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【EVO Japanマニアック観戦ガイド】火花散る読みあい!『エヌアイン完全世界』の扉を開く

   

はじめまして、EVO JAPAN2018にて『エヌアイン完全世界』の大会を運営させていただきますにしむろです。
ゴジラインに掲載されたmekasue様のEVO JAPAN2018に向けたキャサリンの紹介記事がとても面白かったので、勝手ながら自分も寄稿させて頂きました。『キャサリン』のことを難しいパズルゲーとしか認識していなかったのですが、思った以上にテクニックが充実していて興味深かったのでこれを抑えたうえで観戦しに行こうと思います。特にセルフィータイムしてるとこ見てみたい!

『エヌアイン完全世界』とは
『エヌアイン完全世界』は「SUBTLE STYLE」と「るつぼゲームワークス」が制作した2D格闘アクション。シンプルな3すくみによる読み合い要素と操作性が好評を博した「アカツキ電光戦記」の続編。2段ジャンプや完全世界といった新システムを加え、より読み合いの面白さが深まった作品になっている。

この記事は、エヌアイン完全世界の動画を視聴した際に今よりも100倍楽しんでもらえるようになることを目的としています。記事を通して興味や関心を持って、動画をより面白く感じてもらえれば幸いです!なんでか『エヌアイン完全世界』の家庭用(ゲームセンターで扱う基盤)の市場価格が現状20万円だそうです。高すぎる。全国のゲームセンターのネシカクロスライブから100円でプレイできますのでよろしくお願いします。残念ながら家庭用はその20万円です。

●EVOJAPAN2018サイドトーナメント「エヌアイン完全世界」
日時:2018/1/26(Fri)
場所:池袋サンシャインシティ文化会館 展示ホールB(東京都豊島区東池袋3-1-1)
開始時間:10:00~14:00
配信URL:Twitch(https://www.twitch.tv/evojapaneneins

試合動画『エヌアイン完全世界』第三回帝都対戦(C、Dトーナメントより)

わかりやすい「読みあい」が軸になる対戦

『エヌアイン完全世界』の魅力は、なんといってもその読み合いのわかりやすさと奥深さ!……、と書くと伝わりづらいかと思われますが、打撃は投げに勝ち、投げは攻性防禦に勝ち、攻性防御は打撃に勝つという三すくみの原則に従えば十分にゲームを遊ぶことができるのです。

△打撃。攻めの基本形!

△投げ。ガードに対して有効な選択肢です。

△攻性防禦。相手の行動を見切ろう!

この基本的な三すくみを意識したうえで、「もっとたくさんダメージを取るにはどうすればいいか」「あの攻撃に対して別の対応策はないか」「相手をもっと動かすにはどうすればいいか」と発想を広げていく面白さ、そのプレイヤー毎のやりこみの延長線上に今の『エヌアイン完全世界』の対戦シーンが成り立っています。そして、そこでプレイヤーたちが操るキャラクターの動きは、決してワンパターンなものではありません。別ゲーの経験が活きていたり、それぞれの哲学があったりと多種多様なのです。格闘ゲームは、キャラクターを自由に動かすことが楽しみの一つですが、『エヌアイン完全世界』はそれらがやりこみとともに生きる作品なのです。(さらに、稼働から時間が経過しており、バランス調整によるアップデートなどがない分、プレイヤーのやりこみがより深みを増しているというのも見どころとなります。)
また、3すくみ故に同じ行動を繰り返してはいられないので「対応の応酬による二転三転する展開」というのもエヌアインの魅力ではないかと思います。ただ、これらは見ているだけでは伝わりづらい、実際に対戦してみないとピンとこないものかと思われますので、この記事ではそれらが少しでもわかるよう「どこで読み合いや駆け引きが発生しているか」という部分や、熱くなれるシーンを紹介していきたいと思います!

見どころその1:緊張感が半端じゃない!完全世界の破壊力

本作の試合の盛り上がりどころとして最もわかりやすいのが、「完全世界」の駆け引き。「完全世界」とはけたたましい雷での画面全体攻撃とともに画面を暗転させ「完全世界」状態に移行する技のことです。「完全世界」状態はしばらく継続し、その状態中は体力が回復するうえに試合経過時間がストップ、さらには一発逆転の大技「完全神殺」が使えるようになります。このスゴい性能からわかるように、「完全世界」発動中は、本作における最大の勝負どころになります。

△完全世界発動の瞬間。雷が走り、ノーガードの相手は吹っ飛んでしまう。

△完全世界中はタイマーがストップし体力が回復していく。逆転の大チャンス!

△完全神殺。一瞬のスキを突き、大ダメージを与えることができる。ちなみにこの後7000ダメージ(約5割)減ります。

完全神殺は通常攻撃をヒット確認して発動できるため、いったん中足が刺さったらなんと体力の4割強を持っていく破壊力があります。そのため、この完全世界中は何が起こるかわからない、非常に緊張感のある瞬間となっています。またこの完全世界は攻撃を食らっている瞬間やコンボ中にも発動できるため、発動するタイミングによっても駆け引きが生まれる非常に面白いシステムです。「背景が変わったら要注目」と覚えておいていただければ!

完全世界の使い方一例
・「完全世界」発動後に中足からのヒット確認完全神殺やガードクラッシュ(※後述)からの追撃による大ダメージを狙う。
・「完全世界」中の体力回復を利用し体力を回復させながら逃げ回りタイムアップ勝ちを狙う。
・相手のコンボ中に発動することで形勢を立て直す。
・安全に発動するため、相手の完全世界発動に合わせてこちらも完全世界を発動する。
見どころ2:システムを知れば、試合がより面白くなる

システムと書くと身構える方がいるかもしれませんが、とりあえず以下の2つをおさえておけば、試合中に何が起きているかがグッとわかりやすくなります。

●ガードゲージ


クラッシュできれば大ダメージ!やられると大ピンチ。ガードゲージは、攻撃を相手にガードさせることで体力の代わりに減らすことができるゲージです。相手のガードゲージを0にする(ガードクラッシュする)ことで、しばらくの間、行動不能状態にすることができます。大ダメージを与えるチャンスとなるわけですね。そのためこのガードゲージをいかに削るか、守るかという駆け引きが非常に重要なものになります。

ガードゲージをめぐる駆け引きの一例
・相手の残り少ないガードゲージを削りに打撃すると思わせて投げにいき、プレッシャーを与え続ける。
・ガードクラッシュしたタイミングに完全世界を発動することで、ガードゲージを全回復した状態で仕切りなおす。

●攻性防禦


読み合いの要。決まれば流れが変わります。相手の攻撃を無力化し、自動で反撃を行います。格闘ゲーマーには当て身や、自動で反撃できるブロッキングのようなものといえば伝わりやすいでしょうか。(注意点として、相手の攻撃を受け止められなかった場合は大きな隙が生じます。)

△攻性防禦モーション。このタイミングで相手の打撃を受け止めると…

△攻性成功の合図としてピカっと光ってから!

△自動で反撃まで繰り出してくれます。

攻性防禦の成立は試合の「流れが変わる」合図です。この技は主に「相手の手の内を読んだ」時に使われるため、このシステムを受けた側は、相手にとって新しい動きを一考しなければならないことを意味します。殴るか、投げるか、それとも退くかというバランスを再配分することを考えさせられるのです。個人的に、この読み合いによる思考の応酬こそがエヌアイン完全世界の魅力であると感じています。
観戦とは少し話がずれますが、攻性防禦はだいたいの打撃に対して勝つことができるため、初心者でも困難な状況に対して答えを出しやすいシステムとなっています。本作が、「相手の行動に対する答えが明快なゲーム」と評されるのは、この要素があるからです。

見どころその3:超絶テクニック!できたらヤバいやつ

ここからは上級者のほんの一握りだけが使いこなしているヤバいテクニックを紹介。やってるのを見かけたらこの人ヤバい人なんだと思ってください。

●攻性キャンセル


できたらヤバいやつその1。(参考動画:niconico
先ほど紹介した攻性防御を超絶大ダメージにするテクニック。詳解すると攻性防御を発生1F目で成立させることにより、続く自動反撃を攻撃発生前に必殺技でキャンセルするというもの。要するにめちゃくちゃ難しいテクニックです。攻性防御は本来ダメージに補正がかかるのですが、この攻性キャンセルは、自動反撃をキャンセルすることによって、その補正を無視して大ダメージを与えることができるんです。(極端なものでいうと、同じ1ゲージを使用した攻撃が通常攻性だと2000ダメージであるのに対して攻性キャンセルでは4000になるなど、なんと約2倍のダメージになります。)
ただし、タイミングがシビアなうえに、反応速度が求められるので本当に難しく、できる人は要するにヤバい人です。

●世界狩り


できたらヤバいやつその2
相手の完全世界を封殺するテクニック。完全世界は攻撃されている最中にも発動でき相手のコンボを強制的に中断させることができます。世界狩りは相手の完全世界を無効化し逆に大ダメージを与えてしまうというテクニックです。

△黒マントの男が攻撃中。このままだとやられるので…

△白服は完全世界を発動し起死回生を狙う。

△しかし実は、完全世界の雷は無敵がついた技で回避することができる。そのため黒マントはさらなるダメージを与えられます。

仕組みとしては、完全世界発動によって発生する画面全体攻撃の持続5フレームを無敵技の無敵時間でスカして攻撃するというものになります。細かいセオリーは異なりますが、『ギルティギア』のバースト狩りのようなテクニックです。これができるかどうかで、相手の選択肢が大きく変わるというものになります。こちらも反応速度、また使用する無敵技によってはかなりの精密さが求められるものになっており、できる人はやっぱりちょっとヤバい人です。

EVO JAPAN注目キャラクター紹介

●鼎


△前作から一変し、胸が揺れるようになりました。

最強格の一角。投げキャラ。結局は読み合いに依存するキャラではあるものの、いったん捕らえてからの畳みかけるような展開はめまいがするほど強力。「特攻四方投げ」を食らわないように相手はどう立ち回るか、警戒する相手に対して鼎側はどう対応するかというのはわかりやすい見どころになるはず。

△特攻四方投げは、1ゲージ消費の無敵投げ。暗転後ジャンプしても抜けられない。昇竜の出がかりもバックダッシュもジャンプ移行も構わずぶん投げ、そのまま3ゲージ分の大技に繋げることもできる。また投げ中は完全世界が使えないため、エヌアイン完全世界における最大の決定力を持つ。

△無敵技も問答無用で投げます。


アカツキ


△最近は『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st]』という格闘ゲームにも出張し、頑張っている。

本作における、中堅クラスのキャラクター。立ち回りがやや弱いものの、火力がとても高いので、体力差をつけられた状態でも逆転を狙いやすいという見どころをもっています。最後の最後まで試合から目を離せないキャラクターです。

△高火力な3ゲージ技「神風」。飛び道具や突進技のヒットから繋げることもできるルートの多さが心強い。

△完全神殺「桜花」。最強の完全神殺。その威力の高さとガードクラッシュのさせやすさが気持ちいい。

 

電光戦車


△唐突にネタバレをするとエヌアイン(『エヌアイン完全世界』のキャラクター)が操縦している。

ザ・弱キャラ。防御力が高く優秀なリーチの技を多く持つが、鈍重なため行動の一つ一つがどうしてもリスキーに。しかしその特殊な性能は熱心なプレイヤーらに支えられ、これまで数々のジャイアントキリングを重ねてきた。

△エレクトロアウゲは、目(?)からビームを放つ技。角度別の打ち分けが難しく、使い方に匠の技が光る。

△ギャラルホルンは、電光戦車の最大の武器。極太のビームを放つ。5フレームで画面の端から端まで到達するそのビームは、多くの技をガードしてから反撃として確定する性能を持ち、ゆえに相手は途端に動きづらくなりゲームが一変する。(すごいでかいビームでしかも強いから子どもとか見たらけっこう好きになると思う。)

この他のキャラクターたちもとっても面白いのでぜひ見てみてください!個人的にはゾルダートや不律の渋さなんかも好きです。

『エヌアイン完全世界』に触れる「きっかけ」を作りたい

EVO JAPANの大会に参加することはもちろん、観戦だけでも楽しんでいただければ幸いです。また、本大会が多くの人にとって、『エヌアイン』にリンクするきっかけになってくれればと思います。「EVO JAPANのサイドトーナメントでやっていた『エヌアイン』ってどんなゲームなんだろう」、「なんか盛り上がってるよくわからんゲームがある」そう思って興味を持ってくれる人が出て、始めてくれたりなんかして、シーンが活性化したら嬉しいですね。観て楽しいと感じたら、遊んでみても、きっと楽しいと思います!
とりあえず、そう思ってもらえるだけの手は尽くしました。当日エントリー(定員あり)も受け付けますので配信・ご参加ともどもよろしくお願いいたします!
EVO JAPANエヌアイン完全世界世界大会配信URL(twitch)

EVO JAPANエヌアイン完全世界エントリーフォーム(当日1/26日まで受け付けます)

ついでに、やってみたいと思った方向けに初心者向けガイドなどありますので、ご参考にどうぞ!スマホからも読めます!
エヌアイン完全世界 スターティングガイド(作成:エヌアイン完全世界フレームデータ調査委員会)
エヌアイン完全世界 非公式フレームデータ集(作成:エヌアイン完全世界フレームデータ調査委員会)

ご質問ございましたらばこちらから!
Twitterアカウント:@nishimuro_2466

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キャラゲーの対戦相手を求めるゲーマーを中心に2015年7月に組織されたゲーミング集団。
遊んだ格闘ゲーム、キャラゲーの数は宇宙一を自負している。
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