【BLOODY ROAR3】今から楽しむ『ブラッディロア3』02.攻防を深める共通システムについて

格闘ゲーマーに向けた短期連載企画”今から楽しむ『ブラッディロア3』”の第2回は、本作の基本的な駆け引きについてご紹介します。獣化を使った激しい攻防がウリの本作ですが、理屈がわかれば駆け引きは意外にシンプルです。
本作の上段、中段、下段、投げを組み合わせた駆け引きは、既存の3D格闘ゲームと近い部分も多くあります。それに加えて、本作ならではの特徴的な仕様やシステムが、本作ならではの熱い戦いのスパイスとなります。今回の記事では、本作を遊ぶ上でおさえておきたい共通システムについてご紹介します。
また、昨日の記事で、動画が見たいという要望を多くいただいたので、大阪南森町コーハツで行われた対戦会の試合を掲載しておきます。

記事協力:R-0109(西のエアガイツ仮面) Twitter(@R_0109)
大阪南森町コーハツを根城とし、『エアガイツ』の布教活動に努めていた”エアガイツ仮面”の一人。家庭用ゲーム対戦会イベント「うぇぼ」の主催なども行っている。「とにかく面白いことはやってみる」が信条で、ゲームは興味が湧いたら即遊ぶことにしている。最近は『メタルマックス2』のRTAで二時間半を切るのが目標。
投げの攻防について

本作の投げ(P+GorP+K)は、上段、下段、空中問わず、発生が一律で1Fとなっているので入力と同時に成立します。通常投げは上段、下段、空中問わず投げ抜けが可能ですが、コマンド投げは投げ抜けができません。(※一部、投げ抜けできない通常投げや、投げ抜け出来るコマンド投げ有り)

△投げの発生は凄まじく早い。投げスカリモーションがあるという弱点があるので、万能ではないことを覚えておこう。

一見非常に強力に見える投げですが、本作の「投げの成立しない条件」を知れば、万能の選択肢ではないことがわかります。以下の、条件を覚えた上で、効果的に投げを狙ってみましょう。

投げが成立しない条件
・相手が投げ間合い外にいる場合
・相手のガード硬直中
・相手が打撃を繰り出している

特に重要なのは、”相手が打撃”を繰り出しているという点。優位な状況から投げを繰り出しても、相手が打撃技で割り込みをねらっていると一方的に負けてしまうのです。
また、本作の投げ不成立時に発生する投げの空振りモーションはかなり長めなので、反撃を受けやすいという弱点もあります。また、通常投げは読まれていると連打入力でも確実に抜けられてしまい、不利を背負うことになります。

”コマンド技”と”キャンセル”について

本作の攻めの駆け引き支えるシステムとして覚えておきたいのが、「コマンド技」と「キャンセル」です。コマンド技を使ったキャンセルについては、2D格闘ゲームのものに近く、技の動作を中断して必殺技へと移行するといった形になっています。通常技(単発の基本技、連係技)の一部には、コマンド技でキャンセルできるキャンセルポイントが設定されています。

△キャンセル可能技がヒットorガードされた瞬間にコマンド入力を完成させるとキャンセルが発動。

△必殺技へと移行します。

この2D格闘ゲームライクなシステムと合わせて、コマンド技の「途中止め」を使うと、より攻撃的な動きが可能になります。本作のコマンド技はなんと、基本的に「攻撃判定が出るまで」は「Gボタンを押す」事によってモーションを中断させることができるんです。

△コマンド技を出してしまったが、相手はガードをしている。

△そんな時はGボタンを押して途中止め!

このシステムを攻めに組みこむと、通常技や連係技のキャンセルポイントにコマンド技を入れ込む戦術が非常に強力になります。普通にキャンセルしてコマンド技を当ててコンボを伸ばすもよし、攻撃判定が出る前に技を中断してフェイントのように使うもよし、攻めの起点となる小技をキャンセルして最速でGボタンで中断してからガードを揺さぶるもよし。いろいろな攻めが組み立てられるのです。

”ライトガード”と”ヘビーガード”を使い分ける

本作には、ライトガードとヘビーガード、2種類のガード方法が存在します。
ライトガードは方向キーニュートラルで発生するガードです。このガードは、ガード硬直が短いものの、ガードブレイク技で破られてしまうという弱点も持っています。

△こちらがライトガード。ガード硬直が短いため、攻守の入れ替えや反撃などがやりやすくなります。

方向キーを後ろに入れたり、ガードボタンを押すことで発生するヘビーガードは、ガードの硬直が長いものの、ガードブレイク技を防ぐ効果があります。

△こちらがヘビーガード。ガードブレイク技も防ぐことができます。

理想はガードブレイク技以外を全てライトガードすることなのですが、始めのうちはなかなか意識が向かないと思うので、ガードボタンを押す、あるいはガード方向(4,1)にレバーを倒すヘビーガードを用いていきましょう。
また、Gボタンを押しながらP+Kを連打することで「ガードしながら投げ抜け仕込み」という強力な防御手段を作ることが出来ます。単純な打投二択や当て投げの類は、こちらで回避することができます。

”ギリギリエスケープ”で逆転を狙う

守り側の切り札とも言えるシステムが、「ギリギリエスケープ」です。自分が自由に行動できる時に、相手の攻撃に合わせて6+Gボタンで発動します。タイミングはややシビアですが、成立すると回避モーションのようなものが発生します、この回避モーションは「ほぼあらゆる行動」でキャンセルする事ができます。
さらに、ギリギリエスケープは「上中下段全てに一括で対応」しています。タイミングが似通った中下の打撃2択は、このギリギリエスケープで両対応できるというわけですね。さらに、「失敗してもガードボタンを押しっぱなしにしていればガードになる」ことも強みの一つです。

△ギリギリエスケープで技を避けた後は、素早く反撃に転じましょう。

打点の高い攻撃をいなす”伏せ”

ギリギリエスケープほど攻守を入れ替える性能は高くありませんが、うまく使えば試合をリードできる「伏せ」(Gしっぱなしから2N2入れっぱなし)についても覚えておきましょう。伏せに移行するのには少し時間がかかりますが、成立してしまえば「上中段に対して完全無敵」となります。また、下段技でも打点が高い技は避けることが可能です。しかし、この伏せ状態の際に打撃を食らうと、通常よりも大きなダメージを食らってしまう「伏せカウンター」が発生します。読まれてしまうと痛手になるので、多様は禁物です。

△全キャラ共通システムの伏せは、低姿勢になって攻撃を回避します。ここから出せる技で反撃を狙うという戦術も存在します。

相手の攻撃を受け止める”ガードアタック”

最後に紹介するのが、ガードアタックです。緑色のエフェクトを持つこの攻撃にはガード判定がついているので、相手の攻めを受けながらこちらの攻撃を通すことが可能です。しかし、ガード判定は上段ライトガードなので、ガードブレイク技や下段技、投げなどは回避することが出来ません。

△ガードアタックは、動作中に相手の打撃を受け止める性質があります。

△うまくかみ合えば、攻守を入れ替えることも可能です。

本作には、攻めと守りに豊富な選択肢が用意されています。調子よく攻めていても、相手の決死のギリギリエスケープや伏せで一気にターンを取り返されるということもよくあります。
ひょんなことから入れ替わる攻守の駆け引きと、読み間違えると一瞬で勝負の決まる獣化の爆発力が合わさった爽快感溢れるバトルを是非楽しんでみてくださいね。

 

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