【EVOJapan2024】神試合が期待されるサイドトーナメント『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』の見どころと注目選手を紹介!

2024/04/27(土) から開幕するEVO Japanでは、サイドトーナメントというユーザー主催のイベントが多数開催される。本記事では、その中の要注目イベントである『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』の見どころと注目選手をご紹介する。発売から10年以上が経過したにも関わらず昨年のEVOのメイン種目にまでなってしまう人気タイトルには、本作にしかない興奮と、それを支える熱意あるプレイヤーが揃っているのだ。

『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』とは
2011年11月17日に発売された、マーベル・コミックとカプコンのクロスオーバー作品。『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』のバージョンアップ版にあたる作品で、キャラクターや新規バトルシステムなどが追加された。本作のバトルは、3キャラクター1組のチームで闘う形式となっており、バトル中のキャラクターがサポート攻撃を繰り出す”ヴァリアブルアシスト”などを絡めた連携や攻めの自由度は極めて高い。格闘ゲームを代表する”お祭りゲー”のひとつ。ダメージやスピードなど、格闘ゲームの爽快感を司る要素がインフレしまくっており、遊ぶと中毒になるプレイヤーが続出。
トレーニングモードに籠り「おれの考えた連係攻撃を見てくれ」と対戦したくなる傑作。みんなも遊んでみよう。

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△マーベルサイドは、ハルクやキャプテン・アメリカなども参戦。カプコンサイドには、『ストリートファイター』、『ヴァンパイア』、『逆転裁判』など、多数の作品のキャラクターが登場する。

『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』
EVO Japan2024サイドトーナメント

会場:有明GYM-EX
日程:2024/04/27(土) 16:00
エントリーページ:https://tonamel.com/competition/eW8wX
配信ページ:後日URL掲載予定

(記事協力 ABEGENさん:EVO Japan2024『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』サイドトーナメントのオーガナイザー。同タイトルの大会にも積極的に参加する古参プレイヤーで、力強いプレイとユニークな戦術を合わせた見応えあるバトルを見せてくれる。Xアカウントはこちら

発売から12年経っても進化が止まらない!
アルカプはまだまだ面白い

やりこみを続けるプレイヤーの手によって、コンボのダメージが上昇し、崩しのバリエーションがより多彩になってきたこともあり、最初のファーストタッチから勝負が決まるケースも増えてきた。一人目を倒し、二人目も出現攻めで葬るという光景も珍しくなくなってきたが、このことは本作が煮詰まったことを意味しない。『アルカプ』の大会ではいつも、新しい驚きやドラマが提供されてきた。ゼロ、ダンテ、バージルという強力なチームにしても、その戦術の多様化はまだ止まるところを知らない。春麗やモードックという近年注目を集めるキャラも出てきた。「まだまだ掘られていない部分がたくさんある」と多くのプレイヤーは口にする。

△まだまだ限界の見えないアルカプ。いまだに新規プレイヤーも増えているとか。興味のある方は是非プレイを!

『アルカプ』は3人1組のチームで戦うゲームだが、3人強いキャラクターを集めればいいというわけではない。”ヴァリアブルアシスト”や”ヴァリアブルコンビネーション”などの、サポートキャラを活用するシステムが多いため、控えのキャラクターとのシナジーも重要になってくる。このシナジーというのが本作を実に奥深く、無限の可能性を持つものへと引き上げている。たとえば、レジェンドプレイヤーであるジャスティン・ウォン氏が過去に大会で披露した【ウルヴァリン、豪鬼、ストーム】というチームは、キャラクターの単体の力だけでみると、最強ランクに位置づける人は少ないだろう。しかし、この3キャラのシナジーはというと、猛スピードのウルヴァリンのワンタッチから、どんなキャラクターでも倒してしまう驚異的なものになっている。こうしたシナジーの掘り下げが、新しい可能性を見せてくれるという探求の面白さはいまだ健在。そして、見慣れたチームであっても、プレイヤーによって、そして時期によって全く異なる戦術を戦いへと持ち込んできたりする。

▲ヴァリアブルアシストを使うことで、戦術の幅が大きく広がるのが『アルカプ』の面白さ。単発では見返りの小さい中段攻撃も、アシストと併用すれば強力なコンボ始動技となることも。で、場合によってはここから一人消えます。

注目選手を紹介!

ここからは、サイドトーナメントに参加する注目選手を紹介する。同じチームのプレイヤーもいるが、戦術が大きく異なるのも『アルカプ』の面白いところ。各選手の特徴や経歴を知っておけば、より観戦が楽しくなるかも。

Jibrill(ゼロ/ダンテ/バージル)

現在世界一と目される「ゼロ/ダンテ/バージル」使いで、Evo2023のチャンピオン。 コンボ判断、立ち回りの緩急、硬い防御と、攻めの激しい本作で安定感をもたらすための要素を突き詰めており、大会でも硬い強さを発揮することが予想される。ABEGEN氏はEvo2023 TOP 6 の前にコンボ練習していたところを見たそうで、高難度コンボの「雷光ループ」を左右ノーミスで15分やり続けていることに驚愕したとか。

▲通称”ゼロメイクライ” と呼ばれるチームで、現在の環境最上位に位置するチームとされる。とはいえ、ゼロの操作難度が高く、簡単には使いこなせないチームでもある。

KaneBlueriver(ハルク/ハガー/センチネル)

チリからきたパワーキャラの王。Evo2015チャンピオンで、以降も結果を出し続けており、本大会でも上位入賞が期待される。同じチームを発売から使い続けた氏の凄まじいコンボ判断力や、セットプレイの仕上がりは必見。立ち回りが厳しい組み合わせでも、我慢を重ねたワンタッチから体力を溶かして勝利することも珍しくない。また、ポケットピックとしてウルヴァリンを先鋒にしたチームも持っているため、試合の流れによってはこのチームが見られるかも。

▲重量級は立ち回り面で苦しい思いをするシーンも多いが、ひとたび攻めに入れば相手を圧殺する理不尽さも併せ持つ。このゲームの重量級の試合、本当に爽快で面白いです。

Noel Brown
(ドーマムゥ/ドゥーム/フェニックス or ウルヴァリン/ドゥーム/フェニックス)

MVC2からプレイを続ける古豪で、最近ではCEO2023で準優勝という結果を出している。リスクの少ない、徹底した立ち回りを得意としており。有利キャラに対しては指一本触れさせないほどの「寒さ」を誇る。多種多様な動きを見せるキャラクターが存在する本作において、立ち回りで安定感を出すのは至難の業なので、氏のプレイから学べる部分も多いのでは。なお、「フェニックス」は「ダークフェニックス」化をすると最凶キャラの一角と化すが、その分ダークフェニックス化をさせない動きや、ダークフェニックス対策が練り上げられている。その環境で、どのようなプレイが見られるかも注目だ。

時代の流れで数は減ったが、変身してしまえばぶっちぎり最強の”ダークフェニックス”。「ダークフェニックスになられたら終わり」な状況も多いが、最近では「ならせないようにする」対策も多い。

VGD(ウェスカー/センチネル/ハガー)

アジア大会の番人とも呼ばれるマルチゲーマー。アジア地域にきたほか地域のプレイヤーをたびたび返り討ちにしており、今大会でもその力強さが期待される。機動力の高いウェスカーとその後ろにパワーキャラ2枚を組み合わせたチームを使用する。ウェスカーは『UMVC3』ではレアなキャラクターとなってきたが、立ち回りの制圧力はかなりのもので、そこにセンチネルとハガーのアシストが加わることで、攻防共に大幅な強化が見込める。チームバトルならではの絶妙なシナジーを見られる可能性も高そうだ。

▲レアキャラは、プレイヤーの数が少ない分、対策されにくいという強みもある。動きの自由度+アシスト選択により、戦術の幅が広いため、1vs1形式のゲームよりも対策が困難なのだ。

スピカ(ゼロ/ダンテ/バージル)

直近のオンライントーナメントのほとんどで優勝しており、現在日本最強と目されるプレイヤー。Jibrillと同じチームを使っていることもあり、直接対決がトーナメントで実現する可能性もありそうだ。このチームの使い手らしく、緻密な立ち回りを得意とするプレイヤーだが、場面によって力強いプレイへと切り替えられる度胸の強さも見どころ。

▲溜めることで強くなる飛び道具を持つゼロ。溜めながら戦うには慣れが必要だが、上級者が使いこなすととんでもない”圧”を持つ技となる。いろいろ貫通するうえ、ここからキャンセルで次の技も出せちゃいます。

ミヤ(モードック/ドゥーム/ダンテ)

レアキャラのモードックを100%乗りこなす男。EvoJapan2023覇者。モードックの変幻自在な動きと、このキャラクターならではの崩しは、ギャラリーを沸かせること間違いなし。相手の操作が反転する”ジャミングボム”が当たったあとは、「このキャラマジ?」となるような展開が見られるはず。モードックを活かしたチームだが、後ろの2キャラも独特な立ち回りとセットプレイを有しているのでそこにも注目。

▲このキャラ実はやばいよね…から、近年ではこのキャラやばいに昇格したモードック。地獄のようなセットプレイと、ユニークな立ち回りを併せ持つスゴキャラだ。

AMTRS | RF(モリガン/ドゥーム/バージル)

ローリスクな立ち回りのモリガンを軸に、逆転力のあるバージルを添えた「モリドゥーバーチーム」の第一人者。全部のゲームが強い人として知られる氏のアルカプは年々進化を遂げており、大会でのアベレージも高い。モリガンの分身技”アストラルヴィジョン”を発動してからのシューティングやラッシュはこのチームの大きな見どころの一つ。ソウルフィストに触れることで、ハイパーコンボゲージを削られるため、対戦する側は弾幕を掻い潜るように戦う必要がある。

▲モリガンの分身技からのシューティングは格ゲーにおいて”弾幕”と呼ばれるほど強力。ただし、捕まってしまうと一瞬で倒されてしまうことも多いキャラクターなので、安定して勝つにはかなりの立ち回り力が求められる。

ずーろー(モリガン/ドゥーム/バージル)

現在のUMVC3シーンを大会運営等も含めて引っ張っている「つよい」コミュニティーリーダー。発売から10年以上が経つ本作だが、日本でも海外でも、熱いコミュニティリーダーを中心に勝負や大会シーンが盛り上がっている。プレイヤーとしても活躍しており、EvoJ2023では3位の成績を残した。長年のやりこみによりモリドゥーバー3キャラ全てを高いレベルでこなす。マニアックな状況からのコンボ判断に秀でており、もつれた状況から試合を決めに行く試合巧者でもある。

▲バージルがいるチームは、このゲームを象徴するシステム”X-Factor”の爆発力がさらにとてつもないことに。これを発動したバージルは誇張抜きに宇宙最強キャラクター。刮目せよ。

サイドトーナメント主催
ABEGEN氏のコメント


ここで紹介した以外にも、まだ見ぬ海外のプレイヤー、新規で始めたプレイヤー、久しぶりに会える古参プレイヤーなどなど総勢48名が集う大会となりました。選手の皆さん、来場して見に来てくれる皆さん、そして配信をご覧になる予定の皆さんが楽しめる最高のイベントとなるよう頑張らせていただきます。それでは4/27に会場でお会いしましょう!

WHEN’S MAHVEL?
NOW!!!

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