ただのタカシです。

この「対空出ない問題」は“意識配分”を変えることである程度改善できます。

リュウは立ち回りで常に「1、波動拳を撃つ 2、通常技を振る 3、上を見る」という3つの行動に意識を振りつづけなければならないのですが、3の”上を見る”という意識配分が最初はおろそかになりがち。最初は「波動拳:通常技:上を見る」の意識配分を「2:2:6」くらいにしてしまって良いです。それくらい絶対に上を通してはダメ。ガガゼト山で「キマリは通さない」と断固拒否したロンゾ並の意思で対空に意識を割きましょう。

それでも通してしまうのが“めくり攻撃狙いのジャンプ”。波動拳が撃てない近い距離から唐突にジャンプをされて裏に回られてしまうと、いかに昇竜拳と言えども裏に出てしまったり、コマンドがわからなくなりめくり攻撃をガードしてしまう、という状況が多いはず。そこで必ず覚えておきたいのが『振り向き昇竜拳』です。コマンドで表記すると「6231+中P」。いつものコマンドに後ろ斜め下を入れるだけです。一手間加えるだけで、めくり攻撃に対して振り向き昇竜を出すことができます。仕組みを詳しく説明すると長いので割愛しますが、必ず出ます。そういうふうに作られてるんです。


△上を落とす上で超重要になってくる『振り向き昇竜拳』。コマンドは6231+中Pで出ますが、しゃがみから入力する場合、3131+中Pでも出せます。これが出せると一気に”デキるリュウ”にランクアップするので習得必須です。

 

▼それっぽく地上戦をする

波動拳と昇竜拳をメインに説明しましたが、リュウは通常技もそこそこ優秀です。リーチは短いものの使いやすい中足→波動拳を始めとして、下段に対して有効なリーチの長い立ち中K、差し返しに使いやすいしゃがみ強Kなどが揃っています。ガードさせて有利になる通常技は立ち弱P、しゃがみ弱P、しゃがみ弱K、立ち中P、しゃがみ中P、4+強K。これらをガードさせてからの通常投げは届かないため、暴れ潰しをメインに中段の6+中Pや、意表をついたダッシュ投げを狙っていきましょう。オススメ連携は4+強K→立ち弱K→EX波動拳の暴れ潰し連携です。

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△アンディフグばりのかかと落としを身につけたリュウ。ガードさせて有利、ヒット時は立ち弱K【C】強昇竜拳が繋がります。この技を出しているだけでこのリュウできる!?と思わせられるのも高ポイント。

 

▼奥義電刃Vトリガー

Vトリガーの「電刃練気」は全体フレームが4Fと異様なほど短いので発動時の暗転を利用していろいろ悪さができます。例を上げると、起き攻めで少し離れてVトリガー発動→相手が何かしてたら昇竜、とか飛び道具に合わせてVトリガー発動→クリティカルアーツで弾抜け電刃波動拳など、相手の動きをカンニングしつつダメージを奪えるので、まずはここかな?というポイントで適当に発動してみましょう。

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△Vトリガーを発動してからの相手の行動確認昇竜拳は脳汁どばどばポイントの1つ。心の中で「ザ・ワールド!」と唱えながら発動しましょう。

もう1つ電刃練気の使い方として覚えておきたいのが画面端のガード不能連携。Vトリガー発動中はクリティカルアーツが電刃波動拳となりガードさせると相手のガードをブレイクすることができます。中央でガードさせても確定する技はないのですが、画面端では昇竜→電刃でガードをこじ開けることで以下のようなガード不能連携を仕掛けられます。


△「VトリガーゲージMAX」かつ「CAゲージMAX」かつ「相手画面端」という3つが揃う状況は少ないものの昇竜拳(40)+電刃波動拳(7×6+18)の削りダメージ+アッパー昇竜の124の合計224ダメージをほぼ確定で奪えます。奪えるものは奪っていくのが無職格闘家の生き方。

▼リュウのバ火力コンボ達

ほとんど既出だとは思いますが、よく使うコンボをピックアップしておきます。

1、しゃがみ弱K→しゃがみ弱P【C】弱竜巻旋風脚 or 強昇竜拳 111 or 159ダメージ
下段からの基本にしてわりと難しいコンボですが最近このゲーム密着下段あまりいらないんじゃないか説もあり。

2、立ち中P→しゃがみ強P【C】強竜巻旋風脚 or 強昇竜拳 237 or 253ダメージ
めくりジャンプ中Kからも狙える連続技。しゃがみ強Pで強制立たせとなるので竜巻旋風脚もバッチリ繋がります。

3、立ち中P→しゃがみ中P【C】強竜巻旋風脚 201ダメージ
2のコンボが入らない距離の時はこちら。しゃがみ食らいの場合はEX竜巻旋風脚で〆よう

4、6+強P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳 283ダメージ
通称「大ゴス」からのいつものやつ。反撃や置き大ゴスけん制からごっそり行きます。

5、ジャンプ中P(空中ヒット)→空中竜巻旋風脚 or EX昇竜拳  170 or 224ダメージ
空対空でジャンプ中Pヒットした際に狙える空中コンボ。EX昇竜拳は着地後に余裕で繋がります。

6、立ち強K(クラッシュカウンター)→立ち強K→立ち弱K→強昇竜拳 311ダメージ
昇竜拳などをガードした時に狙いたいカウンターコンボ。ラシードのEXミキサーとかりんの昇龍弾に対しては立ち強Kが空振りしてしまうので大ゴス始動のコンボが良いです。

7、TC【立ち中P→強P→強K】→Vトリガー発動→弱竜巻旋風脚→電刃波動拳 393ダメージ
弱竜巻→真空波動拳 or 電刃波動拳は地上ヒットでも繋がる便利なパーツなので覚えておきましょう。

8、立ち中P→しゃがみ強P【C】Vトリガー発動→立ち強K→立ち弱K【C】強昇竜拳→電刃波動拳 477ダメージ
体力の半分以上を吹き飛ばします。相手は死ぬ。

 

さて、ここからが本題です。

この先紹介するテクはあまりにも危険なテクニックのため、「どうしても今夜勝ちたい人」だけ先に進んで下さい。

 

▼心眼(ブロッキング)を極める

リュウのVスキル「心眼」はおそらく発生3F、おそらく持続7Fの当身技となっており、当身に成功すると3rdシリーズにもあった『ブロッキング』状態となり、リュウ側が即動ける状態になるため、相手の出した技の硬直中に反撃が可能になります。取る技によって硬直差が違ってくるのですが、基本的な反撃の考え方としては、

弱攻撃を取った場合 → 3~4F技(弱昇竜拳、立ち弱P)で反撃可能
中攻撃を取った場合 → 5~6F技(強昇竜拳、立ち中P、しゃがみ強P)で反撃可能
強攻撃を取った場合 → 好き放題(6+強P、4+強K等)に反撃可能

というふうに覚えておけばよいです。ただし、中攻撃以上になると基本的には相手も必殺技でキャンセルしてくるので、中昇竜拳や立ち中Pなどの発生の早い技での反撃が安定です。また、ジャンプ攻撃に心眼をした場合、反撃はできないものの「投げ暴れ」が非常に強い選択肢になることを覚えておきましょう。めくり攻撃はガードするくらいなら心眼から投げ暴れするほうがよっぽど有効です。しゃがみながら心眼を出せるのも嬉しいですね。

相手の技にきっちりフレームを合わせないとブロッキングできないため一見使いこなすのが難しく思えますが、そこはかつて『柏のハメ小僧』と呼ばれていたナカジマ、システムの抜け穴を突いた心眼の極意を伝授いたします。

1、まずコントローラーの右上(強Pボタンの右の位置)に『心眼ボタン(Vスキル中P+中K同時押し)』を設定します。

2、相手の連携をガードしながら心眼ボタンを連打!!!!!

3、ブロッキングに成功したら確定反撃を決めましょう。

この心眼ボタン、あまりにも深すぎるのでEVOなどのでかい大会で果たして使用できるか疑問なところですが、システムとして用意されているものは全て使っていくのが我々の戦い方。心眼ボタンを設定することにより生まれるメリットとしてまず「連打入力が可能になる」という点があげられます。EVOなどのオフ対戦ではガード中に心眼ボタンを連打して相手にプレッシャーをかけていきましょう。右下に何もないダミーボタンを設定してシャドウボタンを連打するのも有効です。なおアメリカ人が怒る可能性もあるのでご利用は自己責任でお願い致します。


△相手の連携にしゃがみガードしながら心眼ボタンを擦るだけで反撃が可能になるタカシ式防御。完全に殺意の波動に目覚めてます。多分相手も殺意に目覚めてます。


 

心眼ボタン、2つ目のメリットとしては「投げ抜け仕込み心眼」というテクニックが可能になること。コマンド入力的には「心眼ボタン→ずらし弱P+弱K」です。これにより打撃に対しては心眼、投げに対しては投げ抜けが発動するので、相手の当て投げと打撃の二択に対して使っていくと非常に効果的です。(心眼が発生すると、投げ抜けはできないので、投げ抜けが成立しない状況下で、投げではなく心眼が発動するテクニックとお考えください。ジャンプグラップや、コパグラと原理は似ています)


△小指で心眼ボタンを押しつつ、親指と人差し指でグラップをずらし押しすることで可能な「投げ抜け仕込み心眼」。回転王のラシード攻略で紹介されていた連携も心眼ボタンの前ではあまりにも無力。タカシにのみ許された禁断のテクニックの香りがします。


 

ゴジライン調べにはなりますが、心眼を取りやすい連携や狙うべき場所を各キャラ毎にピックアップしておいたので、まずはこれらの連携に対して心眼ボタンを連打するところからやってみてください。

<心眼狙い所リスト>

全キャラ共通めくりジャンプ攻撃(心眼→投げ)、投げ抜け仕込み心眼

リュウ立ち中P→各種中攻撃(心眼→しゃがみ強P→強昇竜拳)、しゃがみ中K先端→強波動拳(心眼→しゃがみ強K)、4+強K→立ち弱K(心眼→しゃがみ中K【C】強竜巻旋風脚)

ケンしゃがみ中P→4+中P(心眼→立ち中P→強竜巻旋風脚)、しゃがみ中K→強波動拳(心眼→しゃがみ強K)、(端)TC【立ち中P→強P】→EX波動拳→4+中P(心眼→立ち中P【C】強竜巻旋風脚)

ナッシュしゃがみ中P→立ち中Por6+中P(心眼→しゃがみ強P→強昇竜拳)、しゃがみ中P対空→ムーンサルトスラッシュ(心眼→立ち中P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、

ベガ立ち中Por3+強P→しゃがみ中P(心眼→しゃがみ強P【C】強竜巻旋風脚)、しゃがみ中P→強ダブルニープレス(心眼→心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

春麗しゃがみ弱P→立ち中P(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、立ち中P→しゃがみ中K(心眼→強昇竜拳)、3+強K(心眼→立ち中P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

かりんしゃがみ中P→立ち中Porしゃがみ中K(心眼→立ち弱K【C】強昇竜拳)、紅蓮拳→肘(心眼→立ち弱P【C】強昇竜拳で裏周りも対応)、溜め明王拳(心眼→6+強P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

キャミィしゃがみ弱P→立ち中P(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、アクセルスピンナックル(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、フーリガンコンビネーション→キャノンストライク(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

バーディ:なし

バルログ素手立ち弱K→しゃがみ中P(心眼→立ち弱K【C】強昇竜拳)、素手しゃがみ中K→立ち中P(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、素手立ち中P→しゃがみ中P(心眼→強昇竜拳)

ミカ溜め強K(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

ダルシム低空ヨガテレポ→ジャンプ強P(心眼→投げ)、しゃがみ中P or しゃがみ強P→4+中K(心眼→立ち中P【C】強竜巻旋風脚)

ザンギ溜め立ち強P(心眼→6+強P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

ラシード立ち弱P→立ち強K(投げ仕込み心眼→立ち中P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

ネカリしゃがみ中K→中or強踏みつけ(心眼→立ち中P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、立ち強P→強踏みつけ(心眼→立ち中P→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)

ララ立ち強P→弱サンダークラップ(心眼→しゃがみ強P【C】強昇竜拳)、

ファンジャンプ強K→立ち強K1段目(投げ抜け仕込み心眼→立ち中P→しゃがみ強P→強昇竜拳)、立ち強K→立ち弱P(投げ抜け仕込み心眼→立ち弱P→立ち弱K【C】強昇竜拳)


 

心眼ボタンは可能性の塊なので、ゲームバランスを破壊するレベルまで昇華させたい所。こんな技にも狙えるよ!というのがありましたら是非ゴジラインまでご一報ください。

噂では伝説のプレイヤー「レインボーリキ」がネット上に現れたとの情報もあるスト5。今からでも全然遅くないのでこの流れに乗っていきましょう!

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ナカジマ(コイチ)

ナカジマ(コイチ)

twitter ID:@koichinko
あらゆる格闘ゲームを雑然と遊ぶ浅葉の悪友。
『ギルティギア』シリーズ等、アークシステムワークスの作品では有名プレイヤーとして名を馳せる。密かに、第三回TOPANGAチャリティーカップ『スーパーストリートファイター4』で優勝という実績も。
ソニーコンピューターエンターテイメント主催のイベント”闘神激突”では、格闘ゲームの強いおっさん”闘神”として、『ギルティギアイグザードサイン』で鮮やかなネタ殺しを披露した。

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