【KOF14】今夜勝ちたい『THE KING OF FIGHTERS XIV』

24時間営業のゲームショップがあるハイセンスシティ・徳島に住んでいる浅葉・34歳です。
昨日、23時くらいから、ナカジマが『KOF14』を「買いにいこうぜ!対戦しようぜ!、逃げるなよ!」とチンパンジーのようにうるさかったので、パッケージ版を購入しました。
おれはダウンロード版にだけついてくるナイトメアギース衣装がほしかったのに!

△50以上のキャラクターが登場する『KOF』シリーズ最新作がついに発売!

△50以上のキャラクターが登場する『KOF』シリーズ最新作がついに発売!

12時40分から開始な!ということで、少しの間トレモをしていざ対戦へ。
体験版を少し遊んではいたものの、がっつりと対戦するのは今回が始めて。
しかも、担当チームわけ会議で決めたキャラクターは、体験版にいなかったキャラクターがほとんど。

【KOF14】『THE KING OF FIGHTERS 14』の担当チームを決める会議(Goziline)

1時間にも満たない練習時間では、対戦が盛り上がらないのではと思っていたのですが、このゲーム、凄すぎました。
ある程度状況を把握して、ただその技を繰り出しているだけで”圧”を放つ技のオンパレード。
20年近く前、『THE KING OF FIGHTERS』の95や96を、ヤンキーやサラリーマンと対戦した日々のことを思い出しました。

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△歴代シリーズの中でも、かなり入り口の広い作品になっている『KOF14』。

皆が求める『KOF』がどうなのかはわかりませんが。
おれが、ナカジマが、ゴジラインが求めていたのはこの『KOF』だった!
入り口が極めて広く、それでいて、やりこみの奥行きがはかりしれない。

今回の記事では、そんな我々が、昨日の数時間の対戦の間に見つけた”スゴキャラ、スゴ技”を紹介します。もしかしたら今日紹介したキャラクターや技も、一週間もすれば対策されて、実は弱かったということも十分にありえますが、『KOF96』で、ヤンキーのつかってくるラルフ、クラーク、チンのように、初日では圧を放つこと間違いなしな技を紹介します。

彼氏彼女の飛び道具事情

発売前に配信された体験版や、イベント等で話題になったように、『KOF14』は”飛び道具”がとにかく強力です。飛び道具の判定がやや大きめで、かつ隙が小さいため、不知火舞の花蝶扇やアンディの飛翔拳は、遠距離から繰り出したり、適当にキャンセル技として繰り出すだけで、相手にかなりの”圧”をかけられます。

△花蝶扇をいやがってラインを下げる相手には、ダッシュやジャンプであっという間に画面端においこんでいけます。

△飛び道具をいやがってラインを下げる相手には、ダッシュやジャンプで画面端においこんでいけます。

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△シリーズではそれほど強いイメージのなかった飛翔拳ですが、今作のものは”ガチ”です。彼女の不知火舞ちゃんの飛び道具を見て、これではいけない!と修行したのでしょうか。

アンディと舞は、ダメージをとりやすい連続技も持っているので、今作を格闘ゲームとしてやってみたいという方にオススメです。

異世界の技に酔いしれる

ガードさせても反撃を受けない突進技は格闘ゲーマーのロマン。
そう考える人にオススメなのが、『サムライスピリッツ』界から参戦してきたナコルル
異世界チームというチームに所属する彼女ですが、突進技・アンヌ ムツベの性能は異世界の圧を感じます。

△アンヌ ムツべはスピードの速い突進技。『KOF』はダッシュが移動の軸になるので面白いようにあたります。普通こういう技は、ガードされると大きなリスクが生じます。

△アンヌ ムツベはスピードの速い突進技。『KOF』はダッシュが移動の軸になるので面白いようにあたります。普通こういう技は、ガードされると大きなリスクが生じます。

△しかしここは『KOF』であり、この技は異世界からの贈り物。アンヌ ムツべ派生をガードさせるとスゴイ勢いで後退します。

△しかしここは『KOF』であり、この技は異世界からの贈り物。アンヌ ムツベ派生をガードさせるとスゴイ勢いで後退します。

アンヌ ムツベそのものはガードされると大きな隙を生じますが、派生を出せば相手との距離が大きく離れます。アンヌ ムツベにガードキャンセル前転をかければ反撃が間に合いそうだったので、やりこみ勢の方は反撃を調べてみてください。ちなみに、アンヌ ムツべを警戒している相手には、当然ダッシュやジャンプが活きるはずですし、鷹のママハハを使った”飛び道具”扱いの技も効果的です。
地上だけでなく、空中からの突進技にもキュートなものが多いのも本作の良いところ。新キャラクターのミアンちゃんは、美宴弓という技の派生行動として、空中から攻撃判定出っ放しの突進蹴りを繰り出してきます。この手の空中からの突進蹴りは、ガードされると後方に跳ね返ったり、判定そのものが小さく、通常技で落とされたりするのですが、ミアンのものは突進技の攻撃位置をボタンの強弱で微妙にずらせるため、非常に強烈です。

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△昨日の対戦では、”対策がありそうだけど、すぐに出てくるレベルの対策ではない”、今夜勝ちたい技認定が下されました。

また、今夜だけ通用する技ですが、ククリのワープ技”幻影砂陣”もお試ししていただきたい技のひとつです。この技、ボタンによって出現位置が変わる技になっていて、なぜかワープしたあとに攻撃判定を残して移動します。

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△砂を使った攻撃を繰り出す新キャラクターのククリ。ワープ技とリーチの長い必殺技と使い分ければ、相手を幻惑するような戦い方が可能です。

昨晩の対戦では、このワープ技”幻影砂陣”を連打する小学生のような戦法をナカジマがとったところ、配信のコメントに”鳥取テレポート”という素晴らしいネーミングをいただきました。砂丘の偉大さを感じる戦術として、是非今夜お試しください。

人間をやめた男の戦い方
生MAXモード発動

『KOF14』は、パワーゲージが1本以上ある状態で、B+C同時押しをすると、MAXモードという状態に移行します。MAXモードは、一定時間持続し、効果中は発動中にEX技を繰り出せるようになります。通常技からキャンセルして発動することも可能で、通常技→特殊技の流れでヒットを確認し、MAXモード発動を挟んで、そこからの大ダメージコンボで一気に相手を倒してしまうという流れは、前作にあたる『KOF13』でもよく見られた光景でした。

△キャンセルMAXモード発動を絡めたコンボは『KOF14』の華。今回は難度も低下し、ある程度練習すれば、ド派手なコンボが楽しめます。

△キャンセルMAXモード発動を絡めたコンボは『KOF14』の華。今回は難度も低下し、ある程度練習すれば、ド派手なコンボが楽しめます。

今作でもこの戦術は非常に強力で、キャンセルMAXモード発動を絡めた連続技の難度自体は、大幅に低下しているので、狙いどころはたくさんあります。しかし、我々が昨日対戦した段階では、トレモの時間がほとんどとれなかったったので、安全な位置でMAXモードを発動し、強いEX技を連打するという戦術にいきつきました。全ての技がそうというわけではないのですが、EX技にはローリスクハイリターンなものが多く、振り回しているだけで”圧”を与えられるものも珍しくありません。

△パワーゲージが一本でも溜まったらおもむろにMAXモードを発動。

△パワーゲージが一本でも溜まったら安全な状況でMAXモードを発動。生発動は、キャンセルで発動するよりもMAXモードのゲージが長くなるのが特徴。

昨日見つけたEX技の中で圧を放っていたのは、マチュアのEXデスペア、チン・ゲンサイのEX回転的空突拳、レオナのEX Xキャリバーあたり。ラブ・ハートにもなにやら危ない技があると聞いたので、これからまだまだたくさん出てくるでしょう。

△EXデスペアーは動作途中に無敵があるらしく、ガードされても反撃をうけないスゴ技。

△EXデスペアは動作途中に無敵があるらしく、そのうえガードされても反撃をうけないスゴ技。とはいえ、この技は『KOF13』から存在し、そのときは当たれば永久コンボに持ち込めるとんでもない技だったので、今作はマイルドになったともいえます。

ナカジマ「EXデスペアすごすぎない?最強技なんだが」
浅葉「坊主、『KOF』は初めてか?この技『KOF13』でもあって、そのときはあたったら永久コンボまでいけてたんだぞ。この技、開発の確信犯だよ」
ナカジマ「マジかよ」
浅葉「ただ、リターンは落ちてるけど、MAXモード中に連発できるから、『KOF13』の試合中に飛んでくる数の10倍くらいをさばききらないといけないね」
ナカジマ「おれも生発動のつええ技探すわ」

△チンのEX回転的空突拳は、距離がある程度近ければ相手の裏に回りつつ攻撃します。あまりにも裏周りが早いため、慣れていない人には100回当たります。

△チンのEX回転的空突拳は、距離がある程度近ければ相手の裏に回りつつ攻撃します。あまりにも裏周りが早いため、慣れていない人には100回当たります。

以下に、EX技を雑に使うケンちゃん(舞)vs浅葉(チン)の試合動画を貼っておきます。対策はもちろん、EX技からの追撃も適当ですが、”圧”は十分に感じられるはず。

人類vsチンパンジー

4時間に及ぶ激闘を繰り広げた結果、使う技の数が次第に減っていく浅葉とナカジマ。
そしてそれに追随するように、最初はコンボを狙おうとしていた大久保ゴジラも、生MAXモード発動をして襲い掛かってくるようになりました。ネオジオフリークライターという、古の称号を持つ男・ケンちゃんも、後半は不知火舞で3つくらいの技で戦い始め、テリーが好きと豪語するがちょは、アンディの飛翔拳とジャンプ吹っ飛ばしを執拗に押しつけてくる。
5人のチンパンジーがハシャギまわる深夜3時。
回転王だけが、「ガードキャンセル前転で対策できそう」、「しゃがみ弱Kからのコンボを練習しないとな」などと、人の形を留めていました。
昨日の対戦模様で一番ホットだった回転王(ネルソン)vsナカジマ(ミアン)のカードは、まさに、人間vsチンパンジーの戦い。「『KOF14』はおれを怒らせた」と吠えた回転王は、人間とチンパンジーの道、どちらを選ぶのか。
今日以降の回転王のバトルスタイルに注目です。

プレイインプレッション(浅葉)
『KOF』の魅力あふれる一本
昔を知る人にも遊んでほしい

個人的な感想ですが、格闘ゲーマーとしては、非常に遊びやすく、技を出しているだけで楽しい作品になっています。しばらくの間、ゴジラインでは、自分が楽しい戦い方を模索して、ガチャガチャと対戦することになりそうです。
最初にも少し書きましたが、今ほど情報の回ってくる媒体がなく、自分で見つけたものや、見ようみまね、口コミでまわってきた戦術を武器に対戦して、上達しているのかどうかはわからないけれど、とにかく楽しかった対戦模様のことを思い出さずにはいられないゲームです。
『KOF95』、『KOF96』、『KOF97』、灰皿を投げてくるヤンキーや、仕事帰りのサラリーマンの人と、「ふざけんなよこのワンパターンな戦術」と思いながら、自分も同じようにワンパターンな動きを繰り返してバチバチ対戦していたあの頃の感覚が蘇ります。
この『KOF14』は、しばらくの間、「ふざけんなよ」が飛び交う、熱い戦いを楽しめるはず。
ライトに遊びたいという方は、自分たちがやっている、チーム縛りという遊び方もオススメです。
買うなら間違いなく今。
あのとき『KOF』を遊んでいた人にこそ遊んでほしい!

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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